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敵を知るは戦の基本につき

ー ジュンジュン!チチ、チチ、チチ・・・!


「うわぁ、朝になってるよ・・・。」



朝を告げる鳥の声が耳に入り、説明に疲労困憊の俺は、顔をあげて、窓の外を見る。


ブラインドの向こうは、うっすらと明るくなり始めていた。


ー チチ、ヂュンヂュン!チ・・・チチ・・・チッパイ!



「チッパイ!?」


明らかな下ネタに、俺は窓の外を二度見する。き、気のせいか?


ー チチ、チッパイ!チッパイ!


どうしよう・・・。窓の外がすっごい気になる。

鳥?鳥なの?結構、ハッキリとした声で鳴いてたぞ?


この世界のスズメなのか?うーん。気になる・・・。



「ユーちゃん、どうしたの?疲れた?」


「え?あ、ごめん。観月は、巨乳だよ?」


「え?ちょ、なに急に・・・やだ、もう・・・///」


「シルクと魅玖は貧乳だな。」


「スー・・・スー・・・。」


▶︎希少価値ですよ?大事にしてくださいね?


魅玖の苦笑する声が聞こえたところで、俺は、意識をテーブルに戻す。


目の前で、メイさんが顎に手を当て目を瞑り、咀嚼するように頷きながら、話の内容を整理していた。



「つまり、サカエくんは“女神様のご家族”の命を受けて、世界のどこかに隠れた女神様を見つけ出す使命を負っている。そのために多大な力を与えられ、旅をしていた。てことでいい?」


「うん、そういうこと。良ければ、仲間になって、色々とアドバイスくれないかな?」


「まぁ、うん。それはいいよ。私は何があっても、サカエくんの味方でいるつもりだけど、問題は今の状況だよね。かなり、まずい状態だと思うよ。」


「やっぱり、そうだよね・・・。」


「うん。天使を倒しちゃったのは、まずかったね。完全に他の天使はもちろん、教会にも目をつけられたと思っていいよ。言わずもがな、天使の信者たちも警戒しておいた方がいい。突然、襲ってくるかもしれない。」


「だよねぇ・・・。はぁ・・・。」


「女神様に探しているのがバレて、さらに隠れられたら元も子もないしねー・・・。天使と女神様が繋がってたら、より一層、動きづらいよね。」


「うーん・・・たぶん、女神と天使は繋がってないと思うんだ。天使は女神様の遣いって言ってるけど、たぶんそれは、虎の威を借る狐ってやつで、勝手に名前を借りているだけだと思うんだ。」


「“虎の威を借る狐”・・・?聞いた事ないなー。サカエくんの地域の言葉?ニュアンス的にあれかな?ドラゴンの影で威張るゴブリン、みたいな?」


「コッチではそういうのか。はは・・・想像したら面白いな、それ。」



巨大なドラゴンの影で、胸を張るゴブリンを想像したら、少し面白かった。たぶん、そのゴブリンは後で、踏まれてぺしゃんこだと思うけど。



「女神様の名を勝手に使っているとなると、それは問題だね。天使や教会は嘘をついていたってことになるなー。それがバレたら、国を揺るがす一大事だから、きっと、天使や教会は必死になって、サカエくんたちを仕留めに来るだろうね。」


「やっぱ、顔割れてるかなー?」


「天使たちは、特殊な能力を持ってるからねー。もう、顔バレしててもおかしくないよ。そうだね、天使達について、もっと教えておこう。」



メイさんは空中に向けて指を振ると、俺たちの目の前に、窓辺から天使の木製のミニチュアが飛んできた。


丸い頭と三角錐の胴体と小さな羽。

とても、可愛らしい人形だ。

あの強姦魔とは似ても似つかない。



「たぶん、サカエくんが倒したのは、天使と呼ばれる、普通の天使だね。世界のあちこちで、人間を観察しているいわば、下級の天使だ。こいつは本当に、多くて、数も百体はくだらない。」



あんな、人を辱めることを悦びとしているような存在が、あんな奴が・・・この世界にはまだ、百体もいるのか!?


