③
誤字脱字あったらすみません。
一目通してはいますが、スピード重視なので。ご指摘いただければ編集しなおします。
「ねえねえレイくん。レイくんは部活とか入るの?」
自己紹介ができずに絶望に明け暮れるレイにエリスが話しかける。
「いや、特に予定はないかな。ちょっと訳あって授業のない時間は忙しかったりするんだ。」
「そ、そうなんだ…。ぼくは魔道具研究部に入ろうと思ってて…。もしレイくんが決めてないなら一緒に見学でもどうかなって思って…。」
「そうか、悪いことをしたな。見学くらいなら一緒に行けなくもないとは思うが…。魔道具にも少し興味があるしな。」
「そ、そっか!じゃあもし予定が合えば一緒に行こうよ!」
「おう!無理に俺に合わせる必要はないから決まったら色々教えてくれ!」
初めてできた友達からの初めての誘いにワクワクしつつも、少し罪悪感を感じながらレイは思考する。
(魔道具か。正直道具に頼るより自分でやる方が早いんだよなぁ…。一時期色々試してみたりしたけどこれだ!って物もなかったしな。)
「おっとすまん!!!!忘れてた!!!」
レイが考えに耽っていると一度は教室から出てったライツが再び姿を現す。
「明日は校外演習のための実力確認を行うから、着替えを必ず持ってきてくれ。汚れても構わないなら制服でもいいがな!はっはっはっ!」
「「「・・・・・・・・・」」」
それだけ言うとライツはまたすぐに教室を後にする。
あまりのスピード感にだれも反応ができていない。
「結構大事なことじゃないのか?もっと詳しく話してくれてもいいと思うんだが…。」
「ライツ先生はあんな感じで有名らしいからね。ぼくの面接試験の試験官はライツ先生だったんだ。終始豪快な感じで面接を受けてるような感じはしなかったよ。」
はははと苦笑いを浮かべながらも困惑するレイにそう伝えるエリス。
つづけてエリスは
「レ、レイくんはだれが面接官だったの?ぼくの知ってる人かな??」
「えっ????面接官?????」
レイは特に試験を受けてないがそのことはエミリアから口止めされているため少し焦る。
「あっ…あー……誰だったかな…エミリ…あっいや違う理事長に似てたかもしれないな。」
無理やり誤魔化すレイだが、そもそも学園の面接で理事長がでてくることはありえないためあまり誤魔化せていない。
「そ、そうなんだ!!すごいね!!レイくんは試験結果が優秀だったのかな!!いいなぁ。ぼくも一度でいいからあのエミリア理事長とお話ししてみたいよ〜。」
ただし、ここにいる純真無垢な1人を除いて。
疑うことを知らない綺麗な心の持ち主は目をキラキラと輝かせながら憧れである学園理事長について語り始める。
「だってあの冒険者ランキング上位常連、あの無限の水源と呼ばれるエミリア理事長だよ!?
世界で唯一と言われる水属性適応率が100であのSランク精霊のアクアリウスとともに自由自在に水を操る美女!いいなぁ〜。ぼくもあんな人になりたいなぁ…。」
「そ、そうか。そんなに有名なんだな…。」
これ以上は色々ボロがでそう。というよりもエリスの中のエミリア像を色々壊しかねないので少し話題の転換をする。
「ということはエリスは水属性がメインなのか?適応率や使役精霊次第では結構環境にも左右される難しい属性だと思うんだが?」
「ううん。ぼ、ぼくは風属性がメインだよ!水属性の適応率も低いわけじゃないからエミリア理事長に憧れて水属性を練習してた時期もあったんだけどやっぱり難しくて…。それを使いこなせるエミリア理事長はやっぱりすごいなぁって!」
「なるほど、そういうことか。」
風属性は単体だと他属性に比べて戦闘力に乏しいと言われている。戦闘系というよりは便利系の精霊術が多いため他の属性と組み合わせるか魔道具を使って属性のサポートをすることが多い。
ただし適応率が高く上位属性まで使える場合はその限りではなく、風の上位属性である雷はかなり戦闘に特化している。Aクラスにいるエリスの適応率次第では使える可能性は十分にあるが…。
(まぁ、本人を見る限りどうみてもバチバチに戦闘するタイプではないよなぁ)
すこしおどおどしたような雰囲気で入りたい部活が魔道具研究部なのも考えると戦闘よりはサポートよりなのは明らかである。
それでも風属性に他の属性が加わったり、あわよくば雷属性が使えるようになるに越したことはないので
「エリスさえ良ければ校外演習、一緒のグループになって水属性の精霊でも探さないか?演習場所をしっかり選べば見つけるぐらいは簡単だと思うんだが?」
「え?いいの?レイくんがいいならお言葉に甘えさせてもらおうかな!」
しれっと校外演習ぼっちを回避したレイだが、本人はまだそのことに気づいていない。