番外編 ショート2
20時に新章投稿します
ーーーー料理ーーーー
「なあレヴィ」
「なに?」
「私が料理を作ると必ずダークマターが出来上がるだろう?」
「うん」
「以前感想で呪いかかってるんじゃないかと言われたから、教会に行って呪いを解いてもらおうと思ったんだ」
「とうとう感想を番外編に持ってき始めたね。てか、そんな呪いあるの?」
「私はあると思っている。おかしいだろう?普通に料理しただけであんなものが出来上がるなんて」
「うん、怖いもんね。けど、あれから何日か経ったし、今回は上手に作れるかもしれないよ?」
「ふむ、一品作ってみるか」
「なに作るの?」
「ミレリーゲ・アラ・パンナ・コン・イ・ブロッコリ」
「ちょっと待って。なんか凄そうな名前だけど、大丈夫なの?」
「ああ、今回は自信がある」
「そ、そう・・・」
「はい、出来上がりだ」
「うわ、予め用意してたんだ・・・なんで堂々とダークマターを手渡してきたの?」
ーーーー教会ーーーー
「てか、ボク王都に教会あるの初めて知ったよ」
「私もだ」
「え」
「え」
「と、とりあえず教会に行こうよ」
「ああ、そうだな。今日こそ呪いを解いてみせる!」
『本日休み』
ーーーー料理2ーーーー
「やっぱり、私は呪われてるんだ・・・」
「げ、元気だしなよ。また明日行けばいいじゃん」
「こうなったら、綺麗な料理が出来上がるまで何度も練習するまでだ!!」
「うぇぇ?それで作ったダークマターはどうするの?」
「うっ、そうだな・・・」
「おい、ジークフリード!ん、いないのか・・・?」
「兄上、いいところに!」
「おお、エステリーナか」
「料理を作るから、試食してくれないか?」
「もちろんだッ!!!!」
「ただいま・・・え、イツキさん?」
「・・・」
「し、死んでるッ・・・!?」
ーーーー死後ーーーー
「どうもー、怠惰の魔神ベルフェゴールでーす」
『憤怒の魔神サタンだ』
「まあね、番外編ということでね、再び出てこれたわけですよ」
『とりあえずジークフリードを殺しに行こう』
「いや、俺ら死んでるから。そんなことよりさ、俺らが瞬殺されたから、後にジークフリードと戦える敵がいないんじゃないかって感想をいただいたんだよ」
『瞬殺などされていないッ!!!!』
「うるさい怒るなでかいから声響くんだよお前。まあ、まだ見ぬ魔神達もいるからねぇ」
『実はレヴィアタンが出てきた辺りから、ジークフリードVSこの魔神戦はこうなる・・・みたいな感じですでに話はある程度出来上がっていてな。ククッ、後に苦戦するジークフリードの姿が目に浮かぶ』
「ねえ、サタン」
『なんだ?』
「ということは、最初から俺とあんたがほとんど手も足も出ずに殺されるって設定されてたってことだよね?」
『ぬああああああ!!作者ぁぁぁ!!ふざけるなぁぁぁぁぁ!!!』
「うるさいっつってんだろ!!!」
『許さん、許さんぞ・・・!!今すぐ作者を殺しに行く!!』
「無理だよ」
『なにぃ!?』
「ここは二次元、画面越しに三次元には行けないのさ・・・」
『・・・』
「・・・」
『・・・そ、そうだな』
「悲しい現実さ・・・」
『あああ、それにしても怒りが収まらん!!こうなったら今後のネタバレをしまくってやろう!!ウィ──』
ーーーー料理3ーーーー
「そうだ、レヴィ」
「はいはい、また料理作るの?」
「いや、ふと思い出したんだが、レヴィがジークに作った料理もかなり酷かったと思うんだが」
「えー、そんなことないよ」
「ふふふ、なら一品作ってみてくれ」
「む、面倒だけど、しょうがないなぁ」
「何を作るんだ?」
「とりあえず、はいはいはいはい」
「ざ、雑くないか・・・?」
「面倒だからねー、はい、できた」
(す、ステーキからキノコが生えている・・・!?)
「どしたの?」
「い、いや、どうやってステーキの上でキノコを育成したのかと思ってな・・・」
「焼いただけだよ」
「そ、そうか、じゃあ、とりあえず誰かに・・・」
「あら、いい匂いがすると思ったら、レヴィさんとエステリーナさんが料理を作っていたんですね」
「あ、シルフィ!ちょっとこれ食べてみてよ」
「え、なんですかこのお肉からキノコが生えた何かは」
「さあ・・・?」
「ちょ、そんな得体の知れないものを私に・・・や、やめ、口の中に入れな────」
「どう?」
「・・・すごく美味しいです」
「やったね!ほらー、ボクの料理は美味しいんだよ」
「むぐぐ、ならシルフィ、私のも食べてみてくれ!」
「ひぃっ、いつの間に作ったんですか!?やめてください近づけないてくだいぃ!!」
ーーーー狭間ーーーー
「どうもー、狭間の女神アルテリアスです。お久しぶりですね、お元気でしたか?今日はですね、狭間に・・・え、もう今回の番外編終わりですか?ちょ、待ってください、せめてあと少しだけお話させ────ちょっと、こんなに登場回数少ないのにこの仕打ちは酷いですよ!あーー、待って待っ─────」
─────to be continued




