表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
精龍の血  作者: 落ちこぼれた烏賊
序章
5/40

しばらく一人暮らしになりました。

 

「それじゃ行ってくるから、しっかり読んどくんだよ」

「わかったよ、いってらっしゃい」


 ばあちゃんを見送ったあとすぐに教本に目を通し始めた。先ほどの自分が魔法を使う感覚を忘れることができなくていてもたってもいられないのだ。

 この教本はどうやら魔法の基礎の基礎を書いているらしい。

 小さい頃からばあちゃんから文字を教わっていたので読み書きは一通りできるようになっている。おそらくこの魔法教本を読むためにみんなこの年には読み書きができるようになるんだろう。ありがとうばあちゃん。


「えーっと、なになに?」


 [魔法の基礎]

 1.魔法とは

 2.魔力とは

 3.基本魔法の4種類

 4.初級魔法を使ってみよう。


 こんな感じだ。ばあちゃんは1と2を吹っ飛ばして3と4をやったのか、どおりで何もわからないわけだ。

 それからとりあえず1と2を読んでみるとどうやら魔法とは魔力を使い、あらゆるものをイメージの通りに操る事らしい。そして詠唱はそのイメージを口に出して言う事でより具体的になり、簡単に魔法を使うことができるらしい。

 そして魔法の強さは魔素度と言う魔力の中に含まれる魔素の量によって変わるらしい。

そば例えるならそば粉が魔素、つなぎやその他で固めた状態が魔力、切ってそばの状態にした子が魔法。という感じか。

 つまり適性があり、イメージさえできればその魔法を使うことができるのだ。そして俺は4つの種類を使うことができるからほぼなんでもできるんじゃないかと思った。


「なるほどね。これはいわゆる無詠唱呪文の使い手になるしかないな☆」


 ユウは謎の決意を胸に練習を開始する事にした。


「って言ってもどう言う練習がいいんだろうか、、、」


 何をしたらいいのか分からず教本のページをめくっていると、オススメの練習方法なるページを発見した。

 その方法はというとまずは火なら火の玉、水なら水の玉、土なら土の玉、風なら風の玉を手の上で維持する事で魔力のコントロールを習得しましょう。

 と書いてあったので実践してみる。安全のために水にした。


「まずは水の玉をイメージ、魔力で大気の水を操るイメージで、よっと」


 不安定に表面や中の水が波打つ水の玉が右手の上にできたが予想以上に維持するのが難しく、ほんの数十秒たったところで水の玉は形を維持することができずにただの水になり右手に落ちた。


「思ったよりも難しいな、よし、これを完璧にできるようになるまでやろう!」


 軽い目標を決めたユウはすぐに繰り返し何回も何回も練習し始めた。何せ魔法を使うのが楽しかったのだ。

 はじめ数十秒だったのが繰り返す内に数分になり、数十分になり、だいたい1時間ほどなら維持することができるようになったのだがその頃にはもう朝になっていた。ばあちゃんを見送ったのが夕方ぐらいだから一晩中水の玉を作っていたわけだ。右手の皮膚も水に濡れてふやけている。

 そんなことに気づき我に返ってみるとドッと疲れが押し寄せてきたのでそのままベットにダイブした。。。




 その日ユウは夢を見た。

 昔からよくみる夢。場所はぼやけててよく分からない。

 何故か暖かさを感じ落ち着けるような懐かしいような場所。

 そこにいるのは人の形をした、でも人ではない何か。

 その2つの影が自分に近づいてきて何かを口にしている。そして急に背景が目まぐるしく変わりそこで途切れる。


 そこでまた朝が始まる。起きた時には昼なんだけど。


「またこの夢かー、なんなんだろうな全く。」


 夢の内容は基本忘れてしまうがこの夢だけは何故か起きた後もはっきりと覚えている。そのことに違和感を感じるのにも慣れたユウは顔を洗い、朝ごはんと言う名の昼ごはんの準備を始めた。

 シンプルだが食パンのようなパンを焼いてその上に森の木になってるベリーのようなものを甘くしたのを塗って食べた。

 食べ終わるとまた魔力コントロールの練習だ。


「昨日あんなに疲れたのに一晩寝たら治るもんなんだな」


 そう、昨日は本当に疲れていた。もう歩くのもやっとと言うぐらい疲れていたから起きても疲れが取れていないことを覚悟していたが、予想に反してスッキリとした目覚めだ。実際昨日でもないし一晩でもないが


「まぁいいや、とりあえずやろっと」


 考えるのをやめたユウはまた永遠と水の玉を作り始めた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