アレイル冒険者ギルド
本日3回目投稿です
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(∩´∀`∩)♡
カイに乗ってダースグランから北西へ進んでアレイルの基地まで来た。
7日もかかった……もう夜だよぅ……。
アレイルは夜でも暑い……新しいローブを作ってもらっててよかったぁ。
「ようこそお越し下さいました、魔王様特別探索隊の皆様!」
「ローシャか? 会うのは初めてだな、よろしく頼む」
「はい、ローシャです! ラウンツさんですね。念話ではどうも
ダースグランの踏破お疲れ様でした。
ダースグラン近くのダンジョンを探索していた探索部隊が向かって調査を終えましたが、やはり何もありませんでした」
「そうか。 メッセージの件は魔界へ?」
「はい! リオル様へお伝えしました!
魔界のダンジョンにもメッセージがあるかもしれないとの事で、新たに魔界探索部隊を組み、未到達ダンジョンを探索する予定だそうです!
なんでも魔王軍第一分隊隊長、第二分隊隊長のお二人が自ら志願しているようでして……」
ローシャさんが私とお兄ちゃんとアーシャを見ながら苦笑いする。
お父さんーーー!!
「父さん何やってんだ……防衛の要だろしっかりしてくれよ……」
お兄ちゃんが遠い目をしている。
「さすがお父さん! 後で念話しとこっと!」
アーニャのお父さんも防衛の要なんだけど……。
「あらあらぁ、まぁ魔界の事は魔界に任せましょ。
あ、そうだわ、人族が持っていた念話妨害の魔道具と、私が検証考察した資料を渡すわね。魔界でも検証してみてちょうだい」
「はい!」
「俺からもダンジョン踏破報酬の半分を渡しておく。 もう探索資金の補充は必要無いと伝えてくれ、食料も先々で買うからいらぬ、人界の食べ物は魔界より美味いしな」
「こんなに!? すごいですね! 助かります!」
「冒険者ギルドに加入したおかげだ。 まぁそのおかげで面倒もあるがな……」
「どのような問題が?」
「簡単に言えば悪目立ちしている。 だが最悪はギルドを通さずダンジョンへ入ればよいので気にするな」
「大変ですね……」
「それより、アレイル都市のダンジョンやアレイル周辺の情報を簡単に頼む」
「かしこまりました! あ、お疲れですよね、こちらへおかけ下さい」
テーブルに着席してローシャさんの話を聞いた。
まず、アレイル都市のわりと近くにハルキアという未到達ダンジョンがある。
次にアレイル都市から北にトワイライトという未到達ダンジョンがある。
更に北に行くと次の国、ルーガルがあるらしい。
ルーガルが一番魔界に攻撃してくる国なので気を付けてとの事。
そのためか知らないけど、ルーガルの国王は勇者と呼ばれているんだって。 勇者とは悪の魔王に立ち向かう扇動者のことらしい。
失礼な、魔王様は悪ではない。 魔族の王だ。
ローシャさんから簡単に話を聞いて、もう今日は遅いとのことで基地に泊まる事になった。
基地の中で寝袋を出しておやすみなさい。
明日はアレイル都市だ、どんな街か楽しみだな。
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翌朝、早速アレイル都市へ向かう。
都市周辺は人の出入りが多いので、基地から徒歩で行く。
と思ったらラウンツさんが走り出した。
ぎゃぴぃ!! また走るのぉぉおおお!!
行商人とか通るらしいから影移動使えないよぅ!!
私とメイリアさんが瀕死になるという犠牲を払って、午前中にはアレイル都市に着いた。
立派な城郭がある、つまり街を囲む壁だ。
オルガより立派だなぁ。
立派な大きな門に並ぶとすごい行列だった。
ルルさんがオルガの商業ギルドで言ってた通り、アレイルの方が栄えているようだ。
順番が来たのでラウンツさんが通行料を支払う。
「6人で120万ルインだ」
ぎゃぴ!! オルガの倍だよぅ!!
ダンジョン踏破で稼いでて良かったぁ……。
街に入ると、街並みはオルガに似ていて5階建の建物が整然と並んでいた。
オルガと違っていたのは、お店のドアが硝子製だったこと。 魔界では硝子なんて壊れやすいものは建物に使わない。
硝子のおかげでお店の中が見えて、どんなお店か雰囲気がわかるから入りやすい。
なんかオシャレな街だ!!
「ラウンツさん! 今回も久しぶりにいい宿にしましょう! 移動で女性陣が疲れてると思うので!」
お兄ちゃんがキリッとした顔になって目がキランッって光った。
発光の魔法の微操作が地味に上達してる……。
「お願いしたいわぁ」
「うむ、そうしよう」
「儂とのお姉ちゃんがいる店の約束、忘れとらんじゃろなぁ? チラッチラッ」
「……あ! お、おお覚えてるよ!!」
「ふーん……儂、ずぅーーーーーっと待っとったからのぅ……儂、健気じゃのう……。
ニーナが忘れる訳ないのぅ? 忘れられてたらどうなってたかのぅ……」
「……大丈夫!! まかせて!!」
完っっっ全に忘れてたよぉお!!!!!
「私もイケメン成分を補給しないと左目が暴走しそうだよ!!」
アーニャまで……。
「ルルさん……あとで相談お願いします……」
「はぁい。 みんな、久しぶりに大きな都市に来たから楽しみたいのね。 気持ちはわかるわぁ」
「……錬金術ギルド……」
「メイリアさん! 徹夜はダメだよ?」
「…………」
2〜3日寝ないつもりだこの子!!
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アーニャが、小さいお城みたいな宿の前でここに泊まりたい! って言ったら、ルルさんがなぜか真っ赤な顔で慌てて止めてた。
男女二人でしか泊まれないんだって。 人界って変なシステムがあるなぁ。
結局、新しい建物の綺麗そうな宿に決まった。
手続きをして部屋に入り、早速ベッドにダイブする。
これが、いい宿でのジャスティス!! なはず。
部屋の確認だけしたら、再びラウンツさんとお兄ちゃんと合流して、街をブラブラ見学しながら予定について話す。
「まずは冒険者ギルドでハルキアの依頼をうけるか」
「その後昼メシ食べよーぜ! アレイルの料理食べてみたい!」
「うむ、そうしよう」
冒険者ギルドもオルガより大きかった。
ダースグランのギルドマスターがここに私達のことを報告してるだろうからちょっと怖いなぁ。
でも依頼を受けるには本人がギルドカードを出さなきゃなんだよね。
ラウンツさんが扉を開けると沢山の冒険者がいた!
大都市で、しかも近くにいくつもダンジョンがあるらしいからそれで賑わってるんだろうな。
ハルキア攻略の依頼を受けて、ラウンツさんがギルドの食堂でみんなの飲み物だけ頼む。
なんでだろ? ……あ、周りの冒険者達の話に聞き耳を立てるためだ。情報収集だ!
「俺らもルーガルの勇者パーティに志願しようぜ!」
「勇者パーティったって、勇者はルーガルの国王様だろ? お飾りの勇者様は城で指示を出すだけじゃねぇか」
「でも魔族を捕まえれば一攫千金よ?」
「魔族って俺らの比じゃない位強ぇんだろ? リスクが高すぎる」
ルーガル国……魔界に一番攻め込んでくる国のことだ……。
魔界の領土が欲しいんじゃなくて魔族を捕まえたいの……?
「そろそろ出よう……」
ラウンツさんに着いてギルドを出た。




