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オーバーキルかも?

3話


ドローンを俺の真上に滞空させた。


「おっ、あれは町だなおお、ちょっと大きいなでも二階建ての建造物までか最大は。」


俺は今ドローンを飛ばしカメラで拾っている光景をHMDで見ている。


「んーここから約3キロ地点って所か。そういえば話してる言語って日本語かな?ちょっとドローンを近づけて音を拾わせてみるか」


ちょうど近くの街道にちょっと小汚い格好をしたおっさん達がいたため近づいてみた。


「おい皆んな、もうすぐで商人が来るぞ!準備出来てるか!」


というリーダーらしき人物が言うとそれぞれの男達は


「ああ、いつでもいいぜ頭ぁ」


「イヒヒ、俺のナイフで首を刎ねてやる」


「ああ、女いねーかなぁ」

とか下卑た事を言っている。


「こいつら盗賊かよ!」

日本語として聞こえたのは良かったけどいきなり盗賊の会話を聞くとは思わなかったぜ。


別に助けなくてもいいがこの世界の金がセロンなのかわからない以上コネクション作りはしたほうがいいよな。

後はこの銃が通じるかだよなぁ。


と、左太腿のホルスターにしまってあるベレッタに手をかける。


まぁ実験と思ってやれば良いか。

幸いスモークグレネードがあるしこれで逃げ切れるはずだ。


「ああ、ドローンに鑑定機能搭載しとけば良かったなぁ。後でカスタマイズしとこっと」


と、呟きながらもドローンをショップの購入アイテム欄に片付け、今度はガスマスクではなく部隊のマスクをつけて盗賊の元へと駆けつけた。





----------




「んー、どうやら俺の方が早かったみたいだな」

と、近くの木に隠れて様子を見る。


因みに今スキルはゲーム時代のLV1の時に持っていた『人物創造』と『身体強化』だけだ。後、暗殺者のジョブが初期だった為『忍び足』のスキルもある。


どうやら取得条件をクリアさえすれば昔のLVを引き継ぐらしいスキルにもLVはあり、最大値はLV10だ。


後熟練度というのがありこれも上がれば上がるほどMPの減る量が少なくなる。


因みにこれもLVがあり、これも最大は10までだ。


プチ自慢を言えば俺はスキルLV、熟練度共に10である。


例え、1人でも俺は虚しさなど感じたりはしない!

あれ?..目から汗が出てきた。



とまぁ待つ事数分後---


ガラガラガラと、馬車を引く様な音が聞こえる。


近くの草むらからガササっと音が聞こえたので盗賊が飛び出した様だ。

どうやら目的の商人らしい。


「おいおっさん、さっさと荷物置いてどっか行けよ」


随分と物騒だな商人怯えちまってるじゃん、と感想を抱くがあちらにも護衛がいたらしい。


「ふん、図にのるなよ盗賊どもが『スラッシュ!』」


「ギャアアア!」


どうやら盗賊の1人がやられた様だな。


「くそっ!おい、お前らやっちまえ!」


何か盗賊の数多くないか?1、2...7人か。それに比べて護衛は3人。


7対3って完全に分が悪いな。


「ぐわぁぁぁ!」


ほーらやっぱり、3人に囲まれちゃ無理だって。

こりゃ見てないで助けに行かないとな。


でも、その前に一応攻撃されない様にマスク取っとくか。後、助けたら金もらえるかきかないと。


「おい、そこの商人!助けてここから生きれたら金をくれるか!」


一瞬突然出てきた男に皆んな驚きを隠せないでいる。


しかし、商人はすぐに思考を戻した様ですぐに「は、はい、お願いします!」と声が聞こえた。


っていうか木の陰からじゃ帽子被っててわからなかったけど女だったのかよ。


「よし、確かに聞いたぞ!」


確認の取れた俺は盗賊達にベレッタを向ける。


「ファイア!」


ドンと銃独特の音が響き渡り銃口の先の男はバタリと倒れた。


「よっしゃ!ヘッドショット!」

残り3人リーダー格は生き残っていてすぐに指示を出した。


「お前ら、先にあのガキを殺すぞ!」

残りの3人が剣を上段に構えながら走ってくる。


あの体勢だったらハードショットが良いな。


バンバンと、1人につき2回撃つ。


「ぐわぁぁぁ!」


「ギャアアア!」


「な、んだよあの武器は...」


といいながら倒れた。


ヘッドショットした奴は頭吹っ飛んだからちょっとオーバーキルかもしれない。


「ふぅ、残敵0。おい商人!約束の金をくれ...どうした『え、もう終わったの?』みたいな顔して」


「あ、はい」


取り敢えず、セロンと変わりないかの確認だな。


「え、えーとあの持ち金少ないんで済みませんが」

と、言いながら銀貨を2枚渡す。


「おう、ありがとな。ところでこの先に町があるはずなんだけど入場料って幾らかかるかわかる?」


「えーと冒険者なら入場料は払わなくてもいいんですよ?」


冒険者?早速ファンタジーだな。

「あー、すまんな俺は冒険者じゃないんだよ」


「そうなんですか?そんなに強い魔道具を持っているのに」


魔道具?まぁいいや、こんなオーバーテクノロジー教える訳にはいかんし勝手に解釈してくれるのならそれでいいや。


適当に誤魔化しとこう。


「ああ、これは父親の形見でな」


「そ、そうなんですか。申し訳ありませんでした」


「いや、いいんだ。それで入場料って幾らかかるの?」


「ここから行く街はボッザーしかないですから確か銅貨5枚ほどです」


「そうか、ありがとう。では良い旅を!」


と言いつつ俺は走ってまちに向かう。


「あ、あのっ!貴方様のお名前は!」


「俺の名前はカズトだよ!じゃあな!」


そして、俺は走って向かっていった。森に。



『創造魔法はチート魔法でした!(仮)』も宜しくお願いします。

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