登校、変わらず
更新遅れてしまいました。
都立 与那第二高等学校
通称ヨナニ高校
偏差値56で自由さが売りの高校
校風 よく学び、よく鍛え、よく遊べ
翌日気怠げな身体を起こして朝食にコーヒー牛乳とパンを食し学校に行く。
「あ〜あんまり寝れてないなぁ〜」
僕が伸びをしながらフラフラと歩いてると
「んだよ遅くまでメールでもしてたのか?」
清水君が僕に絡んできた。
「違うよ、昨日僕の好きな先生が新作出すって話がヌイッターで上がってたから」
ヌイッターとは成人漫画に携わる人達のコミュニケーションツールとして使われたり、宣伝や、エロゲのパスコードのイベントなんかも載ってるエロの赤本って言われてるアプリなんだ
「モテ出しても変わらないね、一馬は」
笑顔のまま典明君が言う
「もうね、昨日の夜はギンギンでなかなか寝付けなかったよ、もうねっ今回はNTRものだからねきっと濃い濡れ場なんだと予感させてくれるんだぁ」
「朝っぱらからそんな話するなよ今朝食ったヨーグルトが出ちまうじゃあねぇか」
「あははごめんごめん……っ!!!二人とも見て前の女の人」
「あっ?」「ん?」
「すんごいむっちりしてて、ケツのパンティラインがエロい」
「わからんでもないがその良さを感じるにはまだ俺ら年齢的に早くないか?」
「わかってないね清水君、エロ感受性はね、目覚めるのは早ければ早いほど良いのさ!!」
「何言ってんだお前?」「一馬?」
「でもあれだよね、ああいうむっちりとしたエロスの良さって高校卒業した後に気づき出すよね」
「「まだお前高2だろ?」」
「あの先生最近シリーズモノやってからパターン化してるから今回ので作風に変化加えようとしてるとこあるよね」」
「「いやごめん急に話を戻して俺らに同意求めないでくんない?」」
「そうだねごめんごめん」
風間くんが話題を変えるべく僕らを現実に引き戻す魔法の呪詛を吐いた。
「そういえば今一学期中間前じゃない?勉強どう?」
そうテスト前なのに僕は現在保健の勉強しかしてません。
「保健、歴史は余裕だけど他はなんとかなりそうだけど数学がなぁ〜」
「俺はまぁ徹夜式で赤点回避かなぁ?」
「そうかい、また三人で勉強するかい?」
「おうっそれでいいな」
「賛成〜」
………昼休み
昼休みに飯を食おうと席を立つと唐突に
「あのっ…一馬くん?」
「っ! なんだい?可愛さん?」
「あのテスト前だし放課後一緒に勉強しない?お互いに教え会えれば…その…捗ると思うし、」
「悪いなもう既に先や―むぐっ」
なんか横から口を挟もうとした清水くんを典明くんが止めていた。
「喜んで成績が良い可愛さんに手取り足取り教えてもらえるだなんて凄く興奮するよ」
ふふっこんなエロのエの字もない人に勉強教えてあげるねって言われてもマイサンはピクリとも反応せんのだよ!!
だからこの軽いジャブで引くならそれまでの女さ
((あっ馬鹿))
二人は僕を心底考えてない奴っぽく見るけど僕には関係ないね
そして可愛さんの次の言葉は僕の予想を裏切った。
「はいっでは放課後に場所後で通知するねっ」
その表情に一瞬目を奪われて僕は返答が―
「あっ…はい」
どもった。
………
清水くんがすんごいガンつけてくる
その顔筋のビキってどうやるの怖い怖い怖い、
「良かったねぇ〜女の子と二人っきりでのお勉強❤︎」
「う、ウン ソウダネー」
「まぁ良いんだけどよ」
清水くんはフッと笑った後
「ちゃんと大人の反応も出来るじゃないか清水」
典明くんが清水くんの肩を叩く。
「清水くん、典明くん」
僕は2人の友人達に軽く感動しかかってたら
「まぁ一馬の事だどうせなんかしらのセクハラして空中分解になるのは確定だしな」
清水くんがビッとサムズアップしてるなんだろうすんごいブン殴りたい。
その後放課後はファミレスで勉強する事になりました。
To be continued
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