とんでもない話に、俺の頭は一気に沸騰していく。



「クソっ!!ちょっと今から、全滅させてくる!!」


「まぁまぁ!落ち着いて・・・。暴れるのは、話を全部聞いてからにしとこう。」


「ぐっ!うぅ・・・!」


「ユーちゃん。」



メイさんの制止を振り切らんばかりに、勢いよく立ち上がった俺は、観月にそっと腕を掴まれる。


視線を送ると、観月は優しげな表情で微笑み腕から滑らせるように手を取り、頬を擦り寄せた。

手に観月の温もりが伝わってくる・・・。



「ユーちゃんは、優しいね。焦らなくても、きっと、その気持ちを理解してくれる人は沢山いると思うよ?心の底から出た言葉や行動は、きっと、人を惹きつける力に変わるから・・・。だから、大丈夫。今はぐっと堪えて・・・敵を知ろう。ユーちゃんの正義を貫くために、この世界をよく知ろう・・・。ユーちゃんの身勝手やワガママで終わらせないために・・・。」


「ぐっ、うぅ・・・!!!ふぅー・・・。すー・・・はぁー・・・すー・・・。」



確かに・・・。


このまま天使を倒し回っても、敵を増やすだけか・・・。冷静に、敵を追い詰めていかなきゃ、裏をかかれて、最悪、このハーレムを危険に晒すことになりかねない・・・。


もう、俺一人じゃないんだ。観月も、リライアも、シルクも魅玖も、目の前のメイさん、俺を信じてくれているリアさんもいる。


あと、黒いピッタリスーツのセクシーなガスマスクの女の子・・・ニナちゃんも。


みんなを守るために・・・俺はここで、知らなきゃいけない。この世界を。


俺は拳を握りしめると、観月の手を取り返し、ギュッと握りしめながら、荒ぶった心を落ち着かせる・・・。



「はー・・・。ごめん、取り乱した・・・。続きをお願いします、メイさん。」


「ふふ・・・。」



俺は席につくと、メイさんの説明に耳を傾ける。

睨みつけた天使の置物は、俺の静かな怒りを感じ取ったのか、ガクガクと震えてメイさんの後ろに隠れてしまった。



「あはは・・・。本当、女の子のこととなると、コロコロと態度が変わって、面白いね、キミは。世界中の女の子たちみんな、キミにそんなに大切に思われてることを知らずに、今日もまた生きていくんだね。なんだか・・・。」


「ふふ・・・!すごく、嬉しくない?」


「にしし・・・!たしかに。こんなに想ってくれているって思うと、フシギと心が温かくなるね。それと、それを知っている優越感はとても素敵だね。」


「そんな大したことないよ・・・。女の子を守るのは男である俺の役目って、勝手に使命感に燃えてるだけだから・・・。」


「いいや、大したことだよ、サカエくん。」


「うんうん。大したことだよ、ユーちゃん。」



観月とメイさんは、二人でクスクスと笑い合うと、手を振る俺を見て、優しく微笑んだ。


なんか、照れくさくなるから、この空気はやめて欲しいなぁ・・・。


もう何度目か分からない逸れた話を戻して、天使の話を聞いていくことに・・・。

これがまた、俺の予想の斜め上をいっていた。



「さっき言った通り、サカエくんが倒した天使は下級の天使だろうね。主に人々を見守るために、世界中に配置されてるんだけど、問題はその上がまだいるってことだね。」


「へぇー・・・。上がいるんだー。天使でいう階級かな?天使、大天使・・・あと・・・えーっと・・・なんだっけ・・・あー・・・あぁ、そうそう、“熾天使”だ。」


「おぉー!よく知ってるね。その通り。天使は三つの階級に分かれるんだよ。」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


※ここでシルクの横路(ロード)


皆さん、お久しぶりです!シルクです!

