性欲強すぎだピョン!
「ハルは性欲強すぎだピョン!」
何故だかシャロンに怒られた。昨晩はあんなに喜んでいたのに・・・。
そんなシャロンは朝からベッタリとくっついてきて離れない。柔らかな胸が当たって気持ちいい。おっぱいは正義だ。お代わりがしたくなるけど怒られたばかりなので我慢する。
昼の仕込みに間に合うよう、二人で店へ降りていく。これは同伴出勤というやつなのだろうか?
「シャロンさん、夜の声が大きすぎですピョン!」
チロルがクールに指摘してくる。顔が紅いのは気のせいだろうか?
「あれは仕方がないピョン。チロルも一度試してみればわかるピョン!」
「昨夜はご迷惑をお掛けしました。お詫びの代わりという訳では無いのですが・・・・」
北の村の山菜を茸中心でたっぷりと出していく。
「この薫りの強さは凄いですピョン! この鮮度だとかなりの高額になるはずですピョン!」
チロルが冷静に分析する。
「つてが有るので、気にしなくても大丈夫ですよ?」
「でも、やっぱり悪いですピョン・・・・」
チロルは真面目か?
「ハルが港町に滞在中は上の宿代はこちらが持つウサ。ここの食事もこちらが持つウサ。これでどうウサ?」
兄ウサは大人の対応だ。
カッコいいのだけれど、やっぱりウサミミだ。
さっそく試作と賄いを兼ねて料理を作って貰う。これが料理に合わないわけがない。オイルで煮るだけでも立派なタパスとなる。薫り高い美味しさで、みんなにも大好評だ。シードルが飲みたくなるが、アップルサイダーで我慢する。
「チロルはまだまだお子様なんだピョン♪」
シャロンがまた昨夜の事を自慢しているようだ。
「そんなこと無いです。チロルはもう立派な大人ですピョン!」
美少女達の言い合いがちょっとなんだか微笑ましい?
「ハルさん、お願いがありますピョン! 今晩は私とお付き合いをお願いしますのピョン!」
・・・それで良いのだろうか??
ウサミミのお兄さんも何か言って上げて下さいよ!
日中に街の散策と買出しをすませる。日が落ちてからお風呂で身体を綺麗にし、部屋で仮眠をしながらチロルを待つ。
「ハルさん、お待たせをしました。お邪魔をさせて頂きますピョン。」
チロルの言葉は丁寧だ。はたしてベッドの中でも敬語を使うのだろうか?