秋葉Tシャツの兄と面接へ行く妹
妹の共同生活2日目
絶賛お金の作り方を調べていた。
そしてふたりでポテチ片手にネットを徘徊すること、早30分。
「見つけたぞ!!!妹よ!!!』
「私も見つけた!!!!」
「おお、そうか、なら2人で同時言おう」
「うん!いくよ」
「おお」
せーの
「宝くじのアルバイト!」「宝くじ!」
「同じだね・・・!まさかお兄とかぶるとは。」
「兄弟だな俺たち」
「じゃ、電話するね!」
「任せた!」
妹が慣れた手つきでトゥルルルルとかけてくれた。
「もしもし」
「はいもしもし」
「もしもし」
「はいはいもしもし」
「あの、バイトのため電話しました」
「はいもしもし」
「それで明日面接できますか?」
「はいもしもし」
「ありがとうございました」
「はいもしもし〜」
ガチャ
「その今のは電話してたんだよな?」
「とりあえず決まったから!」
「おお。。。」
当日の朝7時00
「起きてお兄ちゃん!!!!」
「え!?まさかもうそんな時間か!!!!」
「違うけど!!!!はやく!!!」
「え!?どういうこと???」
「すごい危機に気づいたんだよ」
「なんだ・・・???」
「お兄ちゃんの服がダンボール上がりの服だってこと!!!!」
「そうだった、、、このボロパンの上にボロシャツではまずいよな・・・」
「買いに行くよ、面接の時間は8時だから、1時間以内に服探すよ!!!」
「わかった!!」
玄関を飛び出し、そして五万点んもの商品が集う"もしむら"へ行った。
「ここ、もしむらやないかい」
「だね、ここなら安価で買えるよ、地方ファッションになりがちだけど、草食系は面接で好感度高いはず!」
「なるほど!とりあえず、何円以内で探せばいい?」
「お金は七百円で全部だよ」
「そうか、なら、これとこれだ」
俺は面接で好感度の高い、大人しい服装を選んだはずだった。
一つは三百円のクリーム色の短パン
そしてトップスはアウトレット価格の、、、、ファンキーなTシャツ
「お兄ちゃん、それはやめたほうがいいよ、絶対面接官に怒られるよ」
「いやだが、四百円で買えるのはこれしかなかったんだ」
「どうしよ、、、」
俺の着ているトップスには日本語でこう書いてあった、"働いたら負け"
「仕方ないそれで行こう!時間もないし」
「ああ、フォローは頼むぞ妹よ」
「頑張るね」
そしてファンキーTシャツと一緒に面接会場へ行くのであった。