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風景から魔力を  作者: hato-ryuji
農村編
12/52

魔法何発打てる?

 二日後、メグルは老朽化したお屋敷を衝撃波魔法で破壊していた。


 このお屋敷は、かつて偏狂な金持ちが増築に増築を重ねて肥大化した建築物だ。


 彼が亡くなった以後、三回の住人の入れ替わりがあったが、そのたびに三年も経たないうちに幻聴や不眠症を訴えて皆が去っていった。


 エデューがメグルに指示を出す。


「この、壁一面に肖像画がかけられた部屋を頼む」


「次は寝室だ」


「この、山羊の頭骨と謎の人形が並んでいる部屋を頼む」


「なんとなく、不吉なところだけ任されている気がするんですが。呪われたりしませんよね」


「……。いざとなったら精神を落ち着かせる魔法をかけてやるから安心しろ」


「一度おかしくなる前提じゃないですか」


 メグルが不満を漏らす。


「ところで、《カイナ・オウ》は今日のうちに何回打った?」


「え?」


 強引に話の方向転換をされ、戸惑いながら考える。


 壁一面に対して大体二発放っているから……。


「二十回は打っているはずです」


「あと、魔法何回打てる?」


「百回ぐらい」


 エデューが目を見開き、つぶやく。


「風景のストックなら、トップクラスじゃないか」


「ええ、風景を覚えるのは得意なんです。人の顔や教科書の中身は全然覚えられないんですけど、迷子になったこと生まれて一度もなかったです」


「あながち、予言は間違いじゃなかったかもしれないな」


「素人のゴリ押しなんてどうにでもなるでしょう」


「そうとも限らないぞ。

 一対一なら弱点を突いて終わりだが、複数戦ならその風景のストックも十二分に活用できる」

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