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七大守護者総決議が始まらない(1)

続けて更新します。

トンネルを抜けた僕達はルシエルさんについていき、建物の中を歩いています。

トンネルを抜けたらいきなり室内でびっくりしたけど、すごく立派な内装でどこのお城の中ですか?状態。少し歩いて階段を8階分くらい登ると廊下に出て、角を曲がると突き当たりに異様な雰囲気ダダ漏れの扉があった。

「はぁ〜、気配も抑えないで何をやってるんだか」

ルシエルさんは大きな溜息を吐き出すと、歩き出し、

扉の前までくると中から言い争っているのか声が聞こえてきた。するとルシエルさんは勢いよくバンッと扉を開け中に入った。

部屋の中は驚くほど静かになっていて7つある席の内6席に人が座っていた。

そんな中をルシエルさんは優雅に歩き始め、唯一空いていた席の前に立つと、

「これより、七大守護者総決議ズィーベンクラント・レユニオンを開催する!」

そう高々に宣言した。

僕たちはそそくさと部屋に入り、隅っこに移動した。

ルシエルさんが席に着くと1人が口を開いた。

「筆頭殿はいいですね〜、遅れてきても誰にも咎められないなんて」

そう皮肉りながら声を発したのは少し背の低い女性だった。

「…しょうがないでしょう。皆さんを連れてくるのに時間がかかることはわかっていたでしょう?ミサナ」

ルシエルさんはそう言った。

「分かってたとしても時間は守るのが普通だろ?遅れるってんなら時間ずらせや!」

「声を荒らげないでもらえます?耳がキンキンするのよ」

「じゃあ聞こえないようにその長耳捥いでやろうか?あん?」

「その表現は適切ではないわね。しかも客人の前なの忘れているのかしら?」

「んなこたぁ知らねぇよ。なんならあいつらをここから消せばいいんだろ?簡単じゃねえかっ、よ!」

いきなりミサナと呼ばれていた女性が消えると、突如として目の前に現れた。右腕は振り上げられていて今にも振り下ろされそうだった。

どう考えても脅しとかじゃない、本気マジのやつだ。範囲も多分僕たち全員を一気に仕留められるだけの威力があることは分かった。

この距離では視認するのが精一杯で回避どころか反応すらできない。

あ、終わった…

何度目だろうか?そう思ったのは。

「さすがにやりすぎでしょ?オーディエンスは巻き込んじゃダメだよ?姉さん」

すると次はとんでもないイケメンが横から現れて腕を受け止めていた。

「んだ?邪魔すんのかアスロン?」

「当たり前だろ?僕の目の前で女の子を傷つけることが出来ると思わないことだね!」

語尾と一緒に腕を振り払い、すぐにすずのそばまで行くと、

「お怪我はありませんか?お嬢さん」

跪きすずの手をそっと引いて爽やかな笑みを浮かべていた。

「は、はい。私はなんとも…」

「ならよかったです!も〜!ミサナ姉さんは短気ですぐ手を出そうとする!」

「てめぇはすぐ女に手を出す…」

「何か言った?」

すずが答え終える前にすぐミサナさんと向き合うと、剣呑な雰囲気が漂い始めた。

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