ここでは、補足説明や裏話、大まかな解説、または、シルの独り言なんかを話していきます。


また、ここでの話は、いわば幕裏的話なので、時間軸や世界、または観察者の皆さんの世界線まで踏み込んだ話ができるスーパーチートページとなっています。


シルにかかれば、ここでラスボスすらもネタにできるんですよ!ふふ~ん!ドヤッ!


まぁ、そんなメタイ話は置いといて、今回説明するのは、『この世界の天使と呼ばれる存在について』です。



この世界では天使とは、観察者の皆さんの世界での天使とは、全くの別物です。

モンスターの一種として見てください。


ご主人様が倒したのは、下級天使と言われる、普通の天使です。

数も多く、百はいると言われています。

見た目は子供と同じですが、魔力やパワーは人間とは一線を画しているそうです。

並の冒険者では、傷を付けることすらできません。


次に大天使。

こちらは、下級天使が進化したモノです。

進化方法は今のところ分かっていません。

見た目は少し大人になり、青年の姿をとることが多いようです。

数は一気に減って、確認されているのは、三体と言われています。

魔力やパワーも大幅に増大。

A級冒険者と並ぶほどと推測されます。


最後に熾天使。

こちらは大天使が進化したモノです。

進化方法は当然ながら分かっていません。

見た目は大人に近い姿をしています。

十年前に一度、公の場に姿を表したところを最後に、それ以降、皆の前に一度も姿を見せていません。

魔力やパワーは未知数。

宗教分野に詳しい研究者の予想では、勇者や魔王と引き分けるとされています。


聞く限り、どれも恐ろしい力を秘めていそうですが、本当にこれから対峙していくことになるのでしょうか・・・。


どうか、無茶はしないで欲しいものですよ?

ご主人様・・・。


おしまい。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


説明を終えたメイさんは、指を振って、元の位置に人形を片付けた。


人形の意味よ・・・。


説明の間、始終メイさんの後ろで震えてるだけだったもんな・・・。

どう考えても、俺が睨んだせいだよね?


ごめんね。今、ちょっと敏感になってて。

天使に関連するってだけで、どうしても激昂しそうになるんだ。


こちらを見つめる天使の置物が、少し物悲しそうに見える・・・。


本当、ごめん・・・。



「どうしたの、置き物じっと見つめて。気に入った?なんなら、あげようか?貰いもんだけど。」


「え?いいんですか?」



ー ゴト・・・!?ガタガタ・・・!!



俺たちの会話が聞こえていたのか、置き物は突然、ごとりと震えると、ガタガタと音を立てて震え始めた。


めっちゃ、怯えてるじゃん!

うそうそ!?そんな嫌がる!?



「い、いや、やめとこうかな・・・。持ってても、用途がないし。」


「弓使ってるなら、的の練習に使ったら?」



ー ガタガタガタガタ・・・!!!!!



