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テストタイマン

7月初旬、とある日、学校で休憩時間、女の子が、女クラから来て、

「烈士くん、お話しようよ!」

と、話しかけてきた。

俺は、

「イイけど、アンマ、ペチャクチャ、しゃべるの好かねーんだけど、、」

と、

そしたら、マキちゃんが言ったのだろうか⁈

学年で、噂になってたらしく、

「烈士くんと、一緒にいても、烈士くんずっと、ギター弾いてばかりで、、」

と、そんな噂が流れてたらしい⁈

俺は、内心、全然気がついてなくて、いや、そんなつもりはなかったんだけどな、俺は、ギターばかり弾いてるとか、思われてたんだ‥。自然なルーティーンなんだけど、、やべーな⁈女子分かんねー⁈

と、面食らった。


そして、期末テストがやってきた。


朋也と、夜、街のメインストリートの時計台でタムロしてた時に、俺が朋也に、

「朋也、今度の期末テスト、ガチで、受けて合計点で、勝負しねー?」

って言ったら、

朋也が、

「別にイイけど、頭に筋肉つけて、どうするんだ⁈」

と、とりあえず、勝負することになった。

俺は、内心、

「俺は、中坊の頃に、偏差値70まで、上げたこと、あんだぜ、朋也、ゼッテー、ビビる笑」

と、腹に笑いを含め、朋也と、期末テスト合計点で、勝負することになった。

しかし、さすがに、高校入ってから、全く勉強してなかったので、高校の勉強が分かんなかった。

しかし、勝負は、勝負。

男同士、勝負が、かかったら、負けらんねーと、思い、朋也の家に泊まり、ガチで、徹夜で勉強して、ヤマを張ることになった。

しばらくは、意味分かんねーと、久しぶりのアタマの運動にアタマがついて来なかったが、どうやら、ノッてきて、集中力が出てきて、勉強に集中していた。朋也は、ベッドの上に寝転びながら、片手で、教科書を見ながら、勉強してた。夜の23:00が、過ぎた頃だろうか?朋也は、爆睡した。

俺は、

「やったぜ!この勝負もらった‼︎」

と、思い、朝方、4:00まで、勉強した。


期末テスト当日、テスト開始。

周囲は、異様に見えたと思う。いつも、寝てる俺が、気合い入れてテストをしてるのだから。

俺は、

「朋也に、負けらんねー!」

と、ガチでテストをした。


期末テストが、終わり、めずらしく、家のリビングで、ソファーに寝転びながら、リビングで、テレビを見てたら、お袋が、

「烈士、あなたに電話よ!」

と、言われ、

「誰だ⁈」

と思って、電話に出たら、

俺の高校のあるトコのテリトリーの、族の奴らからの、ケンカの呼び出しの電話だった。

「22:00に、◯◯駅まで出てこい‼︎」

と、言われ、メンドクセーなと、思い、

「明日、学校終わってからだったら、イイぜ‼︎」

と、言ったら、相手の族が

「明日、15:30だ、バックれんじゃねーぞ‼︎」

と、言われ電話を切った。

そして、次の日、学校が終わり、ケンカの待ち合わせ場所に向かった。相手は、2人だと、思ったから、朋也にも、誰にも言わなかった。

待ち合わせ場所に着いたら、

「何だこりゃ⁈四輪6台に、単車15台に、後、学校のヤンキーの奴らも、いるじゃねーか⁈後、族のOBまで、出てきてるじゃねーか⁈それも、鉄パイプに、木刀持ってんぞ⁈」

と、内心しくったなと思い、

「やべーな、1人じゃ、無理だな⁈どうしようか⁈」

と、思い毎朝一緒にツルんで、学校行ってる先輩に目線を送るも、相手の数にビビッて、シカトしてスルーされた。

「仕方ねー!やるしかないっしょ‼︎」

と、思い、俺は、前へ出た。

そしたら、相手の族の特攻隊の奴が、かかってきた。

俺は、腹くくって、かかっていこうとしたら、後ろから声が聞こえた。

朋也だった。

「烈士、気を使うんなら、ゼニ使ってくれよ笑 まっ、オメーが金ねーのは、俺が一番知ってんけどな苦笑」

と、いい、朋也が仲間に加わった。

俺は、

「いや、相手2人くらいだと、思ってたから、楽勝かなと、思ったんだけど、来てみりゃ、武装した大名行列よ苦笑 笑っちまったぜ‼︎」

と、言って、もう、その後の記憶はない。生まれて、初めて、我を失って、本気でケンカをして、暴れた。


40分くらい、過ぎた頃だろうか⁈

俺が、

「朋也、大丈夫か?」

と、全身ヅダボロになって、地べたに倒れながら、朋也に声をかけたら、

「大丈夫だ、俺は、15人は、やったぜ‼︎あとは、覚えてねーけど」

と、朋也が言って、

俺は、

「俺は、10人くらいかな⁈」

と、言い、ツラをボコボコにした顔で、2人で、電車に乗り込んだ。


次の日、あまりにも、何もなかったかの様に登校した俺たちに、昨日のケンカの中にいたヤンキーが焦ったみたいである。


どうやら、Poliが動いたらしい。まずは、Poli署へ、連れてかれ、事情聴取された。


で、学校へ戻り、生活指導に何があったかを聞きこまれた。別に答える義理もねーから、シカトしてたら、6時間聞きこまれた。

生活指導が、

「暴走族との、ケンカ沙汰なんて、前代未聞です、本来なら、問答無用で、退学なのですが、今回問題を起こしたあなた達は、入学試験で、1位と、2位でした。校長は、あなた達が、今後、心を入れ替えて、勉学に励むのでしたら、停学処分に見ないわけでも、ない。」

と、聞き、俺は、

「今、何つった⁈1位と2位⁈」

と、聞き教室に帰り、トイレに行って、ションベンしてたら、昨日混じってた、ヤンキーの1人が来て、俺に、

「絶対チクんじゃねーぞ!」

と、言って、俺は、

「オメーみたいな、ザコ、チクッて、どうすんだよ笑 笑わせんじゃねーぜ‼︎」

と、言った。


そして、朋也の家で、朋也とテストの点を見せ合い、確認したら、俺は、平均点90点以上だったのだが、朋也は、平均点95点以上だった。


入学試験、1位は、朋也で、2位が俺だったというのは、言うまでもない。




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