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第27話 ストーリーミッション、味方部隊救出

作戦名 味方部隊救出

敵詳細 不明

報酬 10,000cr

依頼者 足・副隊長 クロード

依頼文 敵に囚われている味方部隊を救出に向かう。出撃していったスカベンジャーはもちろん全員大切な仲間だが、足と羽の隊長両名は特にスカベンジャーにとって重要な存在だ。彼らは替えが利かない実力を持ち、喪失はコロニーにとって深刻な痛手となる。必ず助け出さなければいけない。十分な報酬は用意できないが、どうか、手を貸して欲しい。

参加者数 上限5名

参加資格 敵コロニー襲撃をクリア済み


 チーム全員でクロード先生の依頼を受けまして、現在はトラックの中にすし詰めになって揺られています。原作では片道3日とか言ってたような気がするけど、ゲーム内でそこまで待たされるわけがなく。暗転してロードが入り、ロードが終わったところです。


「よし皆、戦場に到着したぞ。全員装備の点検後降車! クソどもをぶっ殺して、生きて帰るぞ」

「その前に話し合いはしないのですか?」

「必要だと思うか?」

「……いいえ。一応提案しただけです」

「ならいい。お前の大砲はどのくらいまで狙える」

「静止物を狙うなら2000まで。動くものならその半分」

「手前一キロで止める。俺が出た後、少し遅らせて出撃して伏兵の排除と砲撃支援を頼む」

「わかりました。ところで、他の皆様方は」

「ああ。やりたいようにやらせるのが一番だろう」


 おや。味方が居るからか、原作とセリフが違う。あとログボちゃんが少し毒舌になってる気がする。ログボちゃんなりの思いやりと考えると、ちょっとかわいい。


「行くぞ!」


 機体セット選択、ブーストパイル出撃準備、完了。全員でトラックのコンテナから地面に降りていく。


 副隊長、クロードさんの装備はいつもどおりの重装二脚。ランチャー、ライフル、機関砲にシールドとブレード二種。あの機体を再現したら普通は重量過多で動きが鈍くなるけど、ランチャーをパージすればギリギリ許容重量なのがミソだ。開幕に撃ちきって即パージ。プレイヤー同士でもよく見る戦法。

 ログボちゃん、こと猟犬は狙撃特化型。40mmキャノン以外はブレードしか装備していない。原作では冷徹なほど正確な狙撃支援だったが、今回はどうか。


 原作NPCはこの二人。残るメンバーの装備を確認しよう。

 リーダー、狙撃型。狙撃型だが、ログボちゃんとは色々と違う。機体の型と、大型バッテリーレーザーキャノンを持ってきている。

 ガンナー、タンク。今回は前回の反省を活かしてシールドを一枚持ってきて、あとは全部ガトリング。

 ナメクジ君、クロード先生と同じ装備。レーザーブレードだけ装備してない。

 ボンバーマン、前回と同じ爆弾縛り装備。


 後方からの狙撃支援が二人、前衛五人。なかなかの大所帯だが、敵はもっとだ。自陣の二倍か三倍……四倍? 前衛、中堅、後方からの狙撃支援機。これほどの大部隊に急襲されたなら、あの精鋭たちがやられたのも不思議ではない。


「作戦開始! よっしゃぶっ殺すぞー!」


 クロード先生のロケットランチャーが斉射されて、それを皮切りに敵からの猛反撃が飛んでくる。何倍もの物量のランチャーの弾、と狙撃砲弾が飛んでくるのを、タンクの後ろに隠れてやり過ごす。クロード先生はその下をくぐり抜けて突撃を続行。恐ろしい技量に感服しつつ、自分も嵐のピークが過ぎたらタンクの影から出て、ブースト機動で敵陣へ飛び込む。景色が飛ぶ。砲弾と化した己を追って、光条が一本、曳光弾が一本後方から飛来し、ファランクスのように密集した敵陣に穴を空ける。


「なーいす」


 穴から陣形の中に突撃、もう一度パイルを構え、トリガー、ブースト。ブーストパイルで敵陣を一文字に喰い貫いて、向こう側へ突き出る。パイルをリロード、薬莢が吐き出される。


「こんだけ密集してればカモだぜ」


 後方で起きる爆発はボンバーマンのグレネードのもの。一撃で敵を撃破する威力こそ無いが、高威力の範囲攻撃というのは、密集した敵にとっては大変効果的で。二発、三発と降り注ぐ炸裂弾にはたまらず密集した陣形を解き、疎らに散開をはじめる。しかしそれは悪手だ。高密度の一方向からの迎撃は厳しいが、薄い包囲攻撃ならば機動力で無理やり食い破れるし、あとは一番接近した的に気を取られては。


「食い放題だぜ」

「ひゃっほー! ガトリングサイコー!」


 爆撃で弱った敵にナメクジくんが接近して、ライフルと機関砲で丁寧にトドメを刺して回る。弱っていなくてもガトリングの弾幕が横殴りの雨の如く降り注ぎ、装甲を削り取り、やがてはすりつぶして撃破する。流れ弾が当たらないように祈っておこう。

 ローラーで敵の合間を縫い、右に左に。ブレードで刻みパイルで穿ち、正面に立ち塞がればブーストキックで踏み潰して、残骸を踏み台に飛び上がって上から一刀。浅いと見れば踏み込み切り返しで仕留めつつ次の獲物を、次の次の獲物を見定め動き続ける

 戦場に光が差せば敵が死に。爆発が起きれば敵が死んで。鋭い砲声が轟けば敵が死んで、とりあえず何があっても敵は死ぬ。

 そうして敵にとっての地獄を作り上げていると、気づけば敵が居なくなっていた。あれだけいた敵が、動く敵がもうどこにも居ない。一抹の寂しさを抱えつつ。無双を終えたクロード先生を見る。

 なんと五体満足。一番槍で突っ込んでいったのに、機体には僅かな擦り傷程度しかない。クロード先生マジぱねえ。今度から不死鳥のクロードと呼ぼう、そうしよう。

 そしてイベント入ります。


『ふぅ……アンジー、トーマス。生きてたら返事をしろ』

『はーい。生きてるわよー。まさか本当に助けに来てくれるなんてねー、あんたにそんなガッツがあるなんて思わなかったわ』

『トーマスだ。なんとかな。お前もよく生き残った』

『他の連中は』

『運転手一人以外全員殺された』

『まあ、三人でも死んでるよりはいい。俺だけじゃなく、手伝ってくれた連中にも感謝するんだな』

『あんたみたいな命知らずが他にも居たの!? ありがとねー。おかげで助かったわ』


 命が助かったにしては軽い。しかしアンジー隊長はそういうキャラだし、命の扱いが軽い世界なので仕方ない。スカベンジャーは他の有象無象に比べれば多少重要な扱いを受けるが、それでも死ぬときはあっさり死ぬのだ。重要キャラでさえ終盤にはあっさりと逝ったし。


『生きて帰れるとは思ってなかった。皆、感謝する』


――MISSION COMPLETE――

――30秒後に帰還します――


報酬 10,000cr入手



感想。大人数で攻めると簡単だったので、今度は単騎でいこうと思います。多人数で蹂躙も楽しいけど、少数でギリギリの戦いというのもなかなか乙なのでね!


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