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三夜

 

「ここか」


 俺は番人に聞いていた例の町へと到着していた。

 道中は特に記述するようなことはなかったので割愛する。

 あったとしても、いきなり襲いかかってきた犬なら鳥やらがいたことくらいかな。

 何をしても死なないというのはわかりきっていたので、軽く遊んだ後にしっかりとその息の根を止めておいた。

 慈悲はないのか?

 あるなら俺に寄越せよ。


「すいません」


 俺はすぐ近くにいた行商人みたいな人に声をかける。


「なんだよ・・・って君、すごく可愛いねえ~。というかね、君みたいな可愛い子が、俺みたいなのに声をかけたらダメだぞ?ここ最近何かと物騒だからね。それで、何か御用かな?」


 御用というほどではないけど、まあ知りたいことはあるかな。


「えっと、この町に入るにはどうしたらいいんですか?」


 すると、行商人の男はポカンと口を開け、信じられないものを見たかのような顔をした後、町へと入る方法だけでなく、他にもいろんなことを俺に教えてくれた。

 なぜか常識的なことが話の八割と多かったけど、それは俺の気のせいということにしておく。


「ありがとうございます!」


「どういたしまして。お嬢ちゃんも気ぃつけてな~」


 そう言い残して行商人の男は町へと入っていった。


「よし、じゃあ行くか」


 そう言って、俺は堂々と正門を通り抜ける。

 もちろん何も起こらない。

 本当に教えてもらった通りだった・・・。

 というのも、俺はこれまで酷い勘違いをしていた。

 そもそも、ここは俺がいたあの世界ではないのだ。

 ならば、元の世界と今の世界では当然文化が違うわけだ。

 てっきり俺は、何か書類とか身分証がなければ入れてくれないと思っていたのだ。

 なぜなら、この世界の国と言わず、町や村も規模の大小に関係なく独立しているということをあの番人から教わっていたためだ。

 そのため、そういった勘違いを起こしてしまったのだけど、それがご覧の通り、なのだ。


「はあ・・・。この世界では俺が知っている常識に頼らない方がいいのか?まあ、えっと、確か図書館は北、東門の近くに、ど真ん中の三つ、だったよね?」


 これは行商人の人から聞いたことだ。

 なんとこの町、そこまで広くないというのに図書館が三つもあるのだ。

 そのため、この町は通称、()()()と呼ばれているそうだ。

 なんでも町という規模でありながらも、大国にも対抗できるほどの書物の量と、それに比例して莫大な情報量を保有しているとのことから、この名前になったそうだ。

 これらからわかるとおり、ここは情報収集するには打ってつけの場所だということだ。


「じゃあ、早速図書館へ・・・と行きたいけど、まずは飯かな」


 というのも、今にもお腹が減って死にそうだからだ。

 あっ、死にそうっていうのはあくまでも比喩だ。

 非常に残念なことなのだが、この体は餓死で死ぬような柔なものではなかった。

 これはひどく体感的なことになるのだが、なぜかお腹が減るとそれと同時に力が沸き上がってくるのだ。

 これでは餓死なんてできそうにない。

 この書庫街までかなり遅いペースでやって来たのだが、お腹はどんどん減る一方なのに、体には力がどんどんみなぎってくるのだ。

 空腹の苦しさだけ味わって体は死ぬ雰囲気が一切感じられない。

 そこで餓死による死は断念した。

 苦しんで苦しんだ上で死ねるのならそれでもいいと思う。

 だけど、死ねずに苦しみだけを味わうのならば、素直に飯を食った方が遥かにましだと思ったからだ。


「ところで、この世界にお金はあるのか?あるならあるでどうにかして手に入れないとなあ・・・」


 だって飯を食うにもどこかに泊まるにしても、お金が存在するのならば必要不可欠となってくるからな。


「なになに?もしかして困ってる?俺で良かったら相談にのるよ!」


 いや、お前どこから湧いてでた?

 別に俺が頼んだわけでもないのに、そうして声をかけてきたのは金髪でチャラチャラした男だった。

 ふと腰につけてあった魔納袋(ストレージ)に目をやるも、魔力探知機が光を放つ様子はない。

 ということは、こいつはただのチンピラということになる。

 少し顔がいいからって調子にのっているただのチンピラ。


「さて、どうしたものか・・・」


「ねえねえ!どこかでお茶しない?困っているんでしょ?ならそこでゆっくりと話そうよ」


 うん、一言で言うとうざい。

 世の女性たちはこんなのに絡まれてよく平気だよね?

