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レイスター:メイリアと図書館

メイリアが猛烈な勢いで本を読み漁りながら、持ち込んだ紙にズラズラと訳の分からない数字や記号を書いている……。

何かスイッチが入ったみたいだ。


何もする事がないし俺も本を読んでみるか。

メイリアが手に取って無い本をめくってみる……すぐに閉じた。

うん、人には向き不向きがある。 俺は剣を頑張ろう……。


しばらくボーっとして、メイリアが読み終わった本の交換に行く時だけ付き合った。


そんな事を繰り返して、メイリアがここで調べられる事は全て終わったと言った。


「答えは出たのか?」


「……まだ仮説でしかない……専用の設備が必要……とりあえずここのギルドの施設を見る……」







錬金術ギルドは渡り廊下を渡ったらすぐだ。


「……錬成や実験する……施設借りたい……明日の朝まで……」


「はい、一部屋空いてますよ。 5万ルインです」


メイリアが支払いを済ませて鍵を受け取り、部屋まで着いていく。


「錬金術師の使ってる施設ってどんなのか見てもいいか? ベッドとかあるんだろうな? ちゃんと寝ないとルルさんに怒られるぞ?」


「…………」


メイリアが部屋の中に入って、更に奥のドアを開けた。


「……ベッドとトイレとシャワーある……」


空のビーカーや試験管、その他色んな実験器具らしきものが棚にずらりと並んだ部屋の奥は、最低限の寝泊まりスペースがあったのでホッとした。


でもメイリアは徹夜するつもりだろうな……。

俺がお願いしたこともあって強くは言えない。


「安心したよ。 そういえばワンピースだけど着替え持ってきてるのか?」


「……うん……抜かりない……」


「さすがだな。 明日迎えに来るけど、それまでになんか分かりそうか? こういうのって時間かかるんじゃねぇの?」


「……とりあえずできる所までやる……ハルキアも踏破しないといけない……」


「そうだな……じゃあ無理するなよ。 また明日」


「……ん……」


「……あ! まさか自分の眼を実験したりしないだろうな!?」


メイリアならやりそうで怖い。


「……片眼無くなったら錬成しにくくなる……そんな事しない……」


「……はぁ……そういう事じゃなくてだな……まぁいいや、頑張れよ」


俺の黒歴史時代に持っていた眼帯をメイリアにあげる羽目にはならなくて済みそうだ。


メイリアが手を振ったので部屋を出て宿へ向かう。


今日はラウンツさんのネグリジェ姿を見る前に寝てしまおう……。






ーーーーーーーーーーーーーーーー


「レイスターちゃんおはよう!」


……ネグリジェ姿のラウンツさんがとてもとても有難いことに起こしてくれた……。

朝見る羽目になることを忘れてた!!


「おはようございますラウンツさん……」


「女のコ達の準備が終わったら今日の予定を話すわよ」


「はい。 じゃあ先にメイリア迎えに行って来ます」







メイリアが昨日借りた施設まで軽く走って来た。


「メイリアー入っていいかー?」


カチャ……


「……おはよ……」


「ちょっとだけ話したいから入ってもいいか?」


「……ん……」


錬成台の椅子に座る。


「体調はどうだ? 寝てないだろ?」


「……2〜3日寝なくても平気……」


「はぁ……まぁ俺がお願いしたんだし何も言えないな。

それで、何かわかったか?」


「……瞳の色とマナの関係の仮説は立てた……後は光を分析する魔道具が欲しい……ルルさんに頼む……」


「そっか……それって色んな人の瞳を調べたりするのか?」


「……うん……まずはみんなのとトレントから……」


「だよな。 ……あのさ、ニーナの瞳って何色に見える?」


「……オレンジ……」


「オレンジ色のマナってあるのか?」


「……ある……」


「ニーナには……」


「レイスターの言いたい事……わかる……ハッキリしたらまずレイスターに言う……」


メイリアにしてはやけに反応が早かったな。


「ありがとう。 ニーナを中途半端に不安にさせたくないんだ

じゃあ今日はもうここ引き払っていいのか?」


「……ん……宿に帰る……」






宿に戻るとみんな朝食を食べる所だったので俺達も席に着く。


アーニャはツヤツヤしていて、ニーナはゲッソリしていた。

カイは普通だ……さすがドラゴン、あのユニークスキルの嵐の中でも生き残ったのか……。


「メイリアちゃんお疲れ様。 一段落したかしら?」


「……ん……ハルキア行ける……」


「そうか。 では今日はその予定で進めよう」


ニーナの瞳の事は一旦メイリアに任せよう……。







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