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追放
かつて勇者パーティで俺は最年長のうえにケガであまり活躍できなくなっていた。
今でこそ平穏な生活を送っている俺だが、昔は奈落の底だった。
勇者パーティを追放された俺は食うにも事欠くありさまだった。
俺は勇者パーティで一番の年長であるにも関わらずケガからお荷物になっていた
のだ。
パーティのリーダーの勇者から
「お前はもういらない。明日パーティを去れと言われた。」
さすがに長い間旅を重ねた仲間との突然の別れはつらいものがあった。
そんな時に出会ったのが、この村の村長だ。
彼は村で余っている土地を無償で提供してくれた。
さらに、仕事まで紹介してくれるというではないか。
正直、最初は怪しんではいたが今は感謝しても仕切れない恩がある。
だから、こうして畑仕事をして少しでも恩返しをしているというわけだ。