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なにもない空間が好きなのはぼくのせいだ
地平線を身にまとわせたあの人は壊しに駆けた終末世界
口を吐く星団と百合は冷たい私が何をしたというのだ
精神を保つ必要があったので好きを殺して何も無くした
何もない君がつぶやく午前二時僕は何にもなれないだろう
降る雪とたたずむキリン色は青文字数合わせ ピンクと黄色
死んですらなおゆめみるというのかきみ僕にはなにも見えないけれど
獏の口クラゲの頭きりんの目泡立つ永遠なれないように
起き抜けに無水カフェインつっこんで運ぶ線路行先は地獄