凄く雑な年表
あまりにも時間が取れないので、以前書いた年表でお茶を濁してます。
古代
人間以外の人類と魔法が存在する世界で、一つの巨大な統一帝国が誕生する(ロムルスを始祖とする当時の超大国。西方世界(との周辺)の文明の礎。作中の国家は大体これを基盤にしている。当然だが、この帝国の範囲外にも世界は存在するので、この統一国家というのはかなり主観的な書き方である)。
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中世(初期)
統一帝国はその後分裂し、東西に分裂する。西方では早々に分裂し国家が乱立することとなるが、東部では皇帝が最低限維持することに成功。権力闘争と王朝交代の果てに東部世界には統一帝国の直接の後継である魔王国家が成立する(ビザンツとイスラム諸王朝の闇鍋。支配地域は大まかに現実で言う所のバルカンから中東にかけての地域。魔王=かつてのロムルスの帝冠の流れなので、種族はあまり関係が無い。多分人間の魔王とかも存在する)。
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中世(中期~後期)
かつての帝冠の流れをくむ魔王は、帝国再建のために西方への侵略を繰り返している。それが分かたれた国家を一つにするという使命だと思っているから(魔王視点だとそれが正義)。散り散りになった西方諸国に対し、帝国の遺産を相続しまた立地そのものが東西交易の重要拠点であるという経済的な優位を生かして初期は魔王が優位に立つ。西方は基本的にこれに対抗するために互いに足を引っ張りあいながら、あの手この手で侵略を防いでいた(この時の魔王国家はオスマン帝国がモデル)。主人公が魔王からの要請で従軍したのもおそらくこの前後。
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中世(末期)~近世および近代(最初期)
しかし西方諸国が大航海時代を迎えたことでこの関係が徐々に逆転。世界周航と新大陸の発見によって、魔王を介さずに東方物産を入手できるようになったことで経済的な優位を喪失。段々と劣勢を強いられるように(この間に西方諸国は軍事革命やら神聖な帝国の死亡診断書やら絶対王政やらやって進歩している)。そうこうしているうちにガリアで革命が起きてアンシャンレジームが崩壊する頃には魔王国家は西方に干渉する力を完全に失う。
経済的な優位を失ったことで、広大な帝国を統治する費用を捻出するのが難しくなる。その結果、中央からの統制を緩めざるを得ず、地方にかなりの権力が移譲されることになる。地方の統制ができなくなった結果、国家の威信を失い求心力が低下。問題への対処能力が下がることでなし崩し的に地方への統制を弱めざるを得なくなる負のループが確立されることに(本編開始数十年前)。
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西方から持ち込まれた自由主義と民族主義が各地に埋まっていた不満を爆発させる(本編開始)。
実はプロットレベルでは次話はできてるんですが、展開がガサツすぎたためにちょっと書き直してます。時間が取れないのもあって、次回更新は時間がかかるかもしれません。