ある少女達の戦い
今回はヒロインズ視点の回です。
それは体育祭前日での放課後の帰り道だった。
「ねぇ?川上さん?」
私の隣に居るのは学校1の美少女と名高い可愛さくらだ。
そんな彼女だが私の恋敵だ
相手は歩く18禁と名高い浜田一馬だ。
今回初めて可愛さくらの方から誘って来たのだ。
「何?」
ほとんど無言で過ごした帰り道に切り出して来た。
何を企んでいるの?
「明日の体育祭、私と勝負しない?」
「クラス対抗リレー?」
「えぇトップランナーは私とあかねさんの2人が
被るわ」
「何を賭けんのよ?」
「文化祭で一馬くんと一緒に過ごす権利」
このタイミングで!!クリスマス直前の一番大きいイベントに!!勝負を仕掛けるなんて!
「へ〜この勝負を受けるメリットは?」
「まぁリレーに選ばれるくらいだから競ると思うの……何より、文化祭はどうせなら思いっきり楽しみたいでしう?」
この女正気なの?
「………私は思うのよ可愛さん、一馬にとってそれは嬉しい事なのか?たしかに私達で決めた事と言って一日中独り占めに出来るかもしれない。でもアイツはそれで喜ぶのかな?」
「…………そうよね、貴方ならそう言ってくれると思ってたわ」
「でも、可愛さんと勝負してみたいよアタシ」
「川上さん?」
「勝ったら一馬にハグしてもらえる権利を手に入れる!」
「やる!!」
―翌日―
「負けないよ」
私は屈伸しながらライバルに目を向ける。
「一馬くんのタオルは私の物よ」
女子から見ても美しいその脚を上下に動かしながら告げる可愛さくら
パン!!
(勝負は第一コーナーの曲がり角相手とのマージンをつける!)
(水泳部のスタミナは侮れないわ第一コーナーを取ってそのまま逃げ切る。)
両者の思惑が一致する中これを見守っていた一馬は
「2人ともそれぞれ別々にエロいね小麦色の少し筋肉質なあの健脚もいいし少し太ももが主張する白いラインの通った脚線美も良い……踏まれてみたい」
「お前……ブレねぇな」
全く考えてなかった。
スタートから4歩の段階で飛び込みで体のバネが優れているあかねに軍配が上がる。
そこから数メートルコーナー手前で可愛さくら抜く。
そのまま反対のコースは可愛さくらが約1メートルのリードを取る。
第2コーナーここで川上あかねが伸び出す。
彼女は加速力は平均より上程だがコーナーから最後に刺す脚の貯めがあった。
(この距離ならラストコーナーで抜ける!!)
可愛さくらはこの展開まで織り込み済であった。
カーブ手前でフォームを変えた。体を倒し頭の重さを利用したコーナーフォームに
(このまま行ければ!!)
だがそうはいかなかったその慣れない走り方により可愛さくらは転倒。
そのまま川上あかねがトップでバトンを渡す事になった。
その後2人とも口を利かないままクラス対抗リレーは終わった。
川上あかねはそのまま自販機でスポーツドリンクを買っていた。
「まぁ勝てたからいいかな!」
そして自身の足首をさすりながら自販機から出たスポドリを飲もうとしたら。
「あかね」
「一馬!!」
「凄かったねリレーの走り!それを言いたかったのと…」
わざわざ探してくれたの?私を?
それだけで私は嬉しかった。
「ん!ありがとう」
「無理したよね?」
バレてたらしい。
「バレたか」
「まぁ他の人にはわかんないと思うよ脚出して。 」
「ちょっ何!」
「動いたら冷却スプレー当てられないから」
「ん、うん」
シューっという冷却スプレーの音だけが鳴るそして足首の痛みと一緒に暖かな手が私の足を優しいく掴んでいた。
一馬はハンカチを取り出して足首の靭帯周りを固定して氷嚢を当ててくれた。
「コレでだいぶ痛みが引いた筈だよ。」
「ありがとな」
「バレたくなかったんでしょ?さくらに」
「それもバレてたか」
「バレバレだよ」
少し涼しい風が私の頬を撫でた。
可愛さくらは悔しかったが何よりそれより嬉しかった。
「さくら大丈夫?」
こうして自分を心配してくれる私の大好きな人が目の前にいるのだから
「ありがとう一馬くん、でもこれくらい大丈夫だから」
「そうかい?あっあとコレ、スポーツドリンクあかねから」
気遣わちゃった。
「一馬、次お前の競技」
「わかったよ典明くん」
「それじゃっ!」
せっかく貰ったしスポドリのラベルに何か挟まってた。
『なんかこの勝負、一馬に筒抜けだったみたいって事でこの勝負無効で』
それを見て私は笑った。
「あーぁ負けちゃった。」
こうして思い人しか知らない2人の戦いはこっそり終わった。
体育祭男視点編を作ろうか悩んでる作者にレビュー、感想、ポイント等お待ちしてます。




