夏休み後半、その頃彼女は
更新遅くなってごめんなさい。
……私は可愛さくら、ある人が大好きな女子です。
学校じゃハイスペックな美少女なんて言われてるけどそんなことはないんです。
本当は誰かにダメ出しされないか不安でしょうがない臆病な女の子なんです。
そんな私を変えるキッカケをくれたのがあの人でした。同年代の女の子より年上の女性の太ももを鼻の下伸ばしながら視ていた男の子。
小学生の頃私の父は転勤が多くて一年と持たずに住む場所が変わるなんて事は沢山ありました。
そんな私に友達なんて出来なくて…毎日が寂しくて…やっと話に加われるかなと決心した時にはもう引越しの準備で…
引越した時には変に鈍った喋り方と色々な所から齧った方言のせいで私は無口でした。
中には私を虐めてくる学校もありました。今にして思えば少し小馬鹿にしてあの人達なりのコミュニケーションのつもりだったんだと思います。
それでも私は怖くて怖くて、人と接する事も怖くなりました。
そしてそんな虐めのあった学校も半年も経たずに父の仕事の関係で転校しました。
そうやって渡り鳥みたいに転校を繰り返して小学四年生の頃には私はもう人と関わるのがしんどくて私は心を閉ざしていました。
そして学校の帰りに私は彼に会いました。
「やぁ?転校してきた娘だよね?僕、浜田一馬って言うんだ!お家は遠いの?」
当時の私は知らんぷりをしていたら離れていくだろうと思って歩いていました。
「………………」
「なんで下を向いてるの?何か良いものでもあるの?」
そう言って彼は下に屈んで私を見上げました。
「綺麗な顔をしてるね」
彼は私を覗き込んでそのまま長い前髪を上げて
「うんっきっと美人になるよ!!だから胸を張って背伸びを伸ばして!!」
そう言って彼は私頬に手を添えてさすってきました。
その時の手つきが心地よくて私は小学生ながら変な声をあげました。
「……ふぅん………」
「じゃあ僕はこの後稽古があるからそれじゃあねっ!」
「へ?」
そして私の前から男の子は走って行きました。
なんであんなに構ってくれたの?
そんな質問をしたくても彼はもうここに居ませんでした。
あの質問がしたくてしたくてしょうがなくてまた会いたいそう思って次の日に私はあの時と同じ時間に帰りました。
「また会ったね家この辺?」
「う…うん」
「一馬…くんは…何か…習い事…やってるの?」
「名前覚えてくれたんだねっ!ありがとう……うん!あの〜なんか変な格闘技!父ちゃんの知り合いの道場の先生のとこに通ってるんだ!」
「そう…なんだ」
「そーなんだ!! さくらちゃんは色んなところに行ってたんだよね!!どんなとこ?」
そんな無邪気な質問から始まった彼との関係は私にとってかけがえのないモノになって行きました。
やっとメインヒロインの過去?の掘り下げが出来ました。




