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赤外線で丸見えにゃ

シエスタを胸に抱いたまま、気持ちよく惰眠を貪っているとライカが家にやって来た。


「今日はこれから村中に配達をする予定ガウ。ハルにはお肉の残りを持ってきたのガウ。朝食用にサンドイッチも沢山持ってきたからシエスタも食べると良いのガウ。」


「ありがとう、ライカ♪ 私も早くお仕事に行かないと~」


2人が慌ただしく出ていくと、部屋が急に静かになった。なんだか胸にぽっかり穴が空いた用で寂しくなる。


街に戻る前に森で仕入れをしておくか。ユイのナビに従いストックを補充していく。


昼を少し過ぎた頃に南の街へ移動し、こちらでは屋台の食事と交易品を補充していく。


早く港町を目指したいので荷馬車について調べる。毎日のように早朝に出ているそうだが、片道で5日程かかるらしい。狭くて固い荷台に他人とみっちり身動き取れず・・・・これは走った方が楽だし早そうだ。


ユイさんのナビがあれば、行ったことの無い場所でも移動は出来そうだけれど、ちゃんと目で見ておきたいし、通ってみたい、感じてみたい。そもそも観測の目的から外れてしまうだろう。


さすがに街道をく走るのは目立ち過ぎるかな?試してみてから考えよう。


「光学迷彩!」


必要の無い呪文を唱えてみる。ナノマシンで光を屈折するだけなので認識し辛くなるだけだが、顔を覚えられ無ければそれで十分だ。


広い街道が繋がっているのはありがたいが、予想以上に通行量が多い。これはあまりにも効率が悪過ぎる。仮眠を取って夜に出直すとしよう。



・・・・

家で熟睡をしていた所、夕方にピスカがやって来た。


「ごめんなさい、起こしちゃったかニャン?」

「いいよ、ちょうど起きる時間だったから。」

「今日は家でご飯を、食べてくニャン?」


ありがたく家族団欒にお邪魔をさせて頂くことにする。


「お兄ちゃん、今日はお泊まりしに行っても良いにゃ?マオはお兄ちゃんに添い寝をして欲しいのにゃ♪」

「勿論良いよ。でも食後のお散歩に行ってくるからマオはベッドで先に寝ていてね。」


マオが来た時にお風呂も入れるように用意してから、街へと戻る事にする。



混雑していた街道はすっかり人気が無くなっていた。この闇の中だと普通はまともに歩けないからね。でも今回は大丈夫。この眼は既に改造済。赤外線までもが丸見えだ!?


3時間ほど麦畑を見ながら疾走し、目印をマーキングしてから家へと戻る。


マオは既にオネムのようだ。赤外線アイがあるので暗闇でも寝姿が見える。ワンピースの中の体の線まではっきりだ。ちっぱいの線に異常無し♪熱を持った乳首が存在を主張しているので、あとでしっかり舐めて冷やしてあげようね。


急ぐ必要も無いので、お風呂でゆっくり汗を流してから、マオを抱き枕にして眠りにつくとしよう。


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