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夏休み序盤、走る。

 夏休み初日既にぐうたらしている。…なんか母さんと父さんが夏のバカンスに行くそうだ。

 僕1人置いて……エロ漫画だとこういう時って基本濡れ場に突入するのが筋だよね。


 お節介な幼なじみとか…

 お節介な親戚のねぇちゃんとか…

 あと熟女っよりになると親戚こ叔母さん家に居候してなんちゃってNTRものに突入するよね。


だが残念ながら僕の目の前には


「なぁ風間ぁこの答えは?」


「あぁそれね、こうすれば…」


「なるほどサンキューな」


「ねぇ?」


「「ん?」」


「君ら夏休み前に僕に言ったよね?」


「ん?」


「これ以上ヘタれたらどうなるかわかったんだよな(意訳)か事」


「確かにそうヘタれるなとは言ったが」


「決して18禁に突入して良いとは言っていない」


 なんなの?清水くんだけじゃなく典明くんまでさぁ?ホント普通こういうほのぼのした回つまて基本夏休みの宿題は最終日で慌てるのが相場じゃない!!それを1日目で終わらせようとする優等生パターン誰も望んでないよ!


「まぁいいや、そう言えば川上さんは?清水くんといつも一緒の」


「あぁあかねは明日から四日間帰省するんだと」


「へー」


「なんだ?気になったのか?」


「いやぁ川上さんも面白い人だからね来てもらって全然良いんだけど」


「浜田ぁお前ってやっぱハーレム願望とかあんの?」


「いや、ハーレムは男の夢でしょうよねぇ典明くん」


「俺に聞かないでくれよ」


「普通こういうハーレム願望言う奴ってよぉモテないのが相場じゃないのか?」


「どうだろうね」


「まぁ清水くんは色んなスペックがそこそこだからデリカシーの無さが目立つんだろうね」


「そうだな、清水は凹凸が激しくないから女子高生の感性に響かないんだよ」


「ウルセェっそうやってボロカスに言うなっ!なんでよぉ〜俺には彼女が出来ねぇんだよ〜ほら夏休みって言ったらよ〜女の子の水着とか浴衣姿の女子とか」


「僕は浴衣から外れて法被着た女子かな?浴衣は風呂上がりが至高だと思ってるから」


「んなこたぁ聴いてねぇんだよっ!!」


「ふぅー一通り終わったかな」


「早っ」


「俺らがエロ談義してる間に」


「うーんホント典明くんは早いねぇ〜」


その後二、三日掛けて夏休みの宿題を成績底辺組ではあり得ない神懸かった急ピッチで終わらせた僕と清水くんだった。


それから4、5日後


 ピーンポーン


「は〜い」


「一馬〜」


「川上さん!?」


「涼ませて〜」


「どうしたの?」


「清水のバカが今日練習休んで様子見に行かされたんだけど大会近いから今日の練習キツくて清水の家はなんか誰も居なくてもぅ移動すんのも辛くて」


「それは災難だったね〜まぉお上がりお上がりエアコン効いてるから涼んで行って汗がベタついて気持ち悪いでしょう?シャワー浴びたら?」


「お母さん?」


「ん?」


「ごめんお言葉に甘えさせて貰うわ」


よろよろと風呂場へ向かった川上さんだった。


 熱を持った褐色の肌…………「良い!!」


「………って訳で清水くんは今帰省してるよ」


「まぁ忌引きならしょうがないわねぇ」


「だいぶ色艶は戻ったね」


「おうっ一馬のおかげだよ」


「それは良かった」


「それじゃあなっ」


「うん」


「あっそうだ一馬」


「なんだい?川上さ―」


………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………へ?



「へへへっ好きだぞお前の事。じゃあなっ!!」


 そうやって川上さんは駆けて行った。

気恥ずかしいのか一度も振り返らず。


 僕の頬に唇の感触を残して―


夏って普段冷静な子が少し大胆になるそんな素敵な季節だと思います。

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