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日常、振り返る

一話の翌日となっております。

初登場の浜田一馬の仲良し連中です。


風間典明

完璧超人、男女分け隔てなく接する聖人。

(浜田の幼稚園からの幼馴染)

モテるが彼女は居ない鈍感って訳じゃないが幼少期のあまり良い思い出では無い過去を連想する為女性と深く関わることが少し怖い


清水健二

アニメそこそこ詳しい。

水泳部のリレーのレギュラー

優しい、顔立ちも悪くない、人の悪口を滅多に言わない。なのに彼女出来ない。

良い人止まりの人

クリスマス、バレンタイン前だいたいグレる。

浜田とは中学の頃からの付き合い

「ずっと前から好きでした付き合って下さい」

…と目の前に学校一の清楚な美人と名高い可愛桜さんが僕に告白している。


胸はそんなに無く、(B前後と推察される)ムッチムチな身体つきでもなく、運動やっててそこそこ露出の激しい着こなしをしてるじゃなし黒髪ロングの清純な感じこっそりビッチ感すら匂わせないそんな可愛さんがこの正反対としか言えないこの僕に告る。


……解せぬ


「去年、同じクラスだったけど僕らそんなに会話してないよね?

最初の入学ゼミナールの泊まりで一緒の班だったけど可愛さん熱出してほとんど寝たきりだったし…」


そうなのだ僕は可愛さんと殆ど接点が無いのだ。その頃から僕は下ネタのオンパレードでゼミナール中に風紀という風紀を破り倒してたのだ。

その頃から変態の二つ名が通り出した筈なんだけど



「でも…あの頃から…私、」



このお淑やかな美人が顔をを赤らめてもじもじしながら何を言っているのだろうか?


少し僕の普段の生活を振り返ろう。

僕は基本ツルんでいる交友関係は広いけど概ね男子全般だ女子との交流はあるにはあるけどそんなに多い訳じゃない。


となると僕の交友関係から仲良くなりたい異性がいるんじゃないのか?


小学校からの友達の風間典明くん

中学からの友達の清水健二くん

この2人は女子からの評判は概ね良い。


幼馴染の風間くんは、所謂イケメンで成績優秀、運動神経も抜群、何をやらせても器用にこなす天才君だ。

でも、愛情より友情を尊重するタイプで彼女は居ないから僕と接点を持って近づきたいのかな?


中学から友達になった清水君は、

水泳部で成績は普通より少し下…というか僕とどっこいどっこい

明るくて、誰とでも打ち解ける人で人の悪口は滅多に言わない出来た人。

女子からの評判は良い人止まりなんだけど春のチャンスが来たのかな?


「……だから…あの返事はいつでもいいから待ってるから」


僕の目の前で呼びかけてるのは僕と同学年の二年の可愛さくらさん、

校内で成績は上位で大和撫子というのがピッタリな人。

俗に清楚なビッチっていうビッチになる隙間すら無い彼女が"何故か"変態というジョブを持ち歩く公然猥褻という称号を頂いてる僕に告白をしてる。

なんだろう、裏に何かあるって勘繰ってしまうぅうう!


…ド・ウ・ス・レ・バ


ええぃ!悩むな伝えるんだ「君は魅力的だけど僕の求める魅力とは違うんだ!」…と

さぁ目を見開け!浜田一馬!


「可愛さん僕は―…あっ行っちゃったよ」


 ――可愛さくら視点 ――――

伝えちゃったぁあああ!!

きゃあああ!!

