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ダースグランの町へ

17P加筆修正しました

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トントン


お兄ちゃんとラウンツさんが女子部屋に来た。


「疲れてるなニーナ」


「ニーナちゃん大丈夫ぅ? 今日は次の町へ移動は無理かしら?」


そうだ、次はアレイル国の町に行くんだった。世界樹の情報があるアレイル!! 早く行きたい! バッシュの事はもう忘れよう!


「だ、大丈夫ですっ! 早くアレイル国に入りましょう!」


「この町ではもうする事が無いからねぇ、じゃぁ早速準備して行きましょ☆ 次の町はダースグランよ」


「 この町イケメンいなかった! さっさと行こ!」


アーニャのおかげで私はスルースキルを覚えたと思う。





門を出て、離れてからカイに乗って北東へ向かう。


「なんじゃ、昨日からニーナのマナに元気が無いのう」


「マナに元気とかあるの?」


「あるぞい、昨日からニーナのマナはあんまり美味しくないのぅ……」


「食べ物じゃないんだから……」


「食べてはないがな……まぁいいわい」


「そういえば、ステルスして飛べないの?」


「ドラゴンになってステルスして飛べって言うんじゃろ? 疲れるから嫌じゃ」


「あ、そぅ……」


ドラゴン姿を誰かに見られても大騒ぎになるしトカゲでいっか。


陽が落ちる前に宿場町へと急ぐ。


宿場町に夜にはついたけど、詳しい世界樹の情報はなかった。


寝る前にお母さんに、またダンジョン踏破した事だけ念話したら褒めてくれた。

ゆっくり眠れそう……。





ーーーーーーーーーーーーーーー


宿屋の食堂へと降りるとお兄ちゃんがいた。

私もお兄ちゃんも早起きなタイプだ。


「おはようお兄ちゃん」


「ニーナ、寝れたか?」


「うん、寝る前にお母さんに念話でダンジョン踏破を褒められたから」


「ああ、俺も父さんにたまに報告してるよ。ハイエナ達の事は大分怒ってたな、父さんもニーナを守りに行くぞって言って大変だった……隊長が城を離れちゃダメだろ……」


カウンターに宿屋のおじさんがいるので最後はボソッと言ってた。


「ラウンツさんとの毎晩の営みは報告したの?」


「営みって言うな!! 何も営んでない!! ……言える訳ねぇだろ……」


ゲッソリしてる……昨日もネグリジェ姿のラウンツさんに恋愛相談されたのかな?


「ふふっ、ごめんごめん」


「ニーナ部屋変わってくれよ……」


「お兄ちゃんが男に生まれたのが運の尽きだから諦めて……」


「これほど女に生まれたかったと思った事はないぜ……!」


「おはよう! レイスターもコッチの世界へ目覚めたのか?」


ぎゃぴ! ラウンツさん!


「違います!!」


「?……まぁいい、今日はアレイル領土へ入るぞ! 楽しみだな!」


「はい!」


危ない危ない……。


「昨日アレイルの……あそこ……にいるローシャから情報をもらった。だいぶ距離があるから、食料を買ってから行こう」


アレイルの基地にはローシャさんっていう基地部隊の隊長さんがいるのかな。


その後みんなが起きてきたので買い物して、カイに乗って出発した。





ーーーーーーーーーーーーーーー


ダースグランまでカイの足でも5日かかったよぅ……。

潮の香りがする……遠くに海が見えた。

オルガ国より気候が温かい。半袖のローブが欲しいな、ルルさんにお願いしてみよう。


夕暮れの中を歩いてダースグランの町へ入り、門番にギルドカードを見せる。


「オルガ発行のギルドカードか。犯罪歴だけ調べさせてもらうぞ」


ひぃ! そんなの聞いてないよぅ!! 別にやましい事はないけど、人族に調べられるってだけで何故か緊張する!


