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!『【完全記憶】の転生王子、10歳で天下を獲る 〜知識こそが現代の魔法だ〜』。  作者: Zacku


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第8話:初めてのデート(視察) 〜王と二人の姫君〜

新しく買収した遊園地『ワガママ・ランド』の視察にやってきた蓮。

しかし、そこにはサクラと院という、性格真逆な二人の少女が待っていました。

「重力制御」機能の、間違った使い方が炸裂します!

「蓮くん、こっち! メリーゴーランド、一緒に乗ろう!」

「一条さん、あちらの絶叫マシンの方が経営戦略的に重要ですわ! 視察デートなんですのよ!」

右腕をサクラに、左腕を院に引かれ、俺――一条蓮の体は今にも引き裂かれそうだった。

ここは、俺が毒島の裏口座……いや、正当な報酬から捻出した資金で買収した遊園地。名前は安直に『ワガママ・ランド』と変えさせた。

「……ふん。僕は両方に乗りたい。毒島、僕の体を二人分にコピーしろ。できないならお前が分裂しろ」

「無茶言わないでください! あ、社長! ランドセルから妙なアラートが!」

背負っている『マークIII』が、衛星リンクの過負荷で点滅し始める。

どうやら、二人の少女の「蓮を独占したい」という強い力が、重力制御センサーに干渉しているらしい。

「零! 慣性キャンセルが暴走しているぞ!」

「あはは……社長、ごめん。二人の『殺気』を衛星が攻撃と誤認しちゃった。……今、その場の重力をゼロにするよ!」

「「えっ?」」

その瞬間、サクラと院、そして俺の体が地面からふわりと浮き上がった。

「きゃああああ! 蓮くん、体が浮いてる!」

「一条さん! 何ですのこの演出は! 凄まじいですわ!」

俺たちは遊園地のど真ん中で、文字通り『空中散歩』を始めた。

地上では毒島が「社長! 公然わいせつ……じゃなくて、物理法則違反で通報されます!」と叫びながら走り回っている。

「……面白い。地上は混んでいるからな。空中でティータイムといこうか」

俺は空中で優雅に足を組み、ランドセルのサイドポケットから温まったレトルトカレー(排気熱利用)を取り出した。

だが、その優雅な時間は長くは続かなかった。

観覧車の頂上に、黒いマントを翻した男が立っている。その胸元には、前世で俺を貫いたあの『蛇の紋章』が刻まれていた。

「……楽しい時間は終わりか。零、ランドセルのレーザー出力を『プレゼン用』から『焼却用』に切り替えろ」

「了解。……でも社長、レーザーを撃つと、その反動でさらに高度が上がるけどいい?」

「構わん。宇宙まで僕のわがままを届けてやる」

俺は、怯えるサクラと院を引き寄せると、観覧車の上の刺客に向けてレーザー誘導装置(防犯ブザー)を向けた。

「僕の視察を邪魔する奴は……月まで飛んでいけ」

第8話、空中での三つ巴デート(?)でした!

ついに前世の宿敵の影が、はっきりと姿を現しました。

次回、「第9話:九条財閥の逆襲 〜わがまま vs 帝王の論理〜」。

院の父親が、娘を取り戻すために全財産をかけて蓮を潰しに来ます!

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