自己紹介(2)
インフルB初めてなったけど、Aとは別で辛かった…。
体調にはお気を付けください。
すずに速攻で振られてしまったアスロンさんは、もうそこには無いすずの手を取ったポーズのままフリーズしていた。
「あれって大丈夫なんですか?」
僕は指さしながらルシエルさんに訊いた。
「放っておけ。今まで碌に振られたことがないからショックを受けているだけだ」
「そ、そうですか…」
今まで碌に振られたことがないだとぉ?
まぁ、顔はイケメンだけど、ずっとあの感じならちょっときついかもな…
「次、いいか?」
アスロンさんの横に座っている黒い肌のエルフが手を挙げていた。
僕たちは頷いた。
「じゃ失礼して。俺はダークエルフのラグマだ。父さんからは『救強』って名をもらってる。よろしくな!」
ニカっと笑顔で名乗ったラグマさん。すごく良い人そうだった。
「えっと、わ、私は、え、エヴァン…なの。お父さんからに、『忍嫉』の名をもらっているの。こ、こんなわ、私ですがよ、よよよろしくお願いしましゅ…なの…」
最後を噛んでしまいプシュ~と音が出そうなほど真っ赤になっているエヴァンさん。
普通なら可愛いと思うのだろうが…
先ほどの光景を見てしまったあとでは、とにかく怒らせてはダメな人、という印象しかない。
「全員自己紹介は済んだわね。それではそれぞれ誰が担当をするかを決めていこうと思うのですが…」
「すみませんちょっといいですか?」
「…?。はい、なんでしょう?」
話の途中で訊くのはどうなのかなって思ったけど、どうしても気になってしまった。
「皆さんはご姉妹兄弟なんですよね?」
「はい、そうですが…」
「…どうして種族が違うんですか?」
「…養子だからですけど…?」
「養子…?」
ルシエルさんはキョトンとした様子で答えた。
「血が繋がっていないことはこちらに来る前に言ったはずですが…?」
「うっそ」
由希とすずの方を見やると、うんうん頷いていた。
「すみません、聞いていませんでした…」
完全にミスった。まさかあの時に言われていたとは…
「じゃあ父親はエルフではない感じですか?もしかしてですけど…」
喧嘩の内容や先ほどのルシエルさんの言い直しから、もしかしてルシエルさん達の父親(前勇者)って…
「ったく察しが悪いなぁ!お前らの友人赤羽根幽だよ‼」
「…マジですか~……」
幽が前勇者ってマジかよ…。なんか驚きを通り越して冷静になったんだが…。
由希はまたもや固まっていた。すずは平然としているからスキルで知ってたのかな?
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