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証拠不十分

短めですが4連続投稿です

うぅ……昨日は凄く疲れた……。

私が弱そうだったから、隙だらけだったから人質にされちゃったのかな……。

魔王様をお助けに行くためにも、みんなの足を引っ張らないためにも、もっと強くならなきゃ。


「……おはよう……ニーナ……これあげる……」


試験管のような入れ物に入った液体を渡された。

……何だろう?


「……悪い子……溶かす薬……また人質なったら……気を付けて使って……」


劇薬!? 怖いよ!!


「あ、ありがとう……」


亜空間の奥底にそっとしまう……。

怖いけど、メイリアさんなりに心配してくれてるんだな。

段々仲良くなってる事は素直に嬉しい。


ルルさんも起きてきたのでアーニャを起こして宿の食堂へ向かう。


「あ、ラウンツさんお兄ちゃんおはよう。今日の予定は?」


「うむ、まずは冒険者ギルドだな、色々とやることがある」


「あいつらのせいで後処理面倒だな」


「ホントね。ちゃちゃっと朝食食べちゃいましょう!」





冒険者ギルドに来た。


「昨日の件で来たのだが」


「聞いてます、大変でしたね。2階へどうぞ」


お、バージョン3対応だ、出来る……!


トントン


「どうぞ」


ロックドランのギルドマスターは締まった身体をした落ち着いた雰囲気のおじさんだった。

冒険者ギルドマスターって、全員がムキムキマッチョの傷だらけな訳じゃないんだな……。


「おはようございます。昨日の奴らは回収して頂けましたか?」


「あぁ……その件なんだがな、回収はした

だが向こうは君達と同じ主張をしてるんだよ」


「同じ主張?」


「つまり、自分達がダンジョンを攻略したのに、君達に横取りされたと。

あいつらは悪い噂が多いから信じないがな。 ただ、そう言われては証拠が無いのだよ」


「なんと……ではギルドとしてはどうするつもりで?」


「それなんだが……ダンジョン踏破で1000万ルインも報酬を出すからこちらも間違える訳にはいかないのだよ……」


ギルドマスターさんは考え込んでしまった。


「あいつらひでぇな! ニーナがあんなに怖い思いしたのに罪を擦り付けるなんて!!」


「レイスターの言う通りだよ! つまり証拠があればいいんだよね?」


「そうなんだがな……証拠、あるのか?」


「…………」


みんな無言になってしまった……。





「……自白剤……ある……」


「……何っ?」


「メイリアちゃんそれよ!! マスター、それなら証拠になるわよね?」


「うむ……確かに…………わかった。そうしよう。

疑う訳じゃないんだが、本当に自白剤なんだよな? 何かあったら私の責任問題なんでな」


「……わたしも飲んでもいい……」


「……いや、悪かった」






ギルドマスターとギルド職員2人と、ギルドの地下へ行くと反省室みたいな個室がいくつもあった。

出入口は金属の柵で出来ていて、なんかジメッと暗い雰囲気で怖い。


「おいバッシュ! 年貢の収め時だ、これを飲め」


「なんで俺らが犯人扱いなんだよ! やったのはそいつらだ!!」


「往生際が悪いぞ! 」


職員さん2人がかりでバッシュに自白剤を飲ませた。


「ッハッ! 何飲ませたか知らねぇが俺らが死んだらギルドマスター、あんたの首が飛ぶ……ぜ……?

ぅあぁ……」


バッシュの様子がおかしくなった! 怖いよぅ!


「おいバッシュ!ラウンツ達のパーティを襲ったのはお前たちの方だな?」


「ぁあぁぁぅぁ…………襲った……おれたちが……横取り……」


「よし! これで分かってくれたよな!?」


「ああ。安心しろ坊主。このあとすぐ達成票と報酬の手続きをする。 ラウンツ、振り込むからカードを貸してくれ。

ところで素材は宿に置いてきたか?」


「い、今持ってます!! えと、査定してください!」


ギルドマスターが色々と手続きをしている間、ギルド職員に買取所の奥の部屋へ通された。

グレートロックウルフの骨と毛皮を出す。


「メイリアさん、内蔵とコアは使うの?」


「……ん……欲しい……」


「じゃぁ今出してるので全部です!」


買取所の人が、毛皮が10万、骨が30万ルインだと言ってた。

グレートロックウルフは結構攻略されてるので市場に出回ってるらしい。

なので未加工のままここで売ってしまうことにした。


売却代の現金がラウンツさんに渡される。

お金はラウンツさんがまたみんなに分配してくれた。


ギルドマスターの部屋に戻って、ラウンツさんが達成票とダンジョン踏破報酬の入金を確認していた。


これでこの町でやる事はおしまいだ。

なんか今日もどっと疲れたな。


「そういえば、アレイル国のギルドに世界樹の情報があると、オルガ都市のギルドマスターから聞いたのだが」


あ……情報収集忘れてたよぅ……さすがだなぁラウンツさん。


「昔サレノバ大森林でエルフを見た人間がいるっていう情報の事か?」


「それです! もう少し詳しい事はご存知ないであろうか」


「この国ではそれ以上の情報はないと思うぞ……アレイルに行くんだな」


「そうですか……ありがとうございます」


中々情報が入らないな……早くアレイルに行きたいな。




宿の部屋に戻って、帰り道に屋台で買った初めての食べ物を食べたけど、なんとなく味がしなかった。

今日はこの後どうするのかな……ベッドにゴロンと横になった。





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