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胸枕ですにゃ

マオの様子を観察していたピスカも後へと続く。


残っていた綺麗なおみ脚を高く上げ、慎重に桶を跨いでいく。すぐ目の前を可愛いお尻と尻尾がゆっくりと通り過ぎていく。まるでスローモーションのようだ。


チャポーン・・・・


目の前で露になっていたピスカの肢体がゆっくりとお湯に沈んで、やっとのこと見えなくなった。


「ふううう~~っ、熱いですニャン。凄いですニャン。こんなの初めてですニャン~。全身が包まれているよう。本当に気持ち良いですニャン~~~~♪」


そうだろう、そうだろう。


2人も湯船に入った事だし、今度こそ久し振りのお風呂を堪能するとしようか。


目をつぶり足を伸ばして寝転がってみた。

呼吸すると体が浮き沈みするので、肺の空気を吐き出して、頭まで沈めてみる。


「気持ち良い~~~~~っ!」


1分位経つと、心配したピスカが膝枕で頭を持ち上げてくる。膝の感触が気持ち良かったのだが、ちょっと高さが足りていないようだ。


ピスカが更に持ち上げると、後ろから抱っこされる形になった。ちっぱいの間に頭がスッポリと収まる。いわゆる胸枕だ。


胸枕があまりにも心地好かったので、ついつい、頬擦りをして感触を確かめてしまった。


「ハル君はおっぱいを吸いたいのかニャン? やっぱりまだまだ子供だニャン~♪」



「お兄ちゃん、マオのおっぱいを吸いますかにゃ♪」


スイマセン。ではなく、吸いません?

それに吸うほどのものはまだ無いよね。


「また今度お願いするね。」

残念だけれど、遠回しに遠慮しておく。


「それじゃあ、マオがお兄ちゃんをマッサージしてあげるのにゃ♪」


マオは向かいに回り込むと、片足をその膝に抱いた。

「よいしょ、よいしょ・・・」


マオが足裏を小さな指で刺激していく。


まさか、これは足裏マッサージなのか!?

ちょっと痛いけど、しっかりと心地好い。


「ふくらはぎも揉んでいくのにゃ~♪」

両手を使ってふくらはぎ全体を揉み上げていく。結構、いやかなり本格的だ。


「それじゃあ、お姉ちゃんはハル君の頭のツボを押して上げるのニャン♪」

こちらはまさかのヘッドスパだった。


ピスカはちっぱいで固定した頭を掴むようにして、ツボを丁寧に刺激していく。頭の前も後ろも、とても心地好い。


ああ、夜空の星が綺麗だなあ♪


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