 俺だったら吐気がするレベルなんだけど。

 まあ、中身が男だからというのもあるのだろうけど。


「いえ、大丈夫です。それでは失礼します」


 俺は無表情でそう言い放つ。

 最小限にイライラを抑えたら、自然と無表情になってしまった。

 でもこれで、お前に対して脈がないというのは伝わっただろう。

 これでこいつも諦めて・・・。


「そんなこと言わずにさ!少しだけ!ホント、少しだけだからさ!」


 ああ~もうっ!しつこい!!

 こいつ、一発ぶん殴ってもいいか?いいよね?

 公衆の面前だからやりたくなかったのだけど、流石に限度というものがある。

 悪目立ちしてしまうかもしれないけど、これは仕方ない。

 俺は、一つお灸を据える意味でもやっておくことにした。

 顔面ストレートを。


「ごえっ」


 その瞬間、風を切るかのような鋭い音の後、俺の拳は見事にチンピラの顔面をぶち抜く。

 雑魚にはお似合いの無様な声と共に、その体を殴り飛ばす。


「ぐへあっ」


 体を回転させながらも、チンピラの体は十数メートルほど吹き飛ばされ、その後近くにあった民家の壁に埋まるようにして停止した。


「ふう~、すっきりした・・・って!」


 あ、これはやばい。

 チンピラの顔面を殴るまでは良かった。

 しかしその結果が、民家の壁を崩壊させるという二次被害を出してしまう、という最悪のものとなってしまった。

 それに周囲の目がやばい。

 皆一様に驚愕した表情でこちらを見ている。

 驚き過ぎて言葉も出ないと言った感じだ。

 俺はダラダラと冷や汗を流す。

 まずい、これはどうにかしないと本気で洒落にならな・・・。


「すまないが、ちょっといいか?」


「ひゃっ、ひゃい!な、なんでしょうか?」


 思わず変な声を出してしまった。

 でも今は気にしない。

 気にしないったら気にしない。

 俺としてはそんなことより、今のこの状況をどう打破するかが最も重要だからだ。

 そして、俺に突然声をかけて変な声を出させた張本人はというと、それほど重厚というわけではないけど、それなりにしっかりとした鎧を着こんだ女性の方だった。

 この世界での自警団だろうか?

 呑気にも俺の脳は瞬時にそんなことを考える。

 おいっ、この状況をちゃんと理解しているのか⁉ なあっ!俺の脳よ!


「ここは人目につく、少しついてきてもらえないだろうか?」


「は、はい・・・」


 俺はただ返事をするだけで精一杯だった。

 俺はその女性についていきながら、その場を逃げるようにして人波を掻き分けていった。

 その後はひたすら人通りを避けるようにして路地裏を進む。

 そうして向かったのは、書庫街のど真ん中に位置する建物だった。

 女性はその建物へと迷うことなく歩いていくので、俺もそれについていった。

 中に入ると、そこには美人な受付嬢さんが対応するカウンターに、簡単な酒場と、デカデカと取りつけてある掲示板があった。


「えっと、ここは?」


「ギルドを知らないのか?」


 ギルド?それって協同組合のことだよね?

 それくらいは分かるけど、これはいったい何の集まりなんだ?

 見たところ軽装の人たちが多いようだけど、その誰もが剣やら弓やら持って武装している。

 自警団にしては過剰な武装をしているよね?

 まるでこれから死地にでも赴くかのような、そんな命懸けという雰囲気を感じさせる武装だ。


「今から戦争でも起こるんですか?」


「いや、戦争は起きないが・・・兎も角来てくれ。ここではなく、上で話をしたい」


「あ、はい」


 俺は鎧の女性に続いて、一階をスルーして二階へと上がっていく。

 途端、武装した人たちが俺のことをジッと見てきたときは少し怖かった。

 まあ、そんなこんなで二階に到着。

 俺は鎧の女性に勧められるがまま奥の部屋へと通される。


「すまないが、ここで少しの間待っていてほしい」


「は、はい。わかりました」


 鎧の女性はそう言い残した後、部屋から退出する。


「さてと、一人になれたのはいいけど、これからどうしようか」


 選択肢は待つ、逃げるの二つ。

 でもここは穏便に済ませるためにも待っていた方がいいよね、普通に考えて。

 でもそれが厄介事だったら?

 そう考えると逃げるという選択肢も悪くないと思えてくる。

 う~ん、どうしようか?


