文化祭、後半
午後になり、ぐるぐると回る校舎、
今日の朝から文化祭の出し物を見て回ってた。
そして部屋でのゲームやなんちゃって縁日、休憩を挟んでさくらさんと回ってたその時に到達に起こった。
「可愛さん!これから僕とおはなしする時間はありませんか?」
そんな風に長身のイケメン君から声掛けられた。
それに対してさくらさんは困った子だなぁという表情で
「う〜ん?ごめんなさい、私今充実してるの、だから今喋りかけないで?」
「それなら僕だって可愛さんを満足させられるよ!無論そこの彼よりもね」
…とドヤ顔もとい得意顔でイケメン君が告げるが…
「は?何故貴方如きが私の一馬くんより楽しい時間を過ごさせるという蒙昧な事をほざいたの?私の一馬くんに比べたら貴方の方がよっぽど汚物よ?いえ、寧ろ比べる事に憐憫すら覚えるわだって貴方みたいな見てくれだけのヒョロ男まったく眼中にありませんから…見て?この一馬くんの重厚でいてセクシーな胸板を…貴方にこんな逞しい胸板があって?せいぜいそのペッラペッラのスーパーのレシートに胸を当てて考える事ね私が一番幸福な時間を浪費させた胸糞悪い行為を…」
どうしよう、目が濁ったまま喋ってる。それと対照ににイケメン君がどんどん萎んでるなんかこれ
「さくらさん?」
「ん?なぁに?一馬くん」
すんごい良い笑顔それに対してイケメン君すんごい悲壮な顔なんか酷いことしたかな?
「…すみませんでした。」
「えっ謝罪なんて要らないわよ?だって時間が返って来る訳じゃなし、取り敢えずさっさと失せてくれると嬉しいかな?後出来ればある事をしない限り話かけて来ないで?」
そう言われイケメン君はトボトボと行った。
「ねぇ、さくらさん」
「どうしたの?」
「こんな事今まで何回かあったのかい?」
「うーん?今回みたいな事を言うのは滅多にないんだけどそうねぇ100人から先は覚えてないわ」
ワオ!どこぞの羅将さんと同じでビックリ!
「マジですか」
「マジです」
喧騒から離れた時間を過ごした頃にあかねさんに代わった。
「本日6度目のオッス」
「オッス」
「時間的に文化祭も終わるなぁ」
その話題君から切り出すのかい?自惚れる訳じゃないけど
「そうだね〜僕の人生初だよ2人の女性と代わる代わる文化祭見て回るなんて」
「私もだよ、こんな変な過ごし方」
2人でケラケラと笑った後
「まぁ今日が終わればまた明日だ、明日が終われば明後日だそうやって続く日常だ」
「あぁ」
「なぁ?」
「なんだい?」
「結局決めたの?」
「今の時点で僕が口に出せる訳がない、それを決めきれない自分の意気地の無さに腹が立つ。そしてそんな僕にまだ好意を寄せてくれるあかねさん、さくらさんには感謝してる」
本当に僕はクソ野郎だ変態やエロの探求者と嘯いていたあの頃に彼女に告白され、振る決断も出来ずにその償いのつもりで精一杯尽くそうと思った矢先に今度は目の前の女性から好意を寄せられて…
「まぁこんな僕だ待っていて欲しいとしか言えないなぁ」
「まぁ最初っからその話だけど女の待つはしんどいからな?」
「はい、それは、もう、重々」
そうして文化祭が終わりクリスマス・イブもとい終業式の日がやって来る。