「一馬くん良い返事くれるかなぁ?…それに私舞い上がっちゃって上手く伝えられたかすごい不安になって来た〜」


私は一馬くんが好き。

良くお下品な事を言ってるけど好き。

明るくて、優しくて、笑顔が綺麗で、時々ドラマで見る変態のおじさんの目つきになるけど、そんなところも含めて好き。

今まで沢山の男の人が私に好意を向けてくれたけどそれでもあんなにときめかせてくれたのは彼だけ私を救ってくれたヒト。

そんな一馬くんの隣に居たくて、こうして思いを伝えた。


「でも好きって事は伝えられたよねっうんっ」


期待と不安を胸に抱きながら可愛さくらは思い人の事で頭がいっぱいになるのだった。




……翌日…朝のホームルーム前


「…すまん俺の聞き間違いだよな?一馬?お前があの可愛さくらに告白されたって」

 僕の中学からの友人である清水健二君が昨日起こった事を反芻するように聴いてきた。


「何度言わせるんだい?かれこれ4回目だよ?」

あれっ清水の額に段々と青筋が浮かんでる様な


「そうだな俺の脳が拒んでるのだろう、こんなオープン・ザ・エロスのこいつに学園1お淑やかな下ネタとは縁もないあの可愛さんが告白するってありえねぇだろ普通。」

 そう、昨日の僕の変態っぷりは清水君が認めるつまりは自他共に認める変態なんだけど


「そうだよねぇ普通さぁ「彼の事もっと良く知りたいからアッチの知識を教えて」とかなら喜んで手取り足取り教えるんだけど」


「朝から既にかましてるじゃねぇかアウトだろ、なぁ風間?」


って振られた小学校からの幼馴染の風間典明君は

「まぁ清水の言う事もわかるにはわかるけど、でもほら一馬ってノリ良いし、明るいし、女子から好かれる要素はあるじゃない?」


「いや、でも女子もいる時に結構エグい下ネタぶっ込んで来るぞ?」

いやいやと首を振りながら清水くんは告げる。


「女子がいるからって何故自分の性癖(たましい)を解放する事を拒むんだい?」

と渾身のキメ顔で言ったんだけど


「おいっ、その性癖と書いて魂と呼ぶな俺はお前の将来が不安だわ」

清水くんが頭を抑えながら僕の心配をする。


「まぁそれは確かに」

風間くんも同意みたいだ。


「心配御無用さ、僕はこの溢れ出る性欲(たましい)をイかせる業界、そう!A――」


「言わせねぇよ!!」


「朝のホームルーム始めるぞ〜」

 このクラスの担任の田浦先生が教室に来た。


「最近下校時間に不審者が出るそうです。みんな気をつけるように、ってこらこら浜田を見るんじゃない目撃情報は50代くらいのおっさんだから、あと養護教諭の赤桐先生が体調不良でお休みです。朝のホームルーム終わり」


「火照った保健室の先生ってエロいよね」


「体調不良って言ってたろ?何でそうエロチックに変換するかね」

清水くんが呆れながら返す。


「そういえばホームルームとかで話逸れたけど一馬は可愛さんの告白どうするの?」

風間くんが思い出したように聞いて来た。


「まぁ可愛らしい人なんだけど、なんか、こう」


「まさかエロく無いとかそんな下らない理由か?」


「いやそんな事ないよスレンダーな体型に出るとこ出てるし、見ようによってはエロいんだ

 でも、」


「「でも?」」


「そそられないんだよな〜!!もうなんだろうね雰囲気!雰囲気としか言いようが無い!感じられ無いんだよ〜彼女の存在がね、僕の存在(エロ)を抹消してしまいそうで」

昨晩からチラチラと頭に浮かぶ懸念を伝えると


「いや、むしろ良い傾向じゃねぇか」

清水くんは呆れながらもツッコム。


「まぁ一馬のアイデンティティは一つ減るけど、それは減っても良いアイデンティティじゃない?」

風間君も苦笑いしながら同意する。


「ともかく!今日の放課後に彼女に断るって伝える!!」

決心を伝えると


「何だかんだ正直に伝えようとするのはこいつの長所だよな」

清水くんが


「そうだね」

風間くんはサラッと同意する。


来たる放課後

To be continued




今回の作品ではキャラクター面を大事にしていこうと思います。


感想、レビュー、評価お待ちしております(≧∇≦)

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