「でもなあ、これはおもてなしを受けている、ということでいいのか?」


 部屋の中央には向かい合ったソファが二つと、それを隔てるようにして机が一つ置かれていた。

 その他には部屋を彩るインテリアの数々と、お茶汲みセットとおいしそうな果実もあった。

 掃除も隅々まで行き届いており、床なんてピカピカと光沢が出るほどだ。

 よく見ると拭き漏れがあったのか、少し濡れている箇所があった。

 ついさっき掃除を行った、ということなのだろうか?

 俺がここに来るというのを知って、慌てて誰かがきれいにした、とか?

 まあ、それはないか。

 こんなどこぞの馬の骨とも知らない奴のために、そんなことをするはずがないからだ。

 もしかしたらだけど、これは新手の詐欺という可能性も・・・。

 いや、これ以上の思考はよそう。

 なんだか疑心暗鬼に陥りそうだ。


「そうだな。ここはちゃんと俺の事情も聞いてもらって、その上で話をするしかないかな」


 俺は一先ず話を聞いて見ることにした。

 もしやばそうだと思ったら逃げる。

 そのときは残念だけど、この町からも逃げるしかないけど。


「そうと決まれば、のんびりと待たせてもらおうか」


 そう言って俺はソファへと腰をかける。

 その瞬間、沈み込む俺の体。

 その柔らかさと弾力に思わず立ち退いてしまう。

 すると、それとほぼ同じタイミングで扉がガチャっという音をたてて開く。

 反射的にそちらに目を向けると、そこには短くも髭を生やした白髪の男がいた。

 服装はついさっき下でも見たような軽装なのだが、こちらの方がその質はよさそうに見えた。

 腰には二本の剣を備えており、どれも使い込まれたように汚れていた。

 そして、そんな男の後ろには俺を連れてきた鎧の女性が控えていた。


「おおっ!なんだよ()()()。俺はてっきり筋肉隆々の大男を想像していたのに、箱を開けてみりゃあ、こんな可愛い娘だとはな!」


「ギルド長。あまりそう騒がれては階下の者に勘づかれてしまいます。できればもう少し声を抑えてはどうでしょうか?」


「まあ、落ち着けよ。ほら、お客さんがお待ちだぜ?騎士として客人を待たせるのはどうかと思うが、そこはどうよ?」


「待たせているのはギルド長なんですけどね」


 そんな雑談を交わしながらも、二人は俺とは反対のソファへと向かい、ギルド長と呼ばれていた男はソファに腰かけ、鎧の女性・・・じゃなくて、ローザさんはその後ろへと立つ。


「まずは自己紹介をさせてもらおう。俺はこの町のギルド長をしている、ギンガと言う者だ」


 ギンガさん、か。

 この人、多分強い。

 なぜなら俺の魔納袋(ストレージ)が光を放っているというのがいい証拠だ。

 さっきから少なからず反応はしていたのだが、ギンガさんが入ってきてから突然その光が強くなったのだ。

 半径十キロメートル以内の魔力は正確に探知できるというのに、このギルド長を名乗るギンガさんだけはそれができなかったのだ。

 神ではないにしろ、決して侮れる相手ではなさそうだ。


「システリアといいます」


「システリアか。うんうん、いい名前だ」


 そして、このお互い名乗りあっただけの短いやり取りの後から、なぜか一言も話さなくなるギンガさん。

 それと必要以上に俺の顔をまじまじと見つめてくるギンガさん。

 え、なんか顔についてます?

 俺は確認のため、顔のあちこちを触ってみるのだけど、特に変わったところもなく、変なものもついていなかった。

 それならば、この長い髪か?

 そう思い、今度は髪を念入りにチェックするのだけど・・・。


「あれ?」


 何もついていなかった。

 ならばどういうつもりで俺の顔を見ていたのか不思議に思ったので、本人に聞こうと思って正面を見ると、そこには相も変わらず俺の顔を見続けているギンガさんがいた。


「あの~、なんでそんなにこっちを見るんですか?」


「可愛いから」


 当然のように湧いた疑問をぶつけると即返ってくる謎の答え。

 可愛いから、だって?

 俺はまだ自分の姿すら確認してないんだよ!

 それが茶化して言っているのか、それとも本当なのかわかんないんだよ!


