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188杯目 裏切られても仲間がいる


「起きて。」

「飛翔さん、起きてください。」

「ひーくん?」

「ビショップ?」


飛翔はたまった疲れが出たからか目を覚まさなかった。もう昼だというのに。飛翔の味覚が良くなるのに比例して戦況がひどくなったからだろうか。実際、大学周辺を取り巻く環境は悪化し続けている。西園寺家と東福寺家の問題は解決し、守護貴族に関する問題も時機に解決すると噂されていたのに…なぜだろうか。


「ずっと言いたかったことがあるんだけど…私はこの中に裏切り者がいると思うんだ。」

「裏切り者?どうして私たちを…」

「知らなかったのか?私たち結構強いらしいぞ?強いやつは殺される運命にある…」

「そんなの…ありえない!」

「まぁ…私たちが消えて喜ぶ勢力がいないとは思えないから…誰か裏切る人がいてもおかしくないでしょ。」

「…真音、その気持ちはわかるよ。でも…仕方ないんだよ。」

「…なら、この世界を変えるしかない。」

「飛翔!変えるってどういうことだ?」

「変えるしかないんだよ!もう…それしか方法がない。」

「…僕は飛翔くんを信じるよ!」

「わたくしも当然信じますわ!…みんな、飛翔を信じましょう?」

「…そうか…」

「…ねぇ、あの白い旗。」

「あれは…とうとう終わりが近いんだな。」

「どういうことなの?」

「…残る戦争は一つだけ。だけどこの戦争は…」


貴族問題など、色々な戦争は終わった。あとは裏切り者がいるとされる敵対組織の戦争だけが残った。しかし、この相手はかなりの強敵だ。


「あの白旗は降伏という意味じゃない。あれは…戦争の合図だ。」

「どうすればいいのでしょうか…」

「…私たちは…終わってしまうの…?」

「正直ここまでの大事になったら話し合いで終わらせるわけには行かないんだ…」

「どうして?」

「ご飯を作ってその人が改心したとしても…根本的な問題の解決にはならないからだ…!」

「じゃあどうするの?」

「この問題はどうして起きていると思う?」

「…魔王の後継者問題が解決していないから…」

「そうだ。」

「それを解決するには魔王の側近にいたあの人を探すのよ。」

「…まずは神川さんを見つけないと…ってことだね。」

「飛翔、私が神川篤史だが。」

「神川さん!?」

「篤史でいい…さて、私が旅行の間になぜこうなっているのだ?」

「…旅行!?」

「もともと魔王が旅行に行きたいから行ったのだが…まさか旅行中に死ぬなんて…」

「じゃあ誰が後継に!?」

「風早君と私でどうにかするって決められてたはずなんだが…まずは戦争を終わらせないとな。」

「やっぱり犠牲はつきものなんですね…」


飛翔たちはこれから戦禍に首を突っ込むことになる。裏切り者は誰だったのだろうか…そしてこの戦争はどういう結末になるだろうか!?

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