メランコリーな日々
中学の同級生にダチと言える友達はいなかった。でも、1人でいて、孤独を感じたことはなかった。どうせ、上っ面だけの友達なんて、こちらから願い下げだと思ってた。中には、テメーが、一番だと、威勢だけで、イキがってイバリ散らしてる野郎もいたが、誰が学年で、一番ケンカが強いかとか、興味がなかった。また、ツルんでないと何も出来ないのに、頭数だけ増やして、エラそうな事を言ってきたりするヤツもいた。でも、相手にしなかった。ケンカに自信がないわけではなかった。俺は、どちらかと言えば腕力が強い方で、子供の頃から、近所のガキ大将だった。
一度、その威勢のイイだけの連中の一人が、チョッカイをかけて来て、つい、イラっときて、そいつを、殴ったことがあった。でも、そいつは、こちらが思ってる以上にビビッてて、
これは、ケンカの相手にならない⁈ダメだと思ってやめた事があった。
その後、また、頭数揃えて教室に来たが、相手にしなかった。言いたい放題言って、同級生の間で、俺はケンカも出来なく、弱いヤツだと言いふらしてたが、何とも思わなかった。
ケンカするんだったら、やっぱり、強いヤツとして、手加減なしに思いっきりしたいと思ってた。
同級生には、ダチはいなかったが、イッコ上のヤンキーのエリートみたいな先輩には、目をかけられてた。
イッコ上のヤンキー姉ちゃんのグループにも、かわいがってもらってた。
また、イッコ下の潤というヤツが、ケンカが強すぎて、周りの同級生がビビって、上っ面は、潤に周りのヤツは、友達面をするのだが、カゲで潤の事を、「アイツ、ヤバイから、関わんなない方が、イイぜ」って言われてて
、潤、かわいそうだなと、思って、また、同じような悲しみを背負ったモノ同士、いつの間にか、気心知れる仲になり、自然と、ツルむようになった。
学校では、そんな感じだった。