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決意、ヘタれる

ヒロインの紹介です。


可愛 桜

成績優秀、容姿端麗、お淑やかなイメージが着く美人

全体的にスレンダーだがカップはD

 今まさに僕は昨日の放課後に呼び出された場所で彼女を待っていた。


「「貴方に伝えたい事があります……」…と、へー変態くんの割には、まともな文章じゃあねえか」


「清水くん!?」


「短くて伝えたいって意思は伝わると思うよ」


「風間くんまで!?」


「何故ここに?清水くんは、部活でしょ?」


「今日先輩達ミーティングしてて1時間くらい自主練なんだわ」


「風間くんも模試とかの勉強あるんじゃないの?」


「僕は毎日しっかりやってるからね、たかが1時間どうとでもなると思ってる」

うわっ出ましたよジーニアス様の発言が


「だからって親友が女の子振るとこ見に行く!?」


「そりゃあ、普通の奴ならそんな事しないさ、ただ一馬だとなんか可愛さんの一生物の傷を付ける事しそうで、」

 目の前でオヨヨと泣いたふりする清水くんゲスでもイラッと来る。


「僕は一馬の晴れ舞台を観たくて」


 いや晴れ舞台て!人を振るのを晴れ舞台とは幼馴染よ何を言ってるんだ?


「あっ誰か来たみたい」

すると2人は忍びばりに屋上の隅に隠れた。


はやっ!2人共何あの手慣れてる感じ、あぁ言うのは僕のスキルだろ!!


「だよなぁ〜あっ一馬じゃんおっす〜」


「やぁ川上さん」


「ひとりで屋上なんて居てどしたん?」


「空って果てしなく広いじゃない?時々思うんだ女性も心も身体もこんなに豊かなら良いのにね?」


「おいっその視線はなんだその枯木の様な笑みは、急にどうした?ってか清水に会ったら伝えて先輩達のミーティング思ったより早く終わりそうだって」


「了解〜」



…………

「なんかアイツ俺がいる事気付いてたんじゃないのか?」

清水くんが訝しんでいると


「また誰か来たみたい」

例によって2人共隅に隠れる。


今度は正真正銘、待っていた可愛さんだった。


「昨日の今日でゴメンね」


「うん……いいの……貴方の…浜田くんの答えは?」


 さぁ言うぞ!ヒクつくな胃!

手に汗が滲み出る

まるで身体がそのセリフを言うのを止めるように


深呼吸をして相手をジッと見る。

そこには必死に何かを堪えてる顔があった。

その瞬間頭の中から色んな感情が綯い交ぜになって消し飛んで出てきた次のセリフは自然に溢れたものだった。


「可愛さん貴方の告白嬉しかった。でも僕は貴方の事を良く知らない。だから今は恋人にはなれない、」


「ハイ」

可愛さんの目尻に涙が見える。


「でも、これから貴方のことをもっと知っていきたいって思いました。貴方がまだその時まで僕を好いてくれているのなら……」


僕は身体をくの字におり右手を差し出す。

「先ずは友達から始めてください!!」


 目の前の女性は一瞬惚けた顔になり、その後には

「ハイっこちらからもお願いします。」


その後彼女とメアドを交換して、僕らは別れた。


そして二人は開口一番に

「どうした?断るんじゃなかったのか?」


「僕は、…僕は………」


「「僕は?」」


「僕はチキンダァああああああああああああああああ!!!!」


「はぁ?」


「君らだってそう思ってんだろうぅうう!!

 僕はぁ彼女の泣いてる姿が見たくなくて断りを入れられませんでしたぁああ!何が常に性癖オープンだ!!僕はぁくだらない思いやりの為に信条を曲げたもうぼくはぁアブノーマルじゃあないノーマルに退化してしまったぁああ!君らだってさぁ!思ってんだろぉおおおおお?!「なんだ結局ヘタッただけじゃん」ってだってさぁあんな時に顔を赤らめてるのにあんなエロスのカケラもない表情されたらぁあ真剣にに返さなきゃじゃんって思っち待ったんだよぉおおお!!」


「おいっなんだノーマルに退化って、全国の良識のある方々に謝れっ」


「もうヤケクソだね喋ってる内容が支離滅裂だ」


「まぁ良いもん見れたよじゃあ練習だ!」


「待てよォオオオ二次元ヲタクぅうううう君も僕と同じ側だろぉおおおお?」


「変態と一緒にすんなっ!」

そう言いながら清水君は駆け足で部活に向かった。


「だいぶ荒れたね、まぁ帰ろう。」

僕の肩をポンと叩いて典明君は僕と帰った。



 その日僕は世間一般に邪念を呼び起こす分類の本のエロ漫画を読んで、純情な思いを拭い去ろうとしていた。


「やっぱり紙の本の方が背徳感が違いますなぁ〜やっぱりこういう予想外の出来事があった時はネっ!お気に入りの先生の漫画に限りますな」


 僕は基本なるべく雑誌を買って貰うようにしている。(近所に住む年上の幼馴染)何故ならその方が大きいし、濡れ場の臨場感も違うからだ。

 ここ最近は中学の頃は忌避していたNTRモノに手を出している。

 そして今読んでるのはお気に入りの先生が何故かNTRモノから少し逸れた純愛系を読み耽ってる時に、


 スマホの着信音が鳴る。


「あれっ?普段は読む時は邪魔が入らない様に基本機内モードなのに……あっそうか可愛さんの返信返せるように機内モード解除してたんだっけ…どこかセンチなのかなぁ」


………………

さくら


今日は色々あったね私まだドキドキしてるよ!(*≧∀≦*)


一馬くんが私のことを好きになって貰える様に私頑張るからこれからもよろしくね!!(o^^o)


……………


 ヤバイなんだろう!このムラムラとは違うドキドキは!!


このメールの返信にどう返せば!!


「だからって俺の所にかけるなよ!惚気かテメェは!!普通こういうの風間だろ!!」

清水君が殆ど不機嫌な状態でなんか荒れてる。


「駄目だよ風間君は今親戚の通夜だからってあれぇ?妬いてるぅ?」


「切るぞ」


「すいません、調子こきました電話を切らないで下さいまし何卒助言を!」


「別に「同じ顔文字使って返信すりゃいいんじゃねぇの?」良いんじゃねえかぁ?」


「いやぁ僕基本セクハラまがいのメールは打てるんだけど好感度が上がるメールってのがわかんなくて」


「変態だよ、コイツ変態だよなんでこんな奴に可愛さんが」


「変態だなんて褒めないでよ」


「いや、褒めてねぇよ!じゃあ僕も可愛さんの事もっと良く知りたいからどんどんお喋りしていきましょう!!…とか?」


「流石!以外とマメなのに何故か女性にモテない清水君だ!!」


「お前ぇ」


「とにかくありがとう!!それじゃっ」


「あぁ、じゃあな」


 さてアドバイス通りに返信して僕は返信来るのかなってやきもきした気持ちになりながらエロ本を読むのだった。


To be continued

どうも作者のウドンデイです(^_^)


ここまで読んでくれてありがとうございます(*≧∀≦*)


手間ではあると思いますが

この作品やキャラの感想やポイント、レビュー等など作者のモチベーションに繋がるので

お送り下さいませ、お待ちしてますm(__)m




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