「ちょw!!何言ってんの、この人!?可哀想だから、やめたげて!!?」



メイさんの言葉に置物は、悲惨な未来を想像したのか、さらにガタガタと震えが増した。


気持ち、白目むいてる気がする・・・。



「にしし・・・冗談、冗談。それより、これからみんなはどうするの?天使たちもこのまま、みすみす見過ごすとは思えないよ?必ず、やられた天使の仇を取りに来ると思う。」


「ちなみに、天使を崇めている宗教って分かります?」


「うん。名前は【美神教(カリテス)】。ここには多くの宗教があるけど、その中でも、特に信者の数が多いところだよ。」


美神教(カリテス)・・・。」



カリテスか。確か、俺たちの世界では、宗教ではなく、三美神を示す言葉だったよな。


【魅力(charm)】【美貌(beauty)】【創造力(creativity)】を司る女神たちのことを示したはずだ。


まぁ、この役割はそれぞれ、変わることもあるから一概に正解とは言えないけど。


・・・あー、なんか、この女神達とも闘うことになったりしないよね。

嫌だよ〜。女の子と闘うのだけは避けたい・・・。



「うーん。女の子を相手に、俺は闘えないぞ・・・。」


「大丈夫!もしもの時は、わたしがぶっ飛ばすから。」



観月が力こぶを作って俺を見ると、にっこりと笑って安心しろと胸を張る。



「心配しかない・・・。」


「・・・右に同じ。」


「えー?ひどーい。私だって戦えるんだよ?」



俺とメイさんは自信満々の観月に目を向けると、深く息を吐く・・・。

当然、戦えるのは知ってるし、ちょっとやそっとで負けることもないとは思う。


心配なのは、向こうだ。


暴走した観月が誤ってその女神たちをバラしてしまうのではないかと、心配しているんだよ。



「穏便にいけるなら、穏便にな?まずは話し合おう。話してダメなら、戦おう。分かった?」


「分かってるよぉ!ひどいなーもう。私、そんな、単細胞じゃないもん。」



ぷっくりと頬を膨らませ、腕を組んでそっぽを向いた。



「でも、戦うことも考慮に入れておかないとね。特に、あの宗教は過激な面もあるみたいだし。」


「過激な面?」


「人類の秩序向上を目標に、品行方正な行いを是とし、従わない者たちを、投獄し拷問をもって処罰する。最悪、死ぬ人も出てるみたい。それは王都に近付くほどに色濃くなってるみたいでね、特に中心部の王都は最悪だよ?人前でのキスはもちろん、ハグすらも処罰されるの。」


「へぇー。ユーちゃん、即処罰対象だね。ハレンチ大好きだから。」


「・・・・・・え?俺?なんで?」


「なんで?とくるかー・・・。」



突然、名を呼ばれ、心底驚いた俺は目を丸めて観月を見る。


なんで、俺が処罰されるんだ?

女の子たちを幸せにするために、旅をしているこの俺が!

おかしい!絶対におかしいだろ!?



「いや、心底、疑問に思ってるとこ悪いけど、私たちのところ(元の世界)でも、過度のハレンチは、処罰されてたでしょ?ユーちゃんの場合、ナンパはもちろん、学園内では女子たちにたくさんハレンチしてたんだから。むしろ、学生だったから大目に見られてただけで、大人になってもやってたら逮捕されてるからね?」


「うん。おかしいよなー。酷い話だよねー。」



腕を組んで首を捻る俺に、観月は眉を寄せて頭を抱えると一言・・・『酷いのはユーちゃんの頭だよ。』と、心底呆れたように言われてしまった・・・。


ひどいなー・・・俺はみんなの幸せを願ってるだけなのに・・・。



「まぁ、でも、ユーちゃんがやってたことに比べれば、天使にされたことの方が何倍も何十倍もつらいことだけどね・・・。」



あの夜のことを思い出したのか、観月は自身の身体を抱きしめると、少し顔を曇らせて俯いてしまう。



「それなんだけど、実は私、天使が何をしてたか知らないんだ。私が宗教に入ってないのも、単に、そういうのが面倒なだけで入ってないだけで、あの宗教の詳しいところは知らないの。何をされたか、教えてくれない?」


「はぁ・・・。端的にいえば、天使に強姦されそうになりました。」


「強姦・・・!?最悪じゃない!あいつら、何してんの!?」



メイさんは立ち上がると、目を丸めて、頭を抱える。



「あー、でも、思い当たることがあるわ。リアが王都から帰ってきた時に、めちゃくちゃ、怒ってたの、それかー・・・。」


「リアさん、王都に居たんですか?」


「うん。その実力が認められて、昔、王都に召し抱えられたことがあるんだ。少しして、ブチ切れながら、こっちに帰ってきたから、何事かと思ったけど、たぶん、天使の行為を目撃したんじゃないかな?まさか、天使が人間を強姦して、その種をばら撒くなんて。なんだって、そんなこと・・・。」



