表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

プロローグ

「俺って…今生きてる意味あるのかな?」

ある日の学校からの帰り道、喜野祐希は1人呟いた。

草木が生い茂る道の向こうには何があるのか。

「やっと着いた」

家だ。

まるで遠くの町から来たような言い方だった。

「あぁ…疲れたな」

そう、祐希は疲れていた。

学校に行ってるのだから疲れているのは当たり前だ。

しかし、祐希の疲れは学校による疲れではなかった。

「死ぬなら早めに死にたいかな」

祐希は力のない声だった。

生き疲れである。

生きていることそのものに疲れて自分の存在意義を見失ってしまっている。

現在、高校生である祐希は他と相違ない、普通の学校生活を送っている。

友達も比較的多く成績こそ普通だが、傍から見たら幸せな学校生活である。でも、

「ここにいたって俺はなんも出来ないし…」

何も成せない。

祐希はそう思っているのだ。

彼は、何かを成せないならば生きる意味などない、そう思っている。


「ただいまー!」

祐希は家中に響き渡るような声で言った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