発情期ガウ
来た道を少し戻り、崖の窪みに隠れる。
リュカがライカの服を脱がせて行くが、ライカは無言でされるがままだ。
「フウゥ、フウゥ、フウゥ・・・・」
ずっと唸っている。
リュカは壁を背にして胸にライカを抱くと、ライカのお尻がこちらに付き出される。
「はい、どうぞ、ワオ♪」
これは親公認の据え膳ですね?
三人で激しく運動をしていると視線を感じた。先程の娘が心配して様子を見に来たようだ。声をかけるのを忘れて夢中で覗き見をしている。リュカは気付いているけど、気にしていないようだ。ライカはそもそも気付いていない。
父親に呼ばれた娘がやっと戻って行ったので、ライカのお世話に集中する。お昼頃まで頑張ってやっと落ち着いて来たようだ。お腹が空いただけかも知れないが。
誰も居なくなったので、亜空間に入れてあった肉を焼いてかぶり付く。ライカもガツガツと、体力を補給するかのように平らげていく。
食べた後にお昼寝に入ったライカを背負い、峠を越える。小さいけど、お尻の感触が素晴らしい。タイトミニのスカートは捲れ上がっているし、パンツはTバックなので、直にお尻だ!
先ほどの峠道からは、父娘も怪我人も消えていたので、無事に先へと進んだのだろう。
長い峠をやっとの事で降りきると、開けた広い場所が見えてきた。
ここには、時間が合えば街迄運んでくれる馬車もいるらしい。便利だが、途中の村を経由するので5日ほどかかる上に、荷物が多いと2人で5万も取られるので、余力のある行きに使う事はないそうだ。
かなり時間を置いたつもりだったが、そこには商隊がまだ残っていた。先程の覗きをしていた娘もいるので我々の話を聞いたのだろう。
休憩しながら、ずっと待って居たようだ。町へ着いたら被害の報告でもするのだろうか?
黒い服を着た男が、此方を向いて立ち上がる。捕まると面倒だ。気付かない振りをして、脇の道から森へと隠れる。