ご注文は決まりましたかピョン
昨晩はシエスタのご奉仕にハッスルし過ぎた。反省はしているけれど、後悔はしていない。可愛いは正義だ。二人でシッポリと朝食を取ってからシエスタを送り出す。
今日は朝から街道へ跳ぶ。そろそろ港町に着く頃だからだ。道が広くなり、人通りもだいぶ増えているので走るのは止めて流れに乗る。
大きな丘を越えると、其処には視界一面の海が広がっていた。海から潮風が吹き、独特な潮の香りが漂って来る。街道を脇に逸れて暫く景色を楽しむ。
「いや~ん!」 「もうっ!」
海からの風は素晴らしい。いろとりどりのスカートが海風にはためく。その布の下からもいろとりどりの景色が広がっている。全く本当に素晴らしい景色を見せてくれる。
港街は大きな入り江に作られていた。見物しながら海辺を目指す。波止場や倉庫、お店などがひしめき合っている。
フィッシュマーケットには新鮮な魚介類がならんでいた。大きな海老やカニ、ロブスター、牡蠣、脂ののったサーモンから燻製したもの迄ある。惣菜売場にも美味しそうなサラダやマリネ、グラタンなどか所狭しと並んでいる。フィッシュスープはクリームベース。ふんだんに使った様々な魚のほぐし身が濃厚な旨みを出している。買い食いをしながら、こっそりと亜空間へ収納していく。
飲み通りに良さげなバルを見つけた。ピンチョスやタパスを楽しめる立ち飲みだ。
「坊やはアップルサイダーにしとくウサ。」
カウンターのマスターは兎の獣人だ。大きな耳が特徴だ。
「ご注文は決まりましたかピョン?」
シャロンと名乗った、元気の良い娘も獣人だ。肩位まで伸びた金髪は毛先がソバージュみたいな癖っ毛になっている。ローライズのミニスカの上からはフサフサの尻尾がピョコピョコしている。大きく開いた胸元からはおっぱいが溢れだしていて、前屈みになると綺麗な谷間が出来てセクシーだ。
「ヒルダはオリーブ、アンチョビ、青唐辛子の酢漬けですピョン!ウニクリーム、燻製サーモン、エビも名物ですので外せないですピョン!」
お揃いの制服はチロルだ。サラサラのロングヘアーは透き通った水色をしている。ちっこいのに姉よりしっかりしている。こちらも胸元が開いているが小柄なせいかちっぱいだ。前屈みになるとの谷間の代わりに頂が覗いてみえる。
三人は兄妹でお店をやっているそうだ。美味しいし、入りやすい。まめに通うとしよう♪
「ハルったら、かわいいピョン♪お姉ちゃんのおっぱいを見たいのピョン?」
ついつい目がいってしまうのがシャロンにバレていたようだ。
「もお~、バレバレなんだピョン♪ 誤魔化さなくても良いのだピョン♪おっぱいを嫌いな人なんていないのピョン!♪ 興味があるなら、夜にでも行ってあげるのピョン?」
勿論、今夜は宿を取る事にする。
南の港町までの想定
馬車、時速6㎞ 8時間 5日 240㎞
ハル、時速20㎞ 3時間 4日 240㎞