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第11話 水ようかんと葛アイス

葛アイスの配合と作り方を間違ってたんで、修正しました

「はい、始まりました。趣味を楽しむコーナーです!」

「なんか、久しぶりだねー」

「中々こっちまでは手が回らないからね。見る人も少ないし」

「悲しい現実だ」

「そんな事より! 今回はコレ」

「これって、水ようかん?」

「そう! 夏の和菓子の定番、水ようかんだ」

「あたし、どっちかって言ったら蕨餅の方が好きかな」

「・・・今日は水ようかんです!」


「気を取り直して、材料はこちら。 ドン! これは基本配合だから、量は調節してね」


 ・こし餡    600g

 ・グラニュー糖 200g

 ・寒天       6g

 ・水      800g

 ・葛        7g


「葛って何で使うの?」

「離水を防ぐためです」

「離水って?」

「水が染みでてくる現象ですね」

「何でそんなこと知ってんの??」

「秘密です」

「さあ、作っていきましょう!」


 ここからは、ワタクシ折井智子はお送りします。ゲストはこのお二方『堀田紫乃』【宮藤亜香里】でお送りします。

 まずは鍋に水を張りました。そして、ボールに入れておいた葛に、その水を少し取り葛と合わせた。【所謂、水溶き葛ですね】 そして、鍋の水に寒天を入れてかき混ぜる。そして火をつけた。そのままかき混ぜていき、沸騰したら砂糖を入れると。これ実況いるのか? まあ始めちゃったものはしようがない。やり切る迄! 『さすが実況のプロだね』【何のプロなんだか】


 さあ、さらに沸騰したら漉し餡を投入だ。そのまま溶かすようにかき混ぜてるぞ。《りんも汗だくだね》【和菓子は火を使うからね】

 そして、沸騰したら火を止めた。これで終わりか?

 ここで水溶き葛を入れて、さらにかき混ぜる。


 「おわりー。あとは容器に入れて冷やすだけ」


 はや!! そんな簡単に出来るの? まあ、簡単に美味しいのが出来ればいいか?


「冷蔵庫に入れて、と。よし、これで一時間くらい」


 長!! ずいぶん冷やすんだな!


「直ぐには固まらないからねー、これだけ熱いとねー」


 〜一時間後〜


 さあ、もう固まったでしょう。りんが冷蔵庫から出して来ました。ふむ、見た目は普通の水ようかんだね。

 実食します! あむ・・。まあ、美味しいですね。


「なんか反応薄いなぁ。美味しくなかった?」


 美味しいよ。美味しいんだけど、この暑さ! 氷菓子が食べたい! 『だよねー』【今日は三十九度予想だって】

死ぬわ! というわけでりん! 氷菓子をよろしく!


「突然だなー。まあいいや。じゃあ、葛アイスを作るかね。配合はこちら、ドン!」


 1、澱粉と寒天の混合粉    25g

 2、グラニュー糖      200g

 3、水           540g

 4、粉寒天           3g

 5、ジュース        200g

 6、シロップ        100g


「これも基本配合だから、量は調節してね」


 この混合粉って何? 


「正式名称は有るんだけどね、ここでは言えないのよ。気になる人は、イナ◯ルの露◯って調べてね」


 伏せ字をしても分かりそうだな。【伏せ字の所を空欄にしてネット検索したら一発で出て来た】 伏せ字の意味がないなー。


「じゃあ、作っていこー。まずは鍋に3と4を入れて寒天を溶かします。そして、別のボールに砂糖と混合粉を入れて粉体混合します」


 粉体混合って何?『聞いたことないね』 【専門用語かな】


「粉のまま擦り合わせることです。合わさったら、そこに寒天水を入れます。そしたら、ホイッパーでダマにならないようにかき混ぜていこう。


 コツは?


「最初は鍋の中心で、素早く小さな円を描くように混ぜていって、徐々に円を大きくしていくんだよ。最終的に、鍋の壁に擦り付けながらかき混ぜるんだ」


 へぇ〜


 そして、別のボールに5の今回はオレンジジュースと6のシロップを入れます。」


 シロップって?


「果物の缶詰のシロップだよ」


 あー、あれね。


「それでは火をつけます。強火でなので焦げやすいので、鍋の底を削ぐようにヘラを動かしていきます」


 熱ーー!!! 鍋から跳ねた!! 手に付いた!! 手が赤くなっちゃった! 火傷、火傷!! 『智子! 大丈夫!!?』【はい、ポーション!】 ありがと〜。あー熱かったー。


「このように、火傷の可能性があるので、十分注意しよう」


 冷静に解説するな! 


「基本配合の時は沸騰したら、弱火にして三分間ヘラでかき混ぜましょう。量を調節したら、沸騰時間も調節だからね」


 了解ですー。


「火を止めたら、ジュースとシロップの混合液を入れて全体的に合わせます。合わさったら、100均で買って来た棒アイスを作る容器に入れていきます。入れたら冷凍庫で凍らせて出来上がり」


 おー!(パチパチパチ) どれくらいで凍るの?


「数時間かな」


 ・・・やっぱり時間がかかるねー。


「そんな時のために、作っておきました! さあう食べよう!」


 やったー! 『さすがりん!』 【ごちになります〜】


 ピンポーン


 誰か来た。 あれ? 悠里!? 〈りんからお誘いを受けたんだけど、何やってたの?〉 和菓子作りの動画を撮っていたんだよ。《で、水ようかんと葛アイスをを作ってたんだ》 〈へぇ、美味しそう。上手くできたの?〉 今から実食なのだ。悠里も食べるでしょ? 〈食べる! いやぁ、いいタイミングで来たなー〉


「はい! 事前に作った葛アイス。どうぞ」


 いただきまーす。・・・真夏はやっぱり氷菓子だよねー。【うん。美味しー】『りん、また作って』〈幸せ〜〉


「副材料はジュースだけじゃなく、果物を入れてもいいからね。果物を入れるときは、容器に果物を入れて、それに葛を流そうね。それじゃ、今回はここまで。ではではー」


   〜   〜   〜   〜   〜


「はい、終わりっと。あとは編集してアップするだけだね」

「みてる人は少ないけどねー」

「趣味でやってるんだから良いんだよ」

「悠里は、何かないの? 趣味」

「えー? んー。趣味で小説をネットに投稿してるくらいかな。みんなは?」

「わたしはサイクリングかなー」

「あたしは、釣りだね!」

「アタシは特に思いつかないかな」

「ところで、ここって秋次の家だよね? 何で?」

「撮影道具があるのってここだからね。それにお母さんの許可は貰ってるし」

「秋次は?」

「用事で出掛けてる」

「はぇ〜。もう完璧嫁だねー」

「だから、悠里もだってば」


「次は何をしようかなー」

「みんなで考えないとねー」

「そうだねー」

『ねー』

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