log:4 よろしくだお!
(; ゜ω゜)「……」
その一方でまだ、ブーンは動揺を隠しきれなかった。
侵食型の攻性生物──噂くらいは耳にしたことがあるが、まさかその被害がこれほど酷いものであったとは。
(; ゜ω゜)「その……なんだ、苦しくはないのかお?」
そう尋ねるや否や、
川 ゜ -゜)「は? なにを言っているんだ君は。苦しいに決まっているだろう」
だから倒れていたんだと、呆れた表情のままにクーは返事をする。
(; ^ω^)「……いや、ゴメン。失言だったお。それにしても放置したままという訳にはいかない筈だお。何か治療の手立ては?」
川 ゜ -゜)「ああ、まさにそれを今探しているところなんだ。この壁の何処かに住むと云うハイ・フロスガーの噂を聞いたことはあるか?」
('A`)「んぁ? 知らねぇな……何者だい、そいつは?」
川 ゜ -゜)「壁が出来た当時、我々ヒトにに知識を与えたという、賢者の末裔さ。莫大な知識を持つ彼等なら治療法を知っていると思う。だからそいつらをまずは探さねば」
('A`)「ほほう。しかしだだ闇雲に探している訳ではあるめぇ」
川 ゜ -゜)「うむ。そこのピザと違って聡いな、君は」
(; ^ω^)「ちょおまw」
思いがけぬ毒舌にまたもやブーンはずっこけた。彼の名誉のため云うが、ブーンは決して肥満体ではない。むしろ鍛えあげた肉体故の肉太りなのだか、相手はそれを理解していない様子なのだ。
川 ゜ -゜)「知らぬ。存ぜぬ。だから君はピザ」
(# ^ω^)「ぶっとばすぞてめぇ」
(;'A`)「いいから話を進めろ」
喧嘩腰になる主人をどうどうとドクオが宥め、クーに説明を促す。
川 ゜ -゜)「おお、済まないな君。えっと、どこまで話したっけか」
( ^ω^)「ハイ・フロスガーを探す手立てがあるという所までは聞いたお」
川 ゜ -゜)「うむ、そうだったな。で──だ。私はこの壁の内部を記した地図を持っているんだ。今は大体このあたりだな」
胸元のポケットから端末機を取り出し、それの画面を映してみせる。
( ^ω^)「おお、これは便利そうだお。これも発掘品かお?」
川 ゜ -゜)「うん。完全ではないが7〜8割位はカバーしているはずだよ。少々値は張るがこういうのは大概都に行けば買える。もっともコネは必要だがね……」
('A`)「あんた意外に顔が広いんだな」
川 ゜ -゜)「まぁそこは親のコネって奴さ」
もういないけどな、と憂いを含めた表情のまま彼女は乾いた笑みを溢す。
それからカップの残りに口付け、「ふう……」と一息。
川 ゜ -゜)「旨いな……おかげで喉の乾きも癒えたよ。ありがとう」
( ^ω^)「それはなによりだお」
クーからのはじめての礼に機嫌を良くし、「お代わりいかがかお?」とブーンは奨めてみたが、「いや、これでもう充分だよ」と微笑みを返された。
川 ゜ -゜)「うん、身体の具合も良さそうだ。もう少し休んだら私はもう行くよ」
( ^ω^)「おっおっ。無理は禁物だお。本当に大丈夫かお?」
川 ゜ -゜)「なんの、これくらい慣れているさ」
('A`)「おうおう。痩せ我慢は禁物だせねぇちゃん。なぁブーン?」
ニィ、と意味深な笑みをこぼし、足元のドクオは同意を促す。無論その意図が解っているブーンもまた
( ^ω^)「だお」
と一つ頷き、「クー、君さえ良ければ一緒に行かないかお?」と同行を提案してみるのだった。
川 ゜ -゜)「ふぇ?」
思いがけない彼等の申し出にクーは一瞬きょとんとした顔になる。
( ^ω^)「どうかお?」
川 ゜ -゜)「い、いや……それは実に有難いというか、楽しそうな申し出だが……その、なんだ、君達はそれでいいのかい? そっちにはそっちの用事があるのでは?」
そんな心配に対し
( ^ω^)「もーまんたいだお」
即答するブーン。
('A`)「だって、……なぁ?」
( ^ω^)「うん、実際僕のやっている事なんて道楽の延長みたいなものだし。それなら人助けでもした方が余程有意義というものだお」
('A`)「──だとよ。さぁ後はお前さん次第だ。どうする、お嬢ちゃん?」
ここまで言われればもう断る理由などない。
川 ゜ -゜)「ああ……そうだな。しばらく一人旅ばかりで疲れたよ。君達となら随分楽しめそうだ」
──よろしく頼むよ、とクーはほっそり白い指を差し出した。
('A`)「よっしゃ! 決まりだな!」
( ^ω^)「こちらこそよろしくだお!」
嬉々とした表情を浮かべ、ブーンは彼女と握手する。こうして彼らの旅に新たな仲間が加わったのであった。