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友情の証  作者: 青木ユイ
8/10

第8話 どーでもいい

 本っ当にどうでもいい。

 意味分かんない!

愛結あゆちゃん、やめた方が良いって! もう、愛にはかかわらない方がいいよ! あの子、愛結ちゃんのこと嫌がってるみたいだし」

「でも、愛ちゃんが……」

 振り向くと、美紀と水色のワンピースの女の子が、もめていた。

 あの子、愛結っていうんだ。

 やっと分かった。


「それよりさぁ、私たちのグループに入らない?」

 美紀はどっかの男子の机に座って、足を浮かせる。

 愛結とかいう人は、髪を揺らしながら、少しずつ後ずさりする。

「あの、私は、大丈夫です……」

 なんで敬語?

 まあ、私には関係ないけど。


 そろそろ見飽きたなぁ、こういうの。

 そうだ、またサボろうかな、学校。

 なんか面倒だし。

 授業が面倒なんじゃなくて、学校そのものが。


「ちょっとぉ、あたしたちに逆らう気?」

 聞き覚えのある声が聞こえた。

 絶対、実留だ。

「あ、実留ちゃん……。あの、でも、私は、紗奈さなちゃんたちと、いるし、大丈夫です」

 何が大丈夫なのか。

 この人たちの言ってること、全然分からん。

 意味分かんないわ。


「そっかぁ~。大丈夫なんだねっ! ならいいよ」

 突然、実留が諦めた。

 うん、これ嘘だ。

 実留が諦めるわけないよね。

「そう? ありがと~」

 そう言って、愛結はにこにこしながら紗菜とかいう人のところへ走って行った。

 あれは、相当嬉しかったんだろうなぁ。

 実留に解放してもらえて。

 でも、実留の言った事が嘘だったら、愛結って子、かわいそうすぎる。


 実留も、本当に性格悪いんだから。

 ま、私もだけど。

「みーきっ。これでいいんだよね?」

 実留が美紀を見上げる。

「いーよ」

 どーゆー会話?

 これでいい?

 あー、作戦成功的な。

 実留の演技、大成功ってか。

 全然、下手くそだったけどね。


 本人が納得してて、美紀もにっこり笑顔なんて、ダメダメだね。

 失敗に気付かない二人組。

 私は絶対あんなのにはなりませーん。

 ってか、これ、すべてプリンのせいだからね?

 あのとき美紀が休んでいなければ。

 あのとき私が持って行くと言わなければ。

 あのときプリンが給食に出なかったら。

 あのとき、っていうかもう、もともと美紀がプリンを好きじゃなかったら。

 それどころかもう、美紀と私が無関係だったら、こうはなってないんだよね。

 結構奇跡が混じりあってる?

 つまり、これは奇跡ってわけか。

 でも、やっぱりつまんない。


 さっさと終わらないかな。

 

この小説が終わりそうになくなってきました。

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