処分奴隷
6話
あのおっさんを倒した後俺は、受付場でギルドカードの説明と、何やら色々と書かされた。
いや書かされている。要は現在進行中だ。
冒険者にはまず、それぞれに見合ったランクがあり
上からSSS、SS、S、AA、A、B、C、D、E、Fまであり、SSSは世界的英雄クラスしかなれないそうで500年前に勇者が魔王を倒した時に貰って以来だれもいないらしい。いたのか、勇者と魔王。
ギルドカードは個人情報のようなもので今俺が書いているものをカードに移すそうだ。
後、ランクの確認が必要な時もすぐに確認できる為でもあるらしい。
個人情報は別に書きたくない部分は書かなくてもいいようなので、名前、出身地、ジョブ、使えるスキルと書かれてあった。
名前は、カズトとだけ書いて、出身地とジョブは未記入、使えるスキルは『身体強化』のひとつだけ書いた。
「『身体強化』だけですか?」
めっちゃ怪しそうな目で見てるよ。
「はい、そうですよ」
「まぁ『身体強化』ならあの速さが出せるのも多少頷けます」
「ええと、ではこれで終了ですか?」
「ええ、そうですね。これで終わりです。だからと言ってあまり無茶しないでくださいね?まだお若いんですから」
サラさんも17〜18くらいに見えるんだけど。
「そういうサラさんは幾つなの?17くらい?」
「も、もう〜そんなに若く見えます?」
あ、照れた。
「違うんですか?」
「ええ違いますよ。本当は20です」
そんなに変わらなかった。
まぁ若く見えるのはいいことなんだろうなぁ。
「えーとじゃあ俺はこの辺で又、依頼書見てからきます」
「はい、待ってますね!」
とまぁそんなこんなで依頼書を見に来た。
他の冒険者を見ると、ソロで依頼を受けているわけではなくパーティを組んで受けているようだ。
俺はちょっと依頼書を見ていたお姉さんに聞いてみた。
「あの、すみません今冒険者になったばっかでよくわからないんですけど冒険者って2人以上で組むことって多いんですか?」
「ん、ああさっきの坊やか。さっきのは良かったよ!
あの野郎酒癖は悪いわ、その上新人は脅すわで皆んなから嫌われていたんだよ。
その上この中では強い部類に入っていたから皆んな手出しできなくてね。
あらごめんなさい話を戻そうか。ええとパーティの事だね。
パーティは基本4人までかな。
それ以上で組むと揉め事になる事が多い上に一番の問題なのが依頼の配当金で一人当たりの金額が減るからね。大体は最高でも4人だよ。
まぁそれを嫌う人は戦闘奴隷を買ったりして6人以上にしてる奴もいるんだけどね」
さっきのおっさん中々嫌われてたんだな。
まぁそれはいい、今の話で気になった事がある。
「戦闘奴隷ですか?」
「ん、あんた戦闘奴隷も知らないのかい。まぁいいわ教えてあげる奴隷は知ってるでしょ?」
「えーと、人が物として扱われる事くらいしか」
「うん、それでいいわ。その奴隷の中でもね戦闘奴隷と知識奴隷、そして性奴隷、最後に処分奴隷があるわ」
処分奴隷?何だそれ
「すみません処分奴隷って何ですか?」
「まぁあんまり聞かないことだしね教えてあげる。
処分奴隷ってのわね戦闘奴隷だったら腕や足を切られて戦闘として役に立たなくなった者。
知識奴隷だったらその奴隷が仕事を上手くこなさなかった者。
性奴隷だったら、性機能の役割を果たさない者。
そこら辺ね。最初から処分奴隷って子も居るらしいわ。
例えば奴隷商人が痛めつけすぎて使い物にならなくなった者とかね。
その代わり凄く安いみたいよ一番安い時は銅貨2枚って聞いたわ。
まぁそんな者好きなんていないから売れないで近くの鉱山に持って行って業者に売るらしいわ。それでも使えない者は餓死するしかないらしいけど」
おう...メッチャハードだったよシリアスだよ。
「そうなんですか、有難うございました」
「うん、礼儀正しい子は好きだよ」
「ついでに奴隷って何処に売ってるか教えてくれませんか?」
「ん、いいよ確かギルドを出て左の道を真っ直ぐ進んだところにあるわ」
よしっじゃあそこにレッツゴー!
「有難うございました!」
と言いながら走って俺は奴隷を売っている場所へと駆けつけた。