必然の出会い、それはPUNK‼︎
朋也にダチと言われた‥☆
俺は心を震わせながら、朋也とコウジと駅で別れた後、家に帰ってから、朋也の家に向かった。
朋也の家は、中学の学区は隔てでたけど俺の家から近かった。
朋也の家に着いて、朋也の部屋に入ったら朋也が、
「マッ、座れよ」
と言って缶ビールを差し出して、
「一杯しようぜ」
と、乾杯した。
俺も当時ウブかったから、正直、酒の味は分からなかったのだが、この朋也との乾杯した酒の味はたまらなく上手く、五臓六腑にしみわたり、一生忘れない味になった。
それから、朋也が、音楽をかけてくれた。
ぶっちゃけ、中学の時は周囲がヤンキーばかりでガラが悪くて有名な中学で、俺は、自分のことを、
「ヤンキーじゃない!」
と思ってたが、やはり中学の環境なのか伝統なのか、俺は8割ヤンキーで、2割ニワカビートパンクだった。
でも、朋也の私服のファッションとかけてくれた音楽に衝撃を受けた。
俺は、朋也に、
「この音楽って、何て言うジャンルなの?」
って言ったら、
朋也が、
「PUNKだぜ!知らね?THE STAR CLUBって言うバンドだよ」
と、もう、俺はSTAR CLUBのサウンドに、俺は身体中の鳥肌が立って、自分の魂が衝撃を受けて震えた。
この時のことは、一生忘れられない。
また、朋也が、
「烈士、革ジャン持ってねーじゃん?俺の革ジャンやるよ、俺、もう1着あるから」
と言って、ダブルのライダースジャケットをくれた。
これが、俺とその後、一生付き合っていくことになる、PUNK ROCKと、PUNKのシンボルである革ジャンと、また中2からのら付き合いのラバーソールが揃った瞬間であった。
朋也と、色々と語らい、笑い酒を飲んだ。
こんなに笑ったの小学生以来である。
実は、俺は、小5の時と、小学校卒業の時に不運なのか親友が2人転校していった。
でも、朋也は俺に何の躊躇もなく、心から接してくれて、俺が話したことに腹から笑ってくれる‥。俺は、男だから泣かないけど、朋也の俺に対する気持ちに心の中は嬉しくて、また感動して涙で溢れてた。
朋也の家から帰って、朋也が貸してくれた、スタークラブの、Hello!New PUNK'sと、PUNK!PUNK‼︎PUNK‼︎!とロックンロールライダーのアルバムを、もうヘビーローテションで聞いた。もう、言葉では言い表せない、衝撃を受けて、また、魂に響いて、何て言ったらいいのだろう?スタークラブのVo.のHikageが、今まで、中学の頃からずっと俺の中にあったフラストレーションを代弁してくれてるかのように、パンクなノイズに歌詞で、もう、だだ、だだ、俺の魂は震えて感動して熱くなり、また、Hikageのメッセージで、俺の魂が、言葉に表現されて、俺は、
「もう、俺の生き方はコレしかない‼︎」
と思い、その時すでに俺は、PUNKになってた。
この時に、朋也に貸りたアルバムの中に、俺の人生を変える事になった、
「The Last Right」「Radical real Rock」「Rock'n roll rider」
と言う曲があった。