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殲滅と護衛

あの、感想見て思ったんですけどカズトという名前で笑われたので何でかなーって思ったらそういえばソードアートオンラインの主人公もカズトだなぁ。と思ったさくシカでした。

35話



side:サイカ-------会議室にて


「さて、今日は貴方たちが何時でもK.O.T.Sの部隊に入ってもいいように、以前も言ったように

警護チームと殲滅チームのグループに分けて訓練を行います」


殲滅チーム、クロード、ジェイク、キノ、ネル。護衛チーム。セリア、アイ、カヤ、リーシャ、ソフィ。



そう、私はホワイトボードに書きました。


ジェイク:「げ、俺殲滅の方なのか!くそぉ、俺も護衛の方にまわりたかったー!」


クロード:「僕も!」


と、クロードが言いかけたところで、私はストップをかけました。



サイカ:「落ち着きなさい。ちゃんと理由がありますよ?」




そう言って、殲滅チームに選ばれた者を落ち着かせます。



サイカ:「まず、ジェイク。貴方はその力強さを買って殲滅チームに入れました。そして、その補佐をするのに適しているのがクロードです。

つぎにネルとキノ。キノはジェイクほどの攻撃力はありませんが攻撃力と思い切りの良さを買い、ネルはその判断力と魔法での支援を得意とする事から殲滅チームに組み込みました」




まぁ、きっと納得するはずないでしょうね。例えば....やっぱりクロードですか。



クロード:「お願いします!僕を護衛に組み込んで下さい!」



サイカ:「無理です。それは、出来ません。それに貴方だけが護衛に入る事が出来たら他の3人は?勿論入りたいと言うでしょう?」


クロード:「はぃ」



ふぅ、やはり納得のいかないという感じですね。少し励ましてあげましょうか。



サイカ:「それに、カズト様はこう仰っていました。「メイドは主人を守り、執事は悪の組織を潰す!そう言うのってかっこいいよね!」と。貴方ならこの意味ぐらいわからないわけじゃないでしょう?」



クロード:「執事は....悪の組織を潰す....それがかっこいい....僕は執事...なら、倒す方がかっこいい?......僕、殲滅チームに入ります!」



まぁ、カズト様の言葉もあながち嘘ではありません。ただ、主人を、ではなくて家をとは仰っていましたが。まぁ、許容範囲内でしょう。




アイ:「じゃあ、私たちは護衛チームって事だね!」



サイカ:「そう言う事になります。それでは今日からチームでの訓練は異なります。殲滅チームは主に証拠の抹消、或いは獲得や組織の潰しなどの殲滅をメインにした訓練を。

護衛チームは前衛や後衛などの役割決めをした後守り方を教えます。勿論、それが各チームのメインであって、少なからずも殲滅チームは少し護衛チームの基礎を学び。

逆に護衛チームも殲滅チームの訓練の基礎を学びます。その後、合同訓練と言った具合でしょう。基本殲滅チームは待機している間は護衛ですからね。まぁ、偶に潜入任務の時もありますが。

....では、これから殲滅チームは訓練を。護衛チームはここに残って前衛か後衛かを決めてこの計画書に書いておいてください。では、殲滅チームの皆さん行きますよ」




一同:「はいっ!」



----------殲滅チーム



サイカ:「まず、貴方たちの連携力を見せて貰います。ジェイクとクロード。ネルとキノのペアになってテストをします。テスト内容は....そうですね、要人確保にしましょうか」



クロード:「あの、ここってどこなんですか?何もない空間なんですけど....」



サイカ:「ああ、言っていませんでしたね。ここはSR(シュミレートリアリティ)室です。VR(バーチャルリアリティ)室と違う所は怪我を本当にするという事でしょう。まぁ、命が安全だと思えるよりはそんな考えを捨てる訓練にもなりますしね」




ジェイク:「う、姉御が容赦ねぇのを忘れてたぜ....。まぁいいや!クロード!よろしく頼むぜ!」



クロード:「こっちこそ!よろしく」



ネル:「あら、じゃあ私たちも挨拶しようかしら?よろしくねキノ」



キノ:「はい、こちらこそよろしくです。ネル!」



サイカ:「では、まずはクロード、ジェイクペアから行きましょうか」



とりあえず、定番中の定番である地下に様々な通路を作りその中の一部屋に今回の要人役としてSRで作ったカズト様にしました。




設定を置いた後、SR室は真っ白な部屋から一変して茶色くデコボコした洞窟の入り口が現れました。



ジェイク:「うぉお!すっげぇ!」



サイカ:「では、要人を見つけてください。今回の要人役はホログラムですがカズト様ですから」



ジェイク:「おっしゃあ!行くぜクロード!」


クロード:「うん、よろしく頼むね!」





----------

side:クロード



洞窟に入るとそこはジメジメとしています。




ジェイク:「あっちぃな」


クロード:「ジェイク、あまり声を出さないで」



ジェイク:「うん、何でだ?」


僕は小声でそう言いますが当の本人はあまり理解していないです。


クロード:「だって...」



ジェイク:「敵だ!」



うっそ!何でそんなに大きい声で言うのかなぁ。




クロード:「ああ、ジェイクの馬鹿!ジェイクのせいで潜入がバレちゃったじゃないですか!」



ジェイク:「バカとは何だ!」




クロード:「後で言いたい事がいっぱいあります!取り敢えず、殺りますよ!」



ジェイク:「ああ!」



そう言って僕たちはどんどん敵を倒していきます。しかし、倒しても倒しても敵は一向に減りません。


ジェイク:「ああ、くそっ!敵が多すぎる!」



クロード:「これは、マズイですね」



今はまだ大丈夫ですが、これが続くと魔力も体力も消費するでしょう。


これは一旦撤退した方が良さそうですね。どこかに隠れたいですが、なにぶん通路は敵で邪魔されてますし。



クロード:「ジェイク!撤退しますよ!」



ジェイク:「あ、おい!兄貴はどうすんだよ!」



クロード:「このままじゃ僕らが全滅ですよ!殲滅チームが全滅しちゃってどうするんですか!」



あ、今ちょっと上手い事言ったな僕。




ジェイク:「......ちっ、わかった!撤退する!」




クロード:「いきますよ!『ダークミスト!』」




敵:「くそっ!どこも見えねぇ!」



敵:「探せ!手当たり次第探すんだ!」




どうにか抜け出せたその先には、サイカ様が仁王立ちの状態で待っていました。



サイカ:「どうして、失敗したか。わかっていますね?」




と、無言の圧力で僕たちをおしかかってきます。




ジェイク:「俺が、大きな声を出したから」



サイカ:「そうです。これからクロードときちんと話し合って、色々と教えて貰いなさい」




ジェイク:「わ、わかった!」



サイカ:「ジェイク、わかりました。です」



ジェイク:「わかりました!」



クロード:「全く、取り敢えずネルたちが終わるまでは作戦とその他の取り決めを行うよ?」



ジェイク:「おう、よろしく頼むぜ相棒!」



はぁ、ジェイクには色々と心配事が降りかかってきそうで怖いです。とほほ....。







感想・評価待っています!


現在総合評価539pt!

取り敢えず、当初の目標の半分は突入!

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