「ええっと・・・」


「いつまでも遊んでいないで、手短に話を済ませてはどうですか?ギルド長」


「ちっ、なんでばらすんだよ。もう少しこの美少女を堪能させてもらってもよ、バチは当たらないんじゃないのか?」


 そんな心の声が駄々漏れのギンガさんの言葉に、ローザさんは拳を握ってプルプル震えていた。

 よっぽどギンガさんのことが気に入らないようだ。

 殴りたくて仕方がないといったご様子。

 でもギルド長という肩書がそれを許さなかったようだ。


「はあ・・・もういいです。ギルド長の好きにしてください。私は部屋の外で待っていますから」


 するとローザさんはすっかり殴るのを諦めたようで、肩の力を抜いて項垂れていた。

 その様子は心身共におつかれ様というものだった。

 まあ、俺もローザさんの気持ちがわからないでもない。

 予定に合わせて動いてくれない上司ほど疲れるものはないからだ。

 自分より立場が上なだけあって下手な行動はできないし、急がせようとしても言葉遣いに気をつけなければならない。

 まさにストレスのオンパレードなのだ。

 ローザさんはソファから離れると、ゆっくりと部屋の出口へと向かう。

 そして、扉を開けて出ていくかと思われたそのとき・・・!


「素直に私が出ていくと思ったか馬鹿が!」


 そう言ってローザさんは左足を軸に回転し、右拳をギンガさんへと突き出す。

 その流れるような動きは、とても素人では再現することができない滑らかさがあった。


「そんなの一度たりとも思ったことねえよ!」


 ギンガさんはそんなローザさんの反撃?を予想していのか、すでに腕を交差させて防御体勢をとっていた。

 しかし、俺はそれでは防げないと確信した。

 ローザさんのが普通の拳だったら、今のギンガさんの防御体勢でも大丈夫だろう。

 でもなあ・・・今のローザさんの拳って、ここ一帯が吹き飛ぶぐらいの力が込められているんだよなあ~。

 このままだとローザさんの拳は確実に防げない、というか死ぬと思う。

 まあ、俺としてはギンガさんが死んでもどうでもいいのだが、ここ一帯が吹き飛ばされるのだけはなんとか回避したい。

 そこで急遽、俺が仲裁役としてそこに割り込ませてもらうことにした。

 俺は素早く二人の間へと移動、ローザさんの拳を包み込むようにして両手で受けとめる。

 パシッっという音の後、言葉も出せずに固まってしまう二人。

 そして我に返る二人。


「え?」


「おいおい・・・嘘だろ?」


 俺はローザさんの拳を完璧に受けとめていた。

 俺の手の平にローザさんの拳がぶつかるその瞬間に、その勢いを全て殺し、乾いた音が鳴る程度まで押さえたのだ。


「あの・・・ケンカじゃなくて、お話しをしませんか?いろいろと聞きたいことがあるんですから」


 二人の反応を置き去りにして、俺はそう提案した。

 我ながら仲裁役としての才能があるのでは、と思ってしまった。

 それにしても、やっぱり身体能力は飛躍的に上昇しているのか。

 集中すればさっきの一瞬の時間もじっくりと観察できるし。

 そんな異常な動体視力もだけど、俺の反射速度と体の動きも最早人ではないような速さが出ていた。

 おまけに有り得ないほどの耐久力と力も。

 まさかローザさんのあの拳を耐えるだけでなく、その威力を握り潰せるほどの握力があるとは。

 でも安心してくれ。

 いくら握力が強かろうが、人の拳を握り潰したりはしない。

 さっきのローザさんの反応からもわかると思うけど、それとなく手加減はしているからだ。

 さっきはほぼ感覚的に力の調整をしたのだけど、初めてとは思えないくらいに繊細な力加減ができた。

 これも視界がスローに見えてしまうこの目と、高速で回転する思考速度があってのことだ。

 いや、割りと本当に。


「そ、そうだよ!話し合いなっ!俺もそろそろしたくなっていたところだったんだよ、な?ローザ」


「なぜ私に聞く。だが、こうしてやっとこの馬鹿も話をする気になったようだ。本当は客人として招いているのに、すまないな」


「いえっ、別にそんな大したことはしていません。お二人も、別に仲が悪いということではないのですよね?お怪我もなくてホッとしました」


 うんうん、これで一件落着かな。

 やっと落ち着いて話ができる・・・って、ギンガさん?ローザさん?


「い、良い子だ・・・しかも、可愛い」


「ああ、確かに可愛いな。それにそのような強さを持ちながらも他人を重んじるその態度、これこそ真の強者というものだな・・・」


 あれっ、二人ともいったいどうしてしまったんだ?

 そんなに俺をジッと見て・・・。


「「頼むっ!俺たち(私たち)のギルドに入ってくれ!!」」


「はあ?」


 いったい何がどうなったらそうなるんだ・・・。







進行速度が遅くてすみません・・・。

いろいろと詳しく書いていたら自然とこうなってしまいました。

ちなみに主人公は元を辿ると普通の高校生なので、高度な思考はできません。単純に自分が馬鹿なだけですが。

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