文化祭準備、スタート
体育祭の熱気のすぐ後には文化祭が差し迫っていた。
朝のホームルームで担任の田浦俊樹先生が気だるそうな声で伝える。
「はいじゃあ文化祭の準備の関係で生徒の完全下校が19時まで延長されたこの2-3も出るわけなんだがウチ何やるんだっけ?」
「先生〜それを決めるのが今日でーす」
と楽しみで堪らない女子が喋る
「おぉっそうかそうかじゃあ適当に決めてくれ」
そう言って先生は脇の椅子に腰掛ける。
次自分の授業だからってこの人…
そして文化祭実行委員という貧乏くじを引いた生徒が前に行き募集をかける。
「はーいじゃあ案がある人〜」
「はーいお化け屋敷が良いと思いまーす」
とクラスでやたらうるさげな女子群に所属している女の子が言う。
「あーっそれ以前問題があったからナシな〜」
すかさず田浦先生の牽制が入る。
「「「え〜?」」」
「そう、7年前にこの県内の学校でお化け屋敷で暗がりでこう…な?」
手をワッキワキさせながら告げる田浦先生に
「「「うぇ〜!!先生っ!セクハラだよっ!」」」
「じゃあメイド喫茶で」
男子のサッカー部のイケイケ系男子が言う。
「いいねっ!むしろ露出の激しいバニー…いやむしろ水着喫っ何?清水くん」
清水くんは僕の前にある雑誌を渡した。
『みんなのグラドル特集!!豪華袋とじ付き!あの娘のあられもない姿が!!』
ピリピリっ!
「ようしこれでアホは止まったから」
…………
「あれっ?ここは?」
見渡せば一限終わりのチャイムが鳴っていた。
僕の周りには親友の2人と男子大勢がいた。
「お帰り戦友」
「一体何が?」
「お前が18禁ワードを乱射する前に清水がエクストラブックを使ってお前を制御したんだ。」
「んでお前が袋とじを開けて薄いテープで枠を丁寧に保護してる間に俺らはドリンク屋をする事になったよ。」
「楽でいいね。」
「な?」
そして男子達が緩んでる頃、女子達の風間典明へのアタック権を獲得するための血なまぐさいバトルが繰り広げられつつあった。




