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第22話 大型アップデートと作戦会議(キャラ絵あり)

(なろうでは)新年初投稿です

あとがきにちょっとしたお知らせがあります


「Good morning Everyone!」

「無駄に発音がいいのがムカツク。おはようリーダー」


 朝からご機嫌なリーダーに対して、毒舌の生えるナメクジ君。お前ら仲いいな?

 只今の時刻は日曜朝九時。大体の人は休日で、大体の人はまだ布団の中でまどろんで居たい時間帯。普段の俺ならのそのそ起きて朝食の準備を始めてる頃。

 しかし今日は特別だ。朝も食べたし、シャワーまで浴びてしっかり心のセットアップを済ませてきた。出撃に向けての気合も十分だ。

 俺たちをそこまで本気にさせる特別とは何か。もちろんゲームだ!


「みんな、アップデート内容の確認は済んでいるな?」

「もちろん」

「ばっちり」

「おっけー」

「見た見た」


 一昨日の昼から昨日の晩までかかったメンテナンスは何事かとプレイヤーたちを大いに不安と不満にさせたが、それらをまとめて吹き飛ばすのが、今回のアップデートだ。

「メンテナンスの内容は、大型アップデート第三弾とイベントに向けてのサーバー増強。大型アップデート第二弾実装にあたってのバランス調整。アップデートの内容は以下の通り。

・新パーツの実装

・大型バッテリーの容量増強

・ストーリーミッションの追加

・チームデスマッチに新ルール追加

・特別高難度ミッション、ログボちゃんの逆襲実装(※)

 ※特別高難度ミッションは単独出撃となります。報酬はトロフィーのみです。ミッションにおける損失、弾薬費をプレイヤーが負担することはありません。腕に自信のある方はお気軽に参加ください。」


 そういうわけで、昨日の晩に時間を決めてみんなで集まろう、となったのが昨日の深夜。集まった目的は、アプデ内容のどれから攻めるか。ヒビ割れたテーブルを囲んで、破れてワタの出たソファに座って話し合う。


「それぞれやりたいことをやる、じゃだめか?」

「それでいいんだが、やりたいことが被ってるなら一緒に攻めたら楽しいだろ? あとは順番と予定の調整」

「りょー」

「俺はチーム戦がしたいでーす! 順番はどれでもいいけどどうせならフルメンがいいな」

「ガンナーチーム戦。ボンバーマン」

「ストーリーが気になる」

「ストーリーね。次ナメクジ君」

「どれでもいいけどまずショップが気になる。変態をぶっ殺せる武器が入荷してるかもしれないからな」

「オーケー、出撃前に寄ろう。アヌスレイヤー」

「ビュッフェは豪華に見えていいけど、慣れてないから戸惑うな。貧乏人だから」

「ナイスジョーク。ちなみに俺もストーリー」

「ジョークじゃないんだなこれが」

「VRやってるやつが貧乏なわけないだろ常識的に考えて」

「それな」

「趣味に金使ってるから貧乏なんだなぁ……で、どれがいいかだけど。どれでもいい。どれも魅力的だからな」


 順番なんて最初にどれから箸をつけるかの違いで、最終的には全部味わうのは決まってるのだし。

 しかしその中であえて順序をつけるなら、新しい装備を持ち出した敵との戦いだろう。ナメクジ君との1on1もやってみたくある。挑戦者から王座を守るチャンピオンの気分が味わえるので。あとはメンバー同士武装を交換しての戦いも面白そう。


 と、色々な意味が「どれでもいい」の一言に集約されているのだ。情報の密度が高すぎるな?


「じゃあまずショップ。それからストーリーでどうだ。時間が余ればチーム戦やその他も」

「おうぃぇー」

「異議なし」

「いくぜー」


 というわけでショップへGO。アプデ直後なのもあるが、新商品を見たくて集るプレイヤーの多いこと多いこと、新春初売りセールに群がる奥様たちのようだ。描画しきれてないだけで、実際はもっといるんだろうな。

 人口密度が高すぎて気持ち悪くなってきた。ウィンドウを開いて商品一覧にアクセス。運営からのメッセージが表示される。


『地下基地の調査の進行に伴い、旧世紀(Bタイプ)フレームの分析・開発が完了、量産が可能になった。また新たなパーツも設計、生産しているので、ぜひ装備を更新していってくれ』

・パーツ一覧

Bタイプフレーム(軽量・中量・重量)<<NEW>>

・Bタイプフレーム用脚部

タンク型<<NEW>>

・戦車の車体を流用。砲塔を取り除き、アースを載せたもの。積載量が大きく、防御力も高い。また大型武器を移動中に使用しても精度が落ちない。ブーストを使用しない直線移動の速さは、鈍重な見た目に反しカテゴリで一番早い。(なおブースターは使えない)大重量からくる突進はそれだけでも驚異となる。

弱点は戦車の巨体から小回りが効かない。ブーストが使えないため履帯を破壊されると全く動けない。


四脚型

・アリの死体を研究して作られた。足先にローラーとアンカーを装備しており、平地ではローラーとブーストの併用で素早く、安定して動ける。また、垂直な壁にアンカーを突き刺して昇ることができる。四本脚の安定性で、移動中に大型武器を使用しても精度の低下が小さくなる。

 弱点は構造が複雑なため、防御力が低い。修理費が高価になる。操作が複雑。欠点は色々あるが、新たな戦術が生まれる。


 お安くなった中量型Bタイプフレームを購入して、買い物終了。戦場が楽しくなりそうな予感がしてわくわくしてきた。さあさあ出撃だー、とはならず。


「……」


 無言で。食い入るように新商品を見つめているナメクジ君。もう少しウィンドウショッピングを楽しませてやろう、邪魔をするのは野暮だぜ。

 その間に機体のセッティングを済ませておけば、時間も無駄にならない。


以下、ナメクジ君 (リアル)の姿を、いつもの方(twitter@mari_yuru)に有償でお願いしました

挿絵(By みてみん)

ナメクジ君 (全身図)

挿絵(By みてみん)

ナメクジ君 (ミニキャラ)

挿絵(By みてみん)

表紙風のパフェ&カフェ背景あり

大変可愛らしいですね? かわいいよね? かわいいって言え(強制)

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はい!可愛いです!(洗脳)
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