私達の花園です
北の大都市、東の小国を超えてさらに東の宗教国家へとたどり着く。宗教国家と言ってもお固い雰囲気はない。教会はいっぱいあるが、気候は温暖、食べ物は美味しい、人は陽気な素晴らしい国だ。
遺跡があるのは半島西側の真ん中辺りとなる。トマトやオリーブをふんだんに使った料理を食べながら、メアリーと今後の予定を相談する。
「教会の中でもここは特別ですから、大商人であっても入ったり、口利きしたりは難しいです。まずは教会関係者に人脈を作る所からですね。」
急ぐわけでも無し、街を観光しながら食べ歩きをする。遺跡が多いと言うより、遺跡の中に街があるような感じだ。教会も大小問わなければたくさんある。
今も目の前を修道服を着たシスターさんがヨタヨタと歩いている。
「あっ、転んだ!」
長いスカートの裾を盛大に捲り上げて可愛らしいお尻を丸出しにしている。あのモコモコとした下着はドロワーズというやつだろうか? これはこれで新鮮で良いのだけれど、もっと可愛らしい下着をプレゼントして履かせてみたい。
「シスターさん、大丈夫ですか?」
取り敢えず助ける事にする。
「イタタタタ・・・・。はい、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。」
眼は大きく開いているが焦点があっていないようだ。もしかして盲目なのだろうか。その割には此方を食い入るように見ている気がする。
「ガシッ!」
シスターさんが逃さないとばかりに腕を掴んでくる。パンツを観察していたのがバレたのだろうか?
シスターさんをよく観察してみると、まだ若い。お姉さんといった年頃だ。しかしながらおっぱいは修道服の上からでもわかる位に大きい。その豊かなおっぱいに腕を抱き抱えられて逃げることが出来ない。
ふと気になったのでド近眼用眼鏡を作成してシスターさんにかけてみた。眼鏡っ娘シスターの完成だ。
「ああ、ご尊顔がこんなにハッキリと。これはまさしく神器!」
何か言っているようだが、おっぱいが気になっていて此方はそれどころではない。
「良く見えるようになって何よりです。」
「私はクラリスと申します。見ての通りしがないシスターをしております。あなた様の御名をお伺いしても宜しいでしょうか?」
「えっと、旅人のハルと申します?」
「ハル様ですね。助けて頂いたお礼をしたいので、是非とも私どもの教会までいらしていただけませんでしょうか?」
お願いの体にはなっているけれど、手を離す気は全くないですよね?これはナンパからのお持ち帰りなのでしょうか?そのままクラリスの教会まで引き摺られるように連行されていく。
「ここが私たちの花園。聖トマト教会です!」
その教会は修道服の美少女達で溢れかえっていた。