初デート前、ビビる
更新遅れて申し訳ありません。
メインヒロインがヤンデレというダークサイドに足を突っ込んでしまいました。
いやぁ焦った焦った危うくパンドラの匣の中を見られるところだったよまぁ三重のロックで見られなかったから良かったケド…
スマホの電源を入れると
可愛さんからメールだ!!
なんかこのメールひとつで浮かれている自分がいるのが不思議だなぁ
まぁかと言って性欲が減退した訳じゃないけどね
……………
一馬くんへ
テストも終わったしどこかへ遊びに行かない?
……………
いやぁまさかまさか冗談だと思ってたイベントがやって来るとはいやぁ。
「どうしよう典明くん」
「うん、日を跨いでさっそく僕の所に来るんだね。まぁデートかぁそれなりの格好をしたらいいんじゃない?」
「いや、わかんないよぉ〜僕が来てる服ってゆったりした物が大半だから女の子と来ていく服なんて持ってないよ〜」
「話は聞いたぜ一馬!」
一晩頭を冷やした清水くんが入る。
「清水くんデート前に来ていく服がない、完璧人間の風間に任せちゃ万事OKだがもう少し女子の視点に寄りたいそんな時に重宝される奴が俺の後ろにいる。水泳部女子のサバサバ系ファッションリーダーこと川上朱音さんだ!!」
川上さんは清水くんにチョップしながら
「そこあんたじゃないんかい!」
「いや、朱音知ってるだろ〜俺普段ジャージしか着ねぇもん、なんだったら一馬より壊滅的だぜ?」
「だからアンタモテないのよ」
「うるせぇよ!」
「まぁまぁそれに川上さん清水だって努力してない訳じゃないよこの間アイツのスマホのメモ画面見えたんだけど今年のトレンド会話の中からメモってたから」
「おいっ風間いつの間に…つかバラすなよ」
「僕もイマイチわかんなんや、色気ムンムンの大人の女性の服ならわかるんだけど」
「まぁ浜田の大人っぽくてそそられる服ってのもわかるよ、でもさくらは大学1年生くらいのファッションが好みじゃないかな?」
「大学1年?」
清水くんは普通にpardon?みたいな顔してるしいるよねせっかく電線入ったエロい教師が名指しで指してくれたのにpardon?って聞き返してせっかく溢れさせてくれた色気を怒気に変える人。
「まぁ大学入ったけど高校の頃使ってた服とプチ高級ブランドを組み合わせればいいか、みたいなちぐはぐなようで案外バランスが取れてる感じよ」
「ありがとうっ川上さん!」
僕が普通に美人の手を握りたい欲望に忠実に握りに行ったら
「おっおう」
なんか川上さんが普通に顔を背けた。
「それに具体的に行く場所とかのリサーチもしたいでしょ?今週の土曜日に私らも一緒に行くからね?アンタら?」
「おうっと言いてぇところなんだが大事な用事があってな、悪い紹介しといてなんだけど俺は行けねぇわ」
申し訳無さそうに頭を掻く清水くんと
「ごめんよ僕も冠婚葬祭で」
笑顔で断る風間くん
「なら仕方ないわね、じゃあ私ら二人で行こうか?」
「うんっよろしくねっ!!川上さん!!」
こうして川上さんと土曜日に下見に行くことになった。
だがこの会話を聴いていた人物がもうひとり居た。
「ねぇ?なんで女子と二人っきりで見に行くの?」
その人物は見るからに負のオーラを撒き散らし、ドヨドヨとした効果音を連想させながら一馬の教室前のドアにかじりついていた。
この作品に対する感想、レビュー、評価など
無い頭振り絞って、メインヒロインにヤンデレ属性をねじ込んだモノをいかに正統派に戻すか四苦八苦している作者のモチベーション向上に繋がるのでよろしくおねがいします( ̄∀ ̄)