魔界は大陸全部がひとつの国だからこういう事はなかったな。 人族って面倒臭い事するなぁ。


でも犯罪歴を調べるならもうバッシュ達に会う事はない、良かった。


門番の念話が終わった。


「入国を許可する。通れ」


門を通って町の中に入ると、甘い果実の匂いがした。 ロックドランとは違って、建物や、屋台に使われている布がカラフルな町だ

何となくワクワクしてきた!





「宿とろーぜー」


「うむ、少し町を回るか。 移動が長かったからな、今日は自由に過ごそう」


「やった! 暑いから装備のインナーを買いたいよ! 」


「あ、アーニャ、私も暑いと思ってた! 半袖欲しいよね」


「そうねぇ、これから北上するとまだ暑くなるから買っておいた方がいいわね。 宿を取ったら買いに行きましょうか?」


町を見渡しながら宿屋を探す。

ラウンツさんがちょっと立派な宿の前で止まった。


「みんな疲れてるだろう、たまにはいい宿に泊まらないか」


「やったぁ!」


みんなワッと喜ぶ。


ラウンツさんは気遣いも出来てほんと紳士だ。

なんでおネエなんだろ……それだけが残念だ。


部屋はいつも通り男子部屋と女子部屋の2部屋取った。

早速アーニャがベッドにダイブする。


「えいっ!」


それを見て私とメイリアさんも思いっきりダイブした。


「……ふかふか……この素材欲しい……」


「あ! 素材で思い出した! ルルさん、半袖の薄手のローブってお願い出来ませんか? 30万ルインで足りますか?」


「そうねぇ、今着てるのは暑いわよね。 うん! 作るわ任せて!!

お金はいいわ。 絶対受け取らないからね♪」


「えっ!……ありがとうございます!」


「私はマントだからこのままでいいや。 でもこのあと町を回る時に服を買うよ! イケメンがみんな振り向く様なやつをね!!」


「メイリアちゃんもそのローブ暑いんじゃなぁい?」


「……暑い……」


「ニーナちゃんとお揃いでいいならメイリアちゃんのも一緒に作るわ!」


「……ありがと……嬉しい……」


「こんな事もあろうかと家中の素材を持ってきてよかったわぁ」


「早く買い物いこーよ!」





お兄ちゃんとラウンツさんと合流して町を散策する。

お兄ちゃん達もマントはそのままでいいって。

人界の魔道服はルルさん作に比べたら大分性能が低いからとの事だった。


服飾店選びはルルさんにお任せ。


「いらっしゃいませ、どのようなものをお求めで?」


「私以外の子達に、涼しい服を」


ルルさんは自作の服が沢山あるんだろうな。


「俺はこの通りプレートアーマーを外す訳にはいかぬからいらんな」


「ラウンツさん大変だね」


「うむ、だがこれくらいで音を上げては戦えんからな」


お兄ちゃんとアーニャは革の胸当てとかの軽装備だから、中に着る服を選んでいる。

2人ともドクロとか十字架とかのデザインの服の前でウズウズしてた。闇に呑まれそうになっている。

お兄ちゃんも隠れ成人前病なのかな……。


私とメイリアさんは魔道ローブを着るから、中は普段着だ。

ルルさんが張り切って選んでくれた。





宿の食堂はご飯も豪華だった!


夕食後、ルルさんが3人のマントを回収した。

冷却の魔術式を刺繍で加えるそうだ。


その後メイリアさんの採寸をして、デザインを話し合った。

私は前に採寸してもらったので大丈夫だ。


ルルさんは色んなデザインを考えてくれたけど、私は今のローブがお気に入りなので、同じデザインで半袖にしてもらった。裾の長さも短めにした。


メイリアさんも、私と同じデザインがいいって言ってくれた。色は薄いピンクに決まった。

色違いでお揃い嬉しいねって言ったら、いつものニヤニヤじゃなくてニコニコしてた。

メイリアさんは可愛い物も好きみたい。


私達がベッドに入った後もルルさんは作業してた。

楽しいから気にしないでと言われたのでお先におやすみなさいした。

いつか出来上がるのが楽しみだな。

明日のダンジョンも楽しみだ。






オルガとアレイルなどの国は南半球ですね

今回のラウンツのネグリジェはピンク色でした

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