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その男、もーっと変態につき



人は七つの死に至る罪を抱えているといわれている。



1つ、傲慢ーprideー


2つ、強欲ーgreedー


3つ、嫉妬ーenvyー


4つ、憤怒ーrathー


5つ、暴食ーgluttonyー


6つ、怠惰ーacediaslothー


7つ、色欲ーlustー



「七つの死に至る罪」とあるが、罪そのものというより、人間を罪に導く可能性があると見做されてきた欲望や感情のことを指すもので、昨今、日本の教会では七つの罪源(ななつのざいげん)としているそうだ。


人を死に至らしめる罪。

人を罪に導く可能性があるとされる欲望。


なんと恐ろしいことか・・・。

だが、本当に恐ろしいのは何か、私は知っている・・・。


栄咲遊助と羽衣観月は、魔法図書館で勉強会を開いていた。



「・・・はっ!恐ろしい・・・。なんて恐ろしいことを、俺は思いついてしまったんだ・・・。」


「・・・え?なに?どうしたの?」



傍らには図書館の管理人である、リライアが、本の内容を観月たちに解説している。


まるで、先生と生徒たちのような姿に一見して微笑ましさも感じ得るが、その実、この三人の間には複雑な関係が築かれていた。


観月とリライアは、生徒と先生の間柄であり、また、共に旅をする仲間である。

それと同時に、観月はユースケの恋人であり、リライアもまた、ユースケの恋人であった。


故に二人は・・・こと栄咲遊助に関しては、決して譲れない恋のライバル関係でもあるのである・・・。



「・・・観月さん。こんな時は、総じて関わらない方が・・・。」


「え?でも、なんか楽しそうだよ?」


「観月、リライア。俺は思いついてしまったよ。」


「うん!なになに?」


「嫌な予感しかしません・・・。私は一旦、バックアップに戻ってもいいですか?」



頭を押さえて、栄咲遊助は不敵な笑みを浮かべると、隣に座っていた観月とリライアに向き直る。


急に何事かと不安げな表情を浮かべたリライアは、少し及び腰になると、ユースケの視線にたまらず身をよじり横にズレて距離を置く。


逆に観月は興味深そうに、身を乗り出すと、そのたわわに実った胸を机の上で弾ませながら、ユースケを見つめていた。



「新しい技を思いついたんだ。なんと、これで四方を囲まれたとしても対応できるという、まさに死角なしの状態になる。」


「え・・・?どういうことだろ?リライアさん、分かる?」


「・・・索敵魔法の一種でしょうか?」


「んー。わかんないなー。ユーちゃん、見せて?」


「み、観月さん!?だから、迂闊に話に乗るのは・・・!」


「おう!任せろ!」


「あ、あー・・・。」



ユースケの思いついた新しい技とやらに、二人は顔を見合わせて、首を傾げる。


概要だけではイメージしずらいと思った観月は立ち上がると、ユースケに手を差し出した。


観月の差し出す手を取り頷いたユースケは、観月と対峙すると不敵な笑みを浮かべた。


お互いの準備が整ったところで、中二病かと思うほどの斬新なポーズをキメて、ユースケは観月に叫ぶ!



「さぁ、見てくれ!これが新しい技だ!」


「わくわく!」



ーバサッ!


「え、えぇ?」


ユースケはおもむろに、服を脱ぎ捨てると上半身を露出する。


ーバン!ババーン!ムキーン!


程よく引き締まった腹筋と、胸板を露出させ、観月とリライアに見せつける・・・!



「っ・・・!?ユ、ユーちゃんが脱いだ・・・。」


「っ・・・!?ふ、不意打ち過ぎる・・・。(無駄に、色香がすごい・・・///まさか、“魅了”を使いこなし始めている・・・!?)」



観月はその男の身体に思わず息を飲むと、トロっと少し蕩けた顔で、その身体を凝視する。

リライアも凝視をしないように気をつけているが、チラチラと指の間から覗きみているようだった。



「「ごくっ・・・!い、いい身体・・・。」」


「ふふ・・・。そんなにいいかい?なんなら、抱きしめてやろうか?」


「え?いいの?うん!うん!うんうん!」


「み、観月さん!ダメです!これ、絶対に罠ですよ!」



ユースケの露骨な誘いに、何かを感じ取ったリライアは駆け出そうとする観月を制止しようと試みるが、そこは身体能力Lv3の観月さん。

さっと伸ばされた腕を回避し滑るように床を駆け抜け、ユースケの胸に飛びついた・・・。



「あ、あー・・・。観月さん・・・。」


「はぁ・・・///素敵ぃ・・・♡♡」


頬を染め、その瞳に桃色のハートを宿した観月はユースケに抱きしめられたまま、その胸板に頬を寄せつつ吐息を漏らす。



「完全に魅了されてる・・・。まぁ、ずっとそばにいて、常にその影響を受けている観月さんは、マスターの魅了には素直に反応してしまうんですよね。それもかなり強く・・・。」


