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邂逅 黒(2)

・・・

「………基準は分からないけど、ある一定の年月を生きて、魔力を溜め込んだことで進化すること。それなら日中も活動できるよ。そして……」

すずは言葉を詰まらせた。

そして眉間にシワをよせた深刻そうな表情で、

「……裏に術者が居て、操っていること。要するにテイムされている可能性……」

すずはそう告げた瞬間、みんなは黙り込んだ。

そんな中、綿毛が、

「嘘でしょ!?こんな数のアンデットを操るなんて生きてる人間じゃ無理だって!!!!」

声を荒らげながら間髪入れずに突っ込んだ。

かなりの大声で………

もし生きている術者が居た場合、かなり可哀想だよ?

「グフッ!?ッッッ!!!!」

………ん?

なんかアンデットの奥から声が聞こえたような………

「お、俺…生きてないの?いや生きてるよね?………」

うん。やっぱり声が聞こえるね。

みんなにも聞こえたようで、アンデットの奥を見やっていた。

「え?……マジ?生きてる人間?絶対死んでんじゃん!?」

と、綿毛がかなり大きな声で叫んだ。

その言葉は操っている人にも聞こえたらしく……

「ウアアアアアァァァッッッッッッッ!!!!!!」

発狂と共に何かを叩く音が聞こえてきた。

あ〜あ、奥にいる人狂っちゃった。

綿毛さんや、あんなに大きな声で言う必要あったのかね?

周りを気にしないのかな?

「………はぁ〜…本人がいる前であんなこと言うかな?普通言わないよね?ふ・つ・う!勝手に殺すなよ俺を、可哀想だとは思わないのかな?何でかな?スゲェ心にくるなアレ。てかおかしくない?なんで俺が...」

なんか凄い早口なぼやきが聞こえてくるんだけど………しかも近づいてくるし……

無数のアンデットの奥から出てきた人物は………

黒髪の少年だった。

髪で左目を隠していて定かではないが、だいぶ整った顔立ちをしている。

黒の生地に白線で縁取られ、黒のズボンに黒のブーツを履いている。

まさしく黒づくめ。

手には指抜きをグローブをはめていて、ずっと指が気持ち悪い動き方をしている。

「………まさかエルフに馬鹿にされるなんてなぁ!!長寿のエルフ様からしたら俺なんて生きてないも同然ってことかぁ!?あぁん!!!!」

………………何あの人。

いきなり怒鳴り飛ばしてくるとか頭おかしいんじゃないですかね?

………ん?

てか、どこかで聞いたことある声だな。

この声って………………

「んん〜……あ!!黒崎だ〜!」

由希が指差しながら叫んだ。

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