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堕ちた勇者の子(仮)   作者: 雪国竜
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第17話

 放課後。


 今日受ける授業は全て終わり、エドワードは騎乗部の説明会が行われる場所に向かおうとしたが。

「何で、お前が付いて来るんだよ?」

 エドワードは自分の左側に居るアルティナを見て目を細める。

「べつに~、あたしが説明会に行っても問題ないでしょう。あたしは、ジッとしているのが苦手な女なんだからっ。騎乗部に行っても、何も問題ないでしょう?」

 所々、強調しながらアルティナは顔を背けながら昼時に言われた事を皮肉りだした。

「僻むな。お前には向いていないと言っただけだろう。別に入部しても良いだろう」

 そのまま入部し続けるか、三日坊主で終わるかは本人次第だがなと思うエドワード。

「それにしても、あんたが。騎乗部ね。動物好きなのは知っていたけど、部には居る程好きだったとはね~」

「…………正確に言えば、知り合いから誘われているんだ。入る入らないにしても説明会には顔を出してと言われていてな」

「へぇ~、知り合いね。誰?」

「おふくろの縁で知り合ったんだよ」

「へぇ、ラトレダさんの…………んっ⁉ もしかして⁉」

「多分、お前が思っている同じ人だ」

 エドワードがそう言うのを聞いてアルティナは思わず溜息を吐いた。


 それから少し歩くと、騎乗部の説明会が行われる教室の前に着いた。

 説明会を聞きに来た生徒達の列になっていた。

 受付に生徒がおり、其処に名前を言えば入れる様になっている様だ。

 エドワード達は列に並んだ。エドワード達の前に並んでいる者達が受付が終わり教室に入って行くので前へと進んでいく。

 そうして、ようやくエドワード達の番になった。

 受付の生徒がエドワード達と言うかエドワードの姿を見るなりギョッとした。

「これはこれは、どうぞ。こちらへ」

 受付の生徒が立ち上がり、騎乗部の説明会が行われる教室とは別の所に案内しだした。

 エドワード達は互いの顔を見てどういう事だと思ったが、何か有るのだろうと思いその生徒の後を追いかけた。

 そうして追い駆けていると、説明会が行われる教室から少し離れた教室の前まで案内された。

 案内をしてくれた生徒が教室の扉を叩く。

「お連れしました」

『そう。入りなさい』

 ドア越しに聞こえるのは艶がある声であった。

 その声を聞いて生徒はドアを開けて、手でエドワード達に入る様に促した。

 エドワード達は案内してくれた生徒に一礼して教室に入った。

 入ったエドワード達は室内を見回して驚いた。

 部屋に入ると、まず目に付いたのが背もたれと肘置きなどが付けられた座椅子があった。

 横に三人並んで座る事が出来る位に幅があり、背もたれもその幅に合わせて広かった。

 その座椅子にはエドワードと同じ位の身長の女性が居た。

 漆黒色の尻まで伸ばしたロングヘア。

 吊り上がった目に碧の瞳。整った気品がある顔立ち。

 手足が細く長く胸と尻がデカかった。

 エドワード達はその女性の前まで来て拝跪した。

「お久しぶりです。カサンドラ第二皇女殿下」

「元気そうね。エド」

 拝跪しながら挨拶するエドワードに座椅子に座っている女性ことカサンドラは笑みを浮かべつつ挨拶する。

 このカサンドラのフルネームはカサンドラ=アルカディアと言い、アルカディア皇国の次期王位継承権第二位にして第一皇女アイギナの異母姉妹であった。

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