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異世界の料理は.....

1週間と少しの間出してませんね。基本完結まで持っていくので、途中で終わることは無いです。ですが、夏休みの間はちょっと忙しいので更新遅れます

33話


side:ノース




タタンッ。M4カービンの銃声が鳴り響く。俺の謎の行動に冒険者たちは困惑の表情を見せたが、音が鳴り響くと倒れていく魔物の姿を見て今度は別の意味で唖然としていた。




因みに、M4カービンのカスタムパーツはフラッシュライト、フォアグリップ、ダットサイト、IRレーザーである。一般的なカスタマイズだが俺はこれが気に入ってるのだ。これ以外につけるとしたらサウンドサプレッサーぐらいだろう。



カノン:「な、何だその武器は!?」



カノンだけではなく周りの人たちもこちらを見ている。



まぁこうなる事は予想されていたので予め決めていた話をする事にした。



ノース:「これは、ダンジョンで見つけたものなんだ」


もちろん嘘。きちんと『サラジュ』の工業エリアで作られたものだ。




カノン:「じゃあ、その鎧も?」


ノース:「あ、ああ。そうだ」


そうか、確かに鎧にも見えるな。まぁ、それはそれで納得している様な雰囲気があるからいいだろう。


数十匹ほど屠った後。


冒険者:「来たぞー!俺らも戦うんだー!」


と言う声が聞こえてきた。どうやら下の方にも来たらしい。


敵に遠距離魔法を使う魔物は見当たらないので門から顔を出しながらリロードする。



きちんとCランク未満の冒険者もサポートに回っている。



「ん?あいつは.....」


俺が気にかけたのは誰よりも前で戦っている女の子だ。多分15くらいだろう。歴戦の冒険者というには、剣の腕前があまり良くない。それに肩で息をしている。


恐らく、前ばかり見ていて自分が誰よりも前にいる事を知らないな。あれじゃ、孤軍奮闘だ。



ナミア:「あの娘を後ろに連れ戻して!」


ナミアも気づいたらしく、敵の数が少ない方の冒険者達にあの娘を支援するように言っている。



???:「はぁ、はぁ、はぁ」


ゴブリン拳闘士(モンク)「グォォォアアア!」



男冒険者:「やばい!今の状態だとあの娘殺られるぞ!」




女冒険者1:「逃げなさい!」



???:「ふぅ、ふぅ、ふぅ....あっ」



ちっ、何してるんだあの娘は!


ノース:「『ディメンションムーブ』!」


瞬間、俺は門の上から50mほど離れた。危なっかしい女の子と、ゴブリンの間に無理矢理入った。


ノース:「死ね」



フルオートで近距離からの攻撃はゴブリンをミンチにした。



???:「え?」



ノース:「え?じゃねぇ。『ディメンションムーブ』」



俺はそいつの肩を掴み、門内の安全圏へと移動した。



???:「へ?あれ、ここボッザーの街?」


ノース:「お前は色々と動きすぎだ。死ぬところだったんだぞ?」



???:「う....。ごめんなさい」


ノース:「ちゃんと謝れるのならそれで良い」



カノン:「ノース君、大丈夫だったかい?」



何故お前が俺の心配をするんだ。と言うかさっきから随分と絡まれているような気がするが....まぁいいか。


ノース:「ああ、そこまで強くも無いくせに出しゃばっていた奴を後ろにひきづっただけだからな」



ナミア:「ノース様!お怪我はございませんか?」



ノース:「ああ、大丈夫だ。それよりナミアの方はどうだ?」



ナミア:「え?ああ、私のところは殲滅済みです。もう、魔物はいません」


ノース:「お前が怪我していないのかって聞いたんだよ」


ナミア:「私ですか?それなら大丈夫です。擦り傷1つついていませんよ!」



ノース:「そうか。....カノンだったか。この依頼に報酬は出るのか?」



カノン:「勿論出すが....それがどうかしたかい?」



ノース:「いや、その後依頼でも受けようと思ってな」



カノン:「君ぐらいの強さだと、きっとBランクの依頼を受けても問題無いけど、今日出たばかりの人がいきなりBランクの依頼を受けるとなると、厄介ごととか出るのよね」



ノース:「それぐらい、分かっている。適当に護衛の依頼でも受けるさ」



カノン:「それだとギリギリいいと思うよ」



ノース:「ああ。ではまた後で、行くぞナミア」



ナミア:「はっ!」



--------------------




俺たちは一旦、宿を取ることにした。まだ昼前だが、長時間のヘリでの移動と、戦闘に疲れた為、休息を取ることにした。



宿屋の女将:「はい、ラビットステーキお待ち!」



カズト:「旨そうだな。いただきます!」



ナミア:「私も一緒に頂いていいのですか?」



カズト:「何言ってんの。任務中でも、飯ぐらいは部下とか関係なしでいいでしょ。ほら、ここのステーキ美味いぞ。食べろ、食べろ」



ナミア:「はい!では、失礼して.....本当ですね!軍のレーションに比べたら美味しいです!」



まぁ、今のナミアの言葉でわかったと思うが、そこまで美味しく無い。寧ろ、不味い。日本などの地球での豚や牛は、美味しくなるように品種改良と、餌に拘りを持っている。だが、ここはそこまで発達した文化を持っていないので、そこまで美味しくは無い。だが、ここの店では、中世の文化では珍しいとされていた、胡椒を使っている為、それなりにいけた。


実は、初めてここに来る時、一度食べては見ているのだが、あの時は異世界に来たことを後悔してしまった。まぁ、それでハンバーガーを食べたからいいが。



地球の農家の方には感謝しないとな。と言うか、品種改良だけでここまで変わるとは思わなかった。














感想・評価待っています!

現在総合評価451pt!


作品をみてわかると思うですけどカズト君、身内と言うか、サラジュ繋がりでない。所謂他人には結構冷たいです


農家の方には感謝ですねぇ。美味しい野菜とお肉、果物をありがとう。*\(^o^)/*

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