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異世界転生のキャラクリエイトを《おまかせ》にしたら幼女で最強で200歳で!?!?  作者: あすれみ
第1章 = “最強”の降臨と魔王との邂逅 =
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初戦闘とレベルアップ


─────突如背中に謎の衝撃が走ったと思ったら、アスタルテは湖の水面ギリギリを飛行していた。




「……へ?」

突然の事で何が何だか分からず、そのまま湖に突っ込む。




ドパアァァァン!!

とてつもない勢いに水飛沫(みずしぶき)が激しく上がる。

「…!?……!?」

今まで陸の上にいたと思ったら次の瞬間には湖の中に切り替わり、アスタルテは混乱していた。



息苦しさに気付き急いで水面から顔を出すと、さっきまで自分が立っていた場所に見覚えのある影があった。

その正体は、昨日散々追いかけ回された熊だった。

アスタルテの叫びが聞こえたからなのか、たまたま通りかかったのか、なんにせよ見つかってしまった。



熊はアスタルテを捕食するつもりなのか、岸から離れようとしない。




(これはまずいな…)

熊のせいで上がるに上がれず、アスタルテは悩む。

かなり吹き飛ばされたおかげか反対側の岸はそう遠くないものの、泳いで行っても恐らく熊は追いかけてくるだろう。




それならばとアスタルテは水中に潜り、熊とは反対側の岸に向かって勢いよく泳いだ。

高いステータスのおかげか、その速度がグングン上がり、あっという間に岸にたどり着く。

そして一旦湖の最深部まで行くと、地面を蹴って勢いよく飛び上がった。




水族館のイルカショーのようにそのまま水面から飛び出ると、そのまま陸に着地した。

(どうだ見たか!伊達に小学生の時6年間プールやってないのさ!)

自信満々に後ろを振り向いたアスタルテだったが、見るとそこに熊はいなかった。




「あ、あれー…?」

横から気配を感じ恐る恐る見ると、そこには反対の岸にいたはずの熊が立っていた。

野生の勘というやつなのか、先回りしていたのである。

「い、意外と足速いんすね…」

謎の敬語である。




「グオオォォォォ!!!」

熊は激しく咆哮したかと思えば、右手をアスタルテに向かって振り下ろす!



「あぶねっ!!」

咄嗟に後ろに飛び、攻撃を回避する。

見ると、アスタルテに放った攻撃は地面を大きく(えぐ)っていた。

(あんなの喰らったらひとたまりもないぞ…!?)

実はさっき一撃モロに喰らって湖に吹き飛んでいたのだが、アスタルテは分かっていなかった。




(流石に逃げられそうにない、戦うか!?とりあえず状態確認(ステータスチェック)!)

最悪戦うしかない─────

そう考えたアスタルテは熊のステータスを確認する。





○●○●○●○●○●○●○●○●



✩名前 - アングリーベア -

適正冒険者ランク - A(4人編成時) -



✩Lv - 28 -



✩ステータス

HP(体力) - 110/110 -

MP(魔力) - 0/0 -

STR(物理攻撃力) - 60 -

INT(魔法攻撃力) - 0 -

DEF(物理防御力) - 50 -

RES(魔法防御力) - 50 -

AGI(素早さ) - 35 -



✩備考

気性が荒く非常に獰猛な魔物。

HPがかなり多く、攻撃力も非常に高い。

分厚い毛皮は刃も魔法も通さないため状態異常にかけて弱らせるのがオススメ。

この森の主。



○●○●○●○●○●○●○●○●




(あれ?もしかしていけるか?)

説明書きではかなり厄介そうな相手だったが、ステータスを見る限りどれもアスタルテの5分の1ほどだった。

(状態異常のスキルは持っていないけど、これだけステータスに差があるんだ…!スキルの試し撃ちもしてみたいし、まず数発攻撃を入れて弱らせる・・・!!)




戦闘を決意したアスタルテは、地面を蹴り熊の腹に向かって飛んだ─────

そしてその勢いのままに、熊の腹に拳を叩きつけた!




その瞬間─────




ッパァンッッッッ!!!




空気が弾けるような音と共に、熊の腰から上が爆発四散し消し飛んだ─────




「……はぇ?」

思考が追いつかないアスタルテが地面に着地すると、同時に()()()()()()()下半身が崩れ落ちるように倒れた。




その下半身からは臓物と血が溢れており、全身に浴びた返り血の生臭さと相まってアスタルテに吐き気が込み上げた。




「うっ…げえぇ…」

慌てて近くの草むらに駆け寄り、胃液を吐き出す。

しかし、ベッタリと張り付いた返り血の匂いがキツく、アスタルテはダッシュで湖に飛び込んだ。

水中で顔をゴシゴシと擦りなんとか血を落としたアスタルテは、熊の下半身が転がっている所とは離れた岸から陸に上がった。




その場に座り呼吸を整えたアスタルテは、体に少し違和感を感じる。

(なんだか…身体から力が溢れてくるような、強くなったような感覚…?)

気になったアスタルテは状態確認(ステータスチェック)を使うと、レベルとステータスが変化していることに気づいた。





○●○●○●○●○●○●○●○●




✩Lv - 1→12 -



✩ステータス

HP(体力) - 410/525→725/840 -

MP(魔力) - 450/450→765/765 -

STR(物理攻撃力) - 319→499 -

INT(魔法攻撃力) - 280→460 -

DEF(物理防御力) - 342→492 -

RES(魔法防御力) - 299→449 -

AGI(素早さ) - 155→265 -

LUK(運) - 44→51 -



✩ダメージログ

 ▽水面へ衝突 15ダメージ

 ▽アングリーベアの突進 30ダメージ

 ▽大岩に衝突 70ダメージ



○●○●○●○●○●○●○●○●





ただでさえ高かったステータスが、レベルの上昇によって更に上がっていた・・・




「これ…レベル100とかになったらどうなっちゃうんだろ…」



まだまだ伸び代のあるステータスを見て、思わずため息が出るアスタルテだった─────





どうも、あすれみです!

戦闘シーンって書いてて楽しいですね、ハマりそうです笑

現在自粛期間でお仕事がお休みなので結構ハイペースで執筆してます。

お仕事が再開したら投稿ペースが落ちると思いますので、書きたいうちに書いている次第です。


さて、次回アスタルテは町を見つけ、冒険者登録をするためにギルドへと足を運びます。

しかし子供はダメだと言われ…


そこから先はお楽しみに!


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