頭を抱えると、『それは確かに、教会の存亡に関わる大事件だね』と呟いた。



「しかも、天使はモンスターでした。たぶん、ゴブリンと同じように、人間を苗床にして繁殖するタイプのモンスターです。」


「次から次に驚きの事実を突きつけてくれるねー。頭がパンクしそうだよ・・・。」



さらに深く息を吐くと、メイさんは何かに思い当ったように、ペンと紙を呼び寄せる。


指一本で、ほんと、なんでもできるなー。

すげー便利、魔法使いって。



「待って、待ってよ?てことは、教会も当然、知っているはずでしょ?確か、避妊の札とか、発行してたはず。あー!そういうこと?嫌だ!嫌だ!そういうの本当、嫌!」



今まで、出てきたことを整理しながら、紙に書き記していくと、そこには天使と教会の人間の歪んだ構図が浮き彫りになっていく。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以下は整理した内容である。



○ 天使は自分の子孫を残すために、人間を苗床にしなくてはいけない。


○しかし、そのまま犯しても、人間たちから反感を買い、やがて根絶やしにされてしまう。


○安全に子孫を増やすことを考えた結果、人間と共存する道を模索することにした。


○人間は極端に、異種との交わりを恐れる傾向にある。一部を除いて・・・。


○一部の人間の協力を得て、宗教を設立。

天使を神格化することで、喜んで迎えいれるように心を開かせた。さらに、間違った性への知識を与えることで・・・苗床を整えた。


○『キスをしたら子供ができる。子供を作るのに必要な行為は、キスのみで大丈夫。』性行為自体を禁忌として、ひた隠しにした。


○あとは、キスをした者たちのところに飛んでいき、昏睡させたところを陵辱し、子種を着ける。


○天使に警戒の無くなった人間は、天使を迎え入れる。そして身も心も預けるようになっていった。


○そして増える天使の子供たち。羽根の生えた子供は天使として、また、別の女性へ“祝福”を与えていく。天使は昔、極小数しかいなかったが、今では百を超える数になったのも、ここ百年の話だ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「バカげたことをしてくれる・・・。生命の営みを・・・人の愛を。信仰心を冒涜しやがって・・・。」



グツグツと煮えたぎる怒りを抑えることが出来ず、俺はたまらず拳を握り、奥歯を噛み締める。



「許せない・・・。」



観月も俯きながら、スカートを握りしめ、怒りに震えていた。



「しかも、【避妊の札】とか言って、高額でマジックアイテムも売り捌いてる。多分、その札は、単なるフェイク。札を確認した天使が手を出さないだけだね。協力者の懐を肥やすための資金集めの道具だ、きっと。」



商売人としても、女性としても、メイさんは許せないのだろう。本当に見たことがないほど、怒りに燃えた瞳を宿して、目の前の紙を見つめていた。


知らせなくては・・・皆に・・・このバカげた事実を・・・。



「でも、今は何もできないよ。サカエくん。もっと力をつけないと。」


「分かってます。たとえ、下級の天使を全て倒しても、その上には大天使と熾天使が居る。更には、教会の後ろ盾もある。とても、俺たちだけじゃ無理だ。」


「うん・・・まずは力をつけよう・・・。誰にも負けない程の力を。そして、見つけよう。多くの仲間を。」


「あぁ・・・。」



俺と観月、そしてメイさんは手を重ねると、妥当、天使を叫んで、その場を解散することにした。


そうして、冒頭の緊急勉強会となった訳だが・・・大丈夫だろうか?

すでに、ハレンチな方向に、路線が逸れているが・・・。


などと、野暮なことは言わないでおこう・・・。


なんたって、この物語は・・・

誰よりも紳士で、誰よりも男らしく、誰よりも優しい・・・。

そんな、変態(色欲魔王)のハーレム無双冒険譚なのだから!




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