「ユーちゃん♡ユーちゃん♡ステキぃ・・・♡大好きぃ・・・♡」


「しかも、相手を全力で受け入れてる分、余計に影響は出ている感じですね。はぁ・・・。もう、知りませんよ?どうなっても・・・。」



抱きしめられた観月は、ユースケの胸板に触れて、恍惚した表情を浮かべている。


その様子を見たユースケはニヤリ・・・と黒い笑みを浮かべると、観月の丸く小さなお尻に手を伸ばし、強めに撫で回し始めた。



「ふぇ・・・?あ、ちょ、んん!待って!するの?ここで!?みんな、見てるのに!?」


「さぁ、受けてみろ、観月!俺の新しい技!〈 サカエの触手シルク・オン・ユースケ 〉!!」


「え!?わわわっ!?ユーちゃんに・・・触手が生えてきたよ!?」


「ほーら!!罠って言ったじゃないですかぁ!?」


「ふえぇーん!!助けてリライアさーん!!」


「もう・・・!観月さんは、マスターの事となると、周りが見えなくなりすぎですよ!しばらく、反省してください!」


「しょ、しょんなー・・・!?」



俺の背中から、ニョロニョロと伸びた無数の触手が観月の四肢を縛り上げる。


ヌラヌラと光る白い触手が何本も、観月の身体を這い回る。



「ん!くぅっ!あ!や、やら!だめ!」


抵抗する観月だが、触手が外れる様子はない。むしろ抵抗したことで、より強く絡まっていくようだった。



「さぁ!感じろ!観月!俺の触手で快楽に打ち震えてくれ!」


「あ、ああ!これ・・・ユーちゃんの・・・?ユーちゃんの触手!んん!あ、やら・・・!」


ーゾク!ゾクゾクッ!



相手が愛する人のものだと分かった瞬間、言葉とは裏腹に、観月の身体は受け入れる体勢に自然と移行しているようだった・・・。

縛られていた身体は力が抜け、火照り蕩けた顔でユースケを見つめ返している・・・。



「あぁ・・・。観月・・・。」


「んん・・・。ユーちゃん・・・。」



二人の気持ちを察したのか、触手はうねうねとウネリを強くする、観月の敏感な場所を次々に責め立て始める・・・。



「あ!あん!んん!ゆーひゃん!いいよぉ!きもひいい!ゆーひゃんの触手・・・きもひいいよぉ!」



口にも乱暴に触手をねじ込まれ、乳房を服の下で乱暴に責められ、ショーツをなぞられ続けた観月はガクガクと身を振るわせながら、声にならない喘ぎ声を漏らし、その潤んだ瞳でユースケを見つめ返し続けた・・・。


「ゆーひゃん!やら!これじゃないのがいい!ゆーひゃんの!ゆーひゃんの熱いのが、欲しいよぉー・・・!」


「はぁ・・・はぁ・・・!観月、可愛い!もうダメだ!我慢できない!」



観月とユースケはそのまま抱き合うと、雄々しく反り勃ったサカエのカチカチの触手と、濡れそぼった花弁を合わせる・・・。


そうして二人は快楽の園へと、落ちていくのだった・・・。


「はぁ!はぁ!観月!リライア!もっとだ!」


「んん!あぁ!」


「あん!マスター・・・!も、もう・・・!あぁ!」


「「 んん・・・!あ・・・ああぁぁ~ん・・・♡♡♡」」



真に恐ろしいのは、罪を罪と認識せず、己の欲望のままにひた走る変態と、それをなんだかんだ許してしまう周りの緩さであると、私はあえて言うとしよう・・・。



「魅玖!!遊んでないで、こっちに来い!さもないと、服脱がすぞ!」


「え!?」


「五ぉぉ・・・」


「えぇー!?ちょ、今大事な、エピローグのナレーションをしてたとこで・・・。」


「エピローグなんて、どうでもいいわ!それより、俺と、ピロートークしようぜ、魅玖ちゃん!」


「変態!急に変態だしてきた!?」


「あ、という間に、四三二一・・・ゼロー♪」



ーパチン!


と指が鳴らされ、魅玖の服はあっという間に強奪される・・・。

魅玖は床にぺたりと座り込むと、全身をビクビクと振るわせて、いやらしくその細く長い脚をすり合わせながら見悶える・・・。



「えっ!?服うぅ・・・!私・・・、裸見られたら・・・う、うぅ・・・あ、あん!んん・・・!はあぁ〜♡」


「んー!絶景かな、絶景かな。」



フォッ!フォッ!フォーッ!と、年寄りくさい笑い声を発しながら、ユースケは魅玖に触手を伸ばすと全身を愛撫し始める。



「ま、まっれ・・・待ってくらさい・・・まだ、イッたばかりで・・・。」


「ふふ!さぁ!楽しもう!みんな!快楽のその先へ!!」


「「「んん!あぁ!」」」



四方に愛する女の子たちの快楽に蕩ける顔を愛でながら、ユースケは満足気な笑みを浮かべると、自身も観月に対して激しく腰を動かし始める・・・。



こうして、勉強会はなし崩しに終了してしまった。


まったく、けしからん!!

前にも増して・・・この男、もーっと、